バタバタとした夏も終わった。
東京、韓国、東京、中国、東京と、2週間の間、移動続きだったのだ。
不思議だったのは、どこへ行っても雨降りで、洪水の被害が出ていたことだ。
8月25日には、韓国南部で大洪水が起こった。
釜山の写真を見ると、車が流れていく。
中国では、地すべりが起こっていた。
以下、気象庁が9月3日発表した全球異常気象監視速報である。
8月27日~9月2日に発生した世界の異常気象・気象災害は以下のとおり。
【高温】ロシア沿海州
ロシア沿海州では、暖かい高気圧に覆われ、ロシア東部のハバロフスクでは、1日の平均気温が平年値より6℃高い約23℃となり、31日、1日、2日の日最高気温は28℃に達した。
【少雨】中国大陸北東部
中国大陸北東部では、低気圧や前線の影響を受けにくく、引き続き異常少雨となり、中国吉林省の臨江では、2日までの30日間の降水量が50ミリ未満だった。(8月の月降水量平年値は158.9ミリ)
中国山東省の沂源では、この30日間の降水量が40ミリ未満だった。(8月の月降水量平年値は121.3ミリ)
【低温】関東地方~近畿地方・中国大陸東部
関東地方~近畿地方・中国東部では、北からの寒気が入りやすかったため、東京の28日の平均気温は平年値より5.8℃低い21.1℃、最高気温は平年値より7.6℃低い23.0℃だった。
中国湖北省の宜昌では、27日、28日、1日、2日の日平均気温が平年値より約5℃低い21℃となり、27日と1日の日最高気温は22℃に達しなかった。
【地すべり】中国大陸南部
中国政府によると中国南部では、貴州省や重慶市で地すべりや洪水が発生し、合わせて20人以上が死亡した。
中国重慶市の奉節では、26日~28日の3日間降水量が90ミリを超え、31日~1日の2日間降水量が100ミリに達した。
【低温・多雨】タイ北部
タイのバンコクでは、2日の日平均気温が平年値より2℃低い約27℃となり、27日の最低気温は25℃を下回った。また、対流活動が活発で異常多雨となったタイ中部のナコンラチャシーマでは、29日の降水量が約100ミリとなり、27日~2日の7日間降水量は280ミリに達した。(8月、9月の月降水量平年値は155.2ミリ、228.4ミリ)
【高温】中央アジア南部・トルコ
中央アジア南部では先週に引き続き異常高温となり、アフガニスタン北部のマザーリシャリーフでは、31日の平均気温が平年値より約5度高い34℃となり、30日、31日、1日の日最高気温は38℃を超えた。トルコ南西部のコンヤでは、27日と28日の日平均気温が平年値より約8℃高い30℃となり、両日の日最高気温は36℃を超えた。
【多雨】チェコ~ギリシャ
チェコ~ギリシャでは前線や低気圧の影響を受け、ハンガリーのブダペストでは、31日~1日の2日間降水量が60ミリに達した。(8月、9月の月降水量平年値は56.2ミリ、45.2ミリ)
また、ギリシャ南部のトリポリスでは、31日の降水量が40ミリを超え、31日~2日の3日間降水量が60ミリに達した。(8月、9月の月降水量平年値は20.5ミリ、14.3ミリ)
【少雨】スペイン及びその周辺
スペイン及びその周辺では、低気圧や前線の影響を受けにくく、スペイン北部のバリャドリードでは、2日までの30日間降水量がほとんどなかった。(8月の月降水量平年値は21.9ミリ)
【高温】メキシコ中部
メキシコのバハカリフォルニアスル州ラパスでは、30日の平均気温が約5度高い35℃となり、28日と29日の日最高気温は41℃を超えた。
【少雨】オーストラリア南東部・南西部
オーストラリア南東部・南西部では、低気圧や前線の影響を受けにくく、先週に引き続き異常少雨となった。オーストラリア南東部のハミルトン空港では、2日までの30日間降水量が30ミリ未満だった。(8月の月降水量平年値は86.3ミリ) オーストラリア南西部のオールバニーでは、この30日間の降水量が50ミリ未満だった。(8月の月降水量平年値は105.6ミリ)