
久しぶりに、筑波大学に来た。
校内を散策していたら、銅像を見つけた。
フクロウを抱いた少女の像だ。
なんとなく惹かれるものがあった。
森の少女は、何を考えているのだろうか。
9月10日から13日まで、会議や講演でけっこう疲れたが、この銅像との出会いは嬉しかった。
何気ないモニュメントだが、こうした作品を校内に置くことは、大切なことのように思う。
印象を深めるし、安らぎを与える。
今度の学会では、新しい賞の受賞式が執り行われた。
奥田節夫先生と手塚泰彦先生と久しぶりにお会いした。

年を取り、世代が交代する中で、伝えていく時間と場所があることも嬉しいことだ。
私たちは急ぐことはない。
ただひたすら準備をすることが大切だ。
これから起こると思われることが、地球の崩壊につながるかもしれない。
よく考え、よく備え、よく尽くすことが、何より重要なことだ。
そのことを若い人たちと語り合いたい。

そんな場が、学会の一つの役割なのかもしれない。