水は適度の速さで流れるのがよい。
早すぎると生産力が低くなる。
遅すぎると汚れやすい。
それなりの速さで流れている水を見るとほっとする。
人間社会の発達は、そんな自然の水の動きを変えてしまった。
そのことが厄介な問題を引き起こしている。
考えてみれば、人類の歴史は水との戦いでもあった。
水があるところに文化が生まれ、技術が育ち、国が成立してきた。
今頻発する集中豪雨は、それらを根本から変えつつある。
水が持つ恩恵と恐怖を、新たな視点から見直す時期に来ている気がする。
それぞれに合った水の流れがあるのだろう。
そんな風に生きていこう。
無理はしない。