シリアに取材に行こうとした人のパスポートを外務省が取り上げたそうだ。
驚いたことをするものだ。
今後、シリアに行こうとする人々のパスポートはすべて取り上げるつもりなのだろうか。
日本の中にファシズム的な強権の臭いがし始めている。
これも、積極的平和外交の成果なのだろうか。
それとも、単なる責任逃れなのだろうか。
面白いもので、世界は長い目で見ればバランスしている。
積極があれば、消極もある。
歴史がその答えを教えてくれる。
多くの情報を多面的に検証しないと、知らない内に戦争に巻き込まれている可能性もある。
戦争はすべてが悪いわけではない、と公言する政治家がいる。
それは勝者の言いわけだ。
敗者になれば、その戦争を憎むのだろう。
犠牲になるのは弱者である女性や子供たちだ。
戦争がよいわけがない。
もっと別のところで知恵を働かせたいものだ。
それにしても段々きな臭い世界になりつつある。
武器を輸出する積極的平和外交ではなく、犠牲者を出さないための消極的有事外交でも進めたらどうだろう。