これは富戸のマエカドで出会ったガーベラミノウミウシです。
2匹がもつれ合って産卵中のようですが、どう言う体勢なのか良く分かりませんでした。
「今見てもよく分かりませんが・・・」
ミノウミウシ類は姿や色が綺麗なのが多く、写真派ダイバーの格好の被写体になっています。
その背中のミノ(昔の人が雨の時着ていた蓑の様なので)状鰓突起は、「ウミウシガイドブック②」によると『ほとんどの種が体内にエサ由来の刺胞を持ち、なかには共生藻を持つ種類もいる。』との事です。
彼らの多くは、カヤなどのヒドロ虫類を食しているらしく、その時にヒドロ虫の刺胞をどうやってか?射出させずに飲み込み、背中のミノ状鰓突起まで体内を移動させ、先端の上下を間違えずセットするんですね!
ヒドロ虫の刺胞はちょっと触れただけで射出されてしまうのに、何時からこんなマジックみたいなテクニックを身につけたのだろうか?
自身の身を守る為に、必要は発明の母だったんでしょうね~。