平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像

2023年05月16日 23時59分26秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は、「アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」。
この映画は、ジェームズ・グレイが監督・脚本を手がけ、自身の少年時代の実体験をもとに
つくられた映画なので、ある意味事実に基づいていると言えるので、観ることにしました。
それに出演している役者も、アン・ハサウェイ、アンソニー・ホプキンス、ジェレミー・ストロングと
豪華なのでそこも惹かれた理由でもあります。


内容は、1980年、ニューヨーク。白人の中流家庭に生まれ公立学校に通う12歳の少年ポールは、
PTA会長を務める教育熱心な母エスター、働き者でユーモア溢れる父アーヴィング、私立学校に
通う優秀な兄テッドとともに何不自由なく暮らしていた。しかし近頃は家族に対していら立ちと
居心地の悪さを感じており、良き理解者である祖父アーロンだけが心を許せる存在だ。想像力豊かで
芸術に関心を持つポールは学校での集団生活にうまくなじめず、クラスの問題児である黒人生徒
ジョニーは唯一の打ち解けられる友人だった。ところがある日、ポールとジョニーの些細な悪事が
きっかけで、2人のその後は大きく分かれることになる。


時は、1980年のアメリカ。自分がリアルタイムで生きた時代。そうは言っても小学校高学年だけどね。
レーガン大統領とかは、もう懐かしい。アメリカがレーガンなら、日本は中曾根康弘首相の頃だ。
今もまだ色濃くの残る人種差別だが、この頃はもっと酷いわけだ。小学校の頃はそんなことも知らず、
自由の国アメリカと憧れたモノだが。そんなアメリカでもユダヤ人は、差別の対象。そんな差別を受けつつ、
家族を育てて、中流ではあるが資産も増やしてきた祖父が、夢見がちな主人公の少年の唯一の理解者だ。
いや、家族全体の柱である。そんな祖父と少年のやり取りが、なんとも言えず良いですね。また、主人公を
周りの大人達は、心配しヤキモキしながらも、なんとか導きたいとは思っているが、なかなか嚙み合わない。
その噛み合わなさが色々な騒動を起こしていくのである。ここでも少年の心に触れられるのは祖父のみ。
親友との友情に思い悩む少年。差別を受ける社会を憎みつつも、その中でうまく生き抜いていかなければならない。
そのためには、どうしていくのか。祖父の言動が彼を、これからも導く光になる予感。











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