平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

怪物

2023年06月03日 23時59分57秒 | 映画・ドラマ・アニメ
今日は、午前中は地元の映画館で「怪物」を観ました。是枝監督の作品だったので、
この映画は観ることにしていました。公開直前のカンヌ映画祭で脚本賞をとったので、
興行的には良いタイミングになりましたね。注目度が一気に一般の人にも広がったと
思います。それにしても、この作品も良い役者さんが揃っていますね。また、音楽が
3月に他界した坂本龍一氏が担当しているので、しっかり聴かないと。


内容は、大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、
そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きる。
それはよくある子ども同士のケンカのように見えたが、当人たちの主張は食い違い、それが
次第に社会やメディアをも巻き込んだ大事へと発展していく。そしてある嵐の朝、子どもたちが
こつ然と姿を消してしまう。
「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末を、
是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という日本を代表するクリエイターのコラボレーションで描く。


なるほどな、そういう手法で描いて、事の真実を明らかにしていく感じかと感心させられる。
実は、もっと陰湿な感じの映画で重苦しい感じかと思っていたが、そうでもなかった。
日常生活が、それぞれ目線で描かれていく。そうすると同じ事柄が違うように見えてくる。
誰が「怪物」なのか、それぞれによって違うのではないだろうか。それにしても、2人の
子そもがラスト近くに無邪気に遊ぶシーンでの音楽が、素晴らしい。さすが坂本龍一といった
ところである。映像と音楽が相まって、胸が熱くなり感動であった。せつないラストである。
良い映画であるとは思っていたが、思った以上の良さでした。









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