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ウグイスカグラ・2~無毛

 スイカズラ科スイカズラ属の「ウグイスカグラ(鶯神楽)」。本州~九州の山地に自生する落葉低木で庭木としても古くから好まれている。花期は4~6月だが立春前でも数輪チラホラと咲いていることがある。ウグイスカグラは茎や花など全体的に無毛だがヤマウグイスカグラは枝、葉、花に毛がある。
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モクレイシ

 ニシキギ科モクレイシ属の「モクレイシ(木茘枝)」。関東地方以西の海岸近くに生育する常緑小高木で雌雄異株。3~4月に葉腋に緑白色の目立たない花を咲かせ果実は晩秋に熟す。ニシキギやツルウメモドキなどニシキギ科の種子の多くは果肉状の仮種皮に包まれている。写真では赤い部分が仮種皮で種子はその中にある。
 レイシ(茘枝)はライチのことだがライチはムクロジ科。その果実のブツブツの表面が似ているということでウリ科のゴーヤがツルレイシ(蔓茘枝)と名付けられた。ゴーヤが熟すと中から赤い種子が顔を出すが、モクレイシの果実をそれに見立てて“蔓のレイシ”に対して“木のレイシ”となった。ややこしい。蛇足だが同じ音のレイシ(霊芝)はマンネンタケ科のキノコで全くの別物。
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