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クマノミズキ・1~冬芽

 九兵衛坂公園の林縁に生えている高さ3メートルほどの落葉樹。茎は直径7~8センチでまだ若木のようだ。冬芽は今まで見たことが無い形。葉はほとんど落ちて果実が出来た様子も無い。手掛かりはこの冬芽と枝の中ほどに見える対生の葉芽だけ。色々考えてこれは「クマノミズキ(熊野水木)」だと判断した。ミズキ科サンシュユ属(ミズキ属)の落葉高木で成長すると樹高は10メートル以上になる。冬芽は2個の幼芽が向かい合った裸芽だが1個だけのものもある。ミズキと同じような花を咲かせ同じような果実が出来るが、ミズキの冬芽は芽鱗に包まれているのに対してクマノミズキは裸芽になるのが面白い。
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ハマボウ・2~托葉

 大栗川遊歩道に植栽されている「ハマボウ(浜朴)」。アオイ科フヨウ属の落葉低木で名前の通り海岸近くに生育する。当地では自生は無いがここにあるのを数年前に知った。冬芽はまだ托葉に包まれた状態で徐々に剥がれて托葉痕が残る。冬芽には可愛い顔が見える。
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