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ショウジョウバカマ・1~不定芽

 シュロソウ科(←ユリ科)ショウジョウバカマ属の「ショウジョウバカマ(猩々袴)」。北海道から九州までに分布する常緑多年草で低地では3~4月に淡紅色の花を咲かせる。その色が中国の伝説上の動物の“猩々”に、根生葉が重なっている様子を袴に見立てて名付けられている。繁殖は種子によって拡がるだけでなく、2年が過ぎた葉の先端に“不定芽(無性芽)”が形成され、元の葉は次第に枯れて不定芽が地上に落ち根を出して繁殖することもある。写真は不定芽で長さは5ミリほど。
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アブラチャン・1~冬芽

 長沼公園“霧降の道”で見つけた「アブラチャン(油瀝青)」。クスノキ科クロモジ属の落葉小高木で本州~九州に分布している。雌雄異株で早春に淡黄色の小さな花を咲かせる。冬芽は昆虫の目を思わせるが、中央の尖ったものが葉芽で両側の球体が花芽になる。アブラチャンの果実には油分が多くこれを絞って灯用としていた。“チャン(chian turpentine)”とは“瀝青(れきせい)”のことで、天然のアスファルト、タール、ピッチなど、黒色の粘着性のある物質を意味している。
 さて今日は午前中に近所の緑地で植物探しをしていたが、途中から急に倦怠感が出てきて4キロ歩いたところで帰宅した。昼食後に熱を計ると37.0℃で普段よりもずいぶん高い。考えてみれば昨日ワクチン接種をしたのでその副反応なのだろう。去年の1~2回目の接種の際には接種部位の痛みがわずかにあったくらいで発熱や倦怠感は全く無かったため、今日は副反応のことはすっかり頭から消えていた。30分後に計ると36.5℃まで下がり倦怠感も無くなってきたので、今回の副反応はわずか2時間で終息した。
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