元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ノササゲ・1~神明谷戸
神明谷戸の藪で見つけた「ノササゲ(野大角豆)」。マメ科ノササゲ属のつる性多年草で秋に長さ2センチほどの黄色い蝶形花を総状に咲かせる。花は良く見掛けるがその美しい果実は地味で藪の中では目立たない。写真の莢は既に色が抜けて枯れ色だが結実後は美しい紫色でこれを見つけるのが楽しみではある。今シーズンは残念ながら見逃してしまった。
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アベマキ
平山城址公園の林内に生育している「アベマキ(棈)」。ブナ科コナラ属の落葉高木で関東地方から四国、九州の山地に自生している。樹皮はクヌギに似て樹皮は成長するとともに縦に割れ目が出来るが、クヌギよりも更にコルク層が発達し“コルククヌギ”とも呼ばれる。クヌギの樹皮は指で押しても硬いが、本種の樹皮は指で押すと弾力がある。
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ヤブデマリ・1~冬芽
長沼公園“中尾根”に生育している「ヤブデマリ(藪手毬)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉小高木で花期は4~5月。花序の中心部の両性花がありその周りに純白の装飾花がある。冬芽は水平に伸びた枝から伸びている。
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ハマボウ・3~冬芽
アオイ科フヨウ属の「ハマボウ(浜朴)」。海岸近くに生育する落葉低木で当地には自生は無くここ大栗川遊歩道で2株だけ見られる。写真は冬芽で剥がれ掛けている帽子は芽鱗ではなく托葉。茎や托葉など全体に細かい星状毛が密生している。
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ウメガサソウ・2~果実
平山城址公園の林縁に生育している「ウメガサソウ(梅笠草)」。ツツジ科(←イチヤクソウ科)イチヤクソウ属で背丈は6~7センチ。“草”の名が付いているが茎は木質化し真冬でも常緑の葉が見られるので常緑小低木に分類されている。5~6月に直径1センチほどの下向きの白い花を咲かせ秋に果実が稔る。果実は直径6~7ミリで5室からなり熟すにつれて上向きになる。
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ヌルデ・4~葉痕
南大沢八幡神社付近の道路脇に枝を伸ばしている「ヌルデ(白膠木)」。ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木で雌雄異株。名前は幹から採れる白い樹液を塗料として利用したことに由来している。明るい山野に普通に生える先駆植物で周りの樹が育ち陽当たりが悪くなると枯れてしまう。その冬芽は柔らかい毛に包まれその周りを葉痕がグルリと囲んでいる。
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ソメイヨシノ・1~冬芽
バラ科サクラ属の「ソメイヨシノ(染井吉野)」。江戸時代にエドヒガンとオオシマザクラから生み出された品種。冬芽は12~16枚の芽鱗に覆われており表面には軟毛が密生している。オオシマザクラの冬芽の芽鱗は艶があり無毛だが、エドヒガンの芽鱗には毛が密生している。
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エドヒガン
南大沢駅付近の遊歩道に植栽されている「エドヒガン(江戸彼岸)」。バラ科サクラ属の落葉高木でソメイヨシノよりやや早く彼岸の頃に開花する。冬芽の芽鱗は6~7枚では灰白色の毛が密生している。ヤマザクラやカワヅザクラの冬芽に毛が無く艶があるのに対してソメイヨシノや本種は有毛になる。
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