二匹の家のまわりに、ひつじの大群がやってきます。
牧童犬に導かれて、海を渡って見知らぬ世界へ旅立っていくのです。
のろのろひつじは、群れの中にいとこのひつじがいることに気が付いて、一緒に旅立つことを決意します。
残されたせかせかひつじは、いつまでも群れが去っていくのを見送ります。
「安定した、しかし平凡な日常をおくっている定住者が、未知の世界へ旅立つ旅人にあこがれる」
これは、児童文学ではよく取り上げられるテーマの一つです。
古くは、イギリスファンタジーの古典であるケネス・グレアムの「楽しい川辺」の第9章「旅びとたち」が有名です。
また、トールキンの「ホビットの冒険」や「指輪物語」、またその影響を受けたとされる斉藤惇夫の「冒険者たち」も、その典型的な例としてあげられます。
本作品はこれらの作品における「旅立ち」には遠く及ばないのですが、二匹の友情と別れはある程度は描けているのではないでしょうか。
牧童犬に導かれて、海を渡って見知らぬ世界へ旅立っていくのです。
のろのろひつじは、群れの中にいとこのひつじがいることに気が付いて、一緒に旅立つことを決意します。
残されたせかせかひつじは、いつまでも群れが去っていくのを見送ります。
「安定した、しかし平凡な日常をおくっている定住者が、未知の世界へ旅立つ旅人にあこがれる」
これは、児童文学ではよく取り上げられるテーマの一つです。
古くは、イギリスファンタジーの古典であるケネス・グレアムの「楽しい川辺」の第9章「旅びとたち」が有名です。
また、トールキンの「ホビットの冒険」や「指輪物語」、またその影響を受けたとされる斉藤惇夫の「冒険者たち」も、その典型的な例としてあげられます。
本作品はこれらの作品における「旅立ち」には遠く及ばないのですが、二匹の友情と別れはある程度は描けているのではないでしょうか。
のろのろひつじとせかせかひつじ (おはなしルネッサンス) | |
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理論社 |