1960年公開のフランス映画です。
ジャン=リュック・ゴダール監督によるヌーベルバーグの傑作です。
無軌道な青年の生と死を、しゃれた台詞、おしゃれなファッション、軽快な音楽、斬新な映像で描いています。
自動車泥棒の主人公は、欲望の赴くまま、車を盗み、金を盗み、女と寝ます。
挙げ句の果てには、警官を撃ち殺して追われる身になります。
車を盗みながらパリ中を逃げ回りますが、最後は女に密告されて警官に射殺されます。
どこか憎めない不思議な魅力を持つ青年を、こちらもフレッシュなジャン=ポール・ベルモントが軽快に演じています。
相手役のジーン・セバーグも、ボーイッシュなセシル・カットがよく似合っていて魅力的です。