テレビアニメとしてはSeason4で、原作のコミックスでは第5部に当たります。
ストーリーはあちこちに飛ぶので、正直言ってついていけていません。
ただ、原作もそうですが、圧倒的な絵のうまさと、スタンド使いやスタンドの戦いがは非常に迫力があって魅了されます。
かなり残酷なシーンも多いのですが、「エヴァンゲリオン」(その記事を参照してください)、「進撃の巨人」(その記事を参照してください)などと並んで、男の子(私のような年配者も含めて)がその内に秘めた野蛮な部分を解放できる貴重なアニメです。
また、原作者が比較的年齢が近いので、年配者ならではの楽しみもあります。
それは、スタンドやそれの駆使する技の名前が、クラシカル・ロックのバンド名、アルバム名、曲名になっていることです。
たくさん出てくるのですが、実際に私が気づいたものだけでも以下のようなものがあげられます。
<バンド名>
エアロスミス
ムーディー・ブルース
キング・クリムゾン
ビーチボーイズ
グレイトフル・デッド
エアロスミス
セックス・ピストルズ
メタリカ
トーキン・ヘッズ
オアシス
ブラック・サバス
ローリング・ストーンズ
<アルバム名>
ホワイト・アルバム(ビートルズ)
スティッキー・フィンガーズ(ローリング・ストーンズ)
エコーズ(ピンク・フロイド)
<曲名>
エコーズ(ピンク・フロイド)
エピタフ(キング・クリムゾン)
中でも、最後にあげたエピタフ(墓碑銘)は、キング・クリムゾンの伝説(ビートルズの「アビー・ロード」をヒットチャートの1位から転落させたと日本では紹介されていましたが、実際の全英アルバムチャートの最高位は5位なので真相は不明)のデビュー・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」の中に収められているプログレッシブ・ロックの名曲で、その暗さと重々しさは他に類を見ないほど強烈で、何度聴いてもかっこよくて痺れます。
かなり特殊な楽しみ方ですが、ジョジョの(特に若い)ファンの人たちには、これらのバンドのアルバムを聴いて欲しいと思っています。
そうすると、作者が名前に込めた意味合い(関係ないのもありますが)が分かって、より楽しいかもしれません。