VFOユニットから外したバリコンをCメーターで測定してみた
デジタルメーターなので、変化の具合が読みにくいところでは
あるが、2pFくらいの範囲でフラつきながら変化してゆく感じが
読みとれた。
100→99→98→100→98→99→97→98→97→96pFといった感じで
変化してゆくが、他のバリコンで測定してみると
100→99→98→97→96pFと綺麗に変化してゆくので、明らかに
ガリっている感じであることが伺える。
本当なら分解して綺麗に洗浄したいところではあるが、分解は
難しそうなので、シャフトの接触部分に禁断の接点復活剤を注
してクリクリしたあと、パーツクリーナーとプロパノールで当
該部分を洗浄し、エアーブローで乾燥させるという作業を何度
か繰り返したあとに再度Cメーターで変化を測定した。
完全とは行かなかったが、ほぼリニアに変化するようになった。
ただ、時々2pFくらい飛ぶこともあるが・・・
でもまあ洗浄前よりはかなり改善されたので、組み上げてみる
ことにした。
概ね組み上げたところで、電源を入れてシグナルオッシレータの
信号を受信してみると、ビート音がふらつきなく綺麗に変化する
ことが確認できた。
あとはダイヤル板と周波数の校正をして最後に送信もチェック。
CWで3Wジャストを示した。
定格どおりのパワーがでている。
(うちのパワー計が正確であると信じての話しではあるが)
パワーはしっかりでているのだが、RFメーターが30%くらいしか
振れない。
しかし、RFメーターの調整用半固定がないので、これ以上どうに
もならないみたいだ。
まあいいっか。
Eスポシーズンが終わっていることもあり、普段はほとんど信号
を聴くことができないバンドなので、毎週実施されているSSB
ロールコールを受信して様子を見てみた。
すると同じ周波数を長時間受信した後にダイヤルを動かすと、
若干のQRHが起きるようだ。
その時に、ボリュームのガリ取りと同じように、ダイヤルを
左右に大きく繰り返し動かすとQRHはなくなる。
完全に洗浄された状態ではないみたいだ。完全にするには、
新しいバリコンを使うしかないとうことかもしれないが、以前
よりはかなり良くなったので、たまに電源を入れてダイヤルを
動かしてあげるようにしてあげた方が良いだろう。
長年放置していたIC502Aだが、100%とは行かないまでも復活
しゴミ化を回避した。
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