昨日は清掃まで終わらせていたので、今日はオートチョークに電気を
流してみたところ暖まることが確認できた。
これで車両に搭載してガソリンを流せばエンジンがかかるはずである
のだが・・・
キャブにホースを繋ぐ前に、年のためコックを開いてガソリンの状態
を確認すると若干ではあるが粉のようなものが混じっていた。
フィルターの在庫が一個あったので、それを入れることにした。
600円という値段がついている。
小さい割にはいい値段だ。
そしていよいよホースを繋いでコックをRESの位置にすると、フィルター
内に一気にガソリンが流れ込んできた。
ここで心配なのは「オーバーフロー」だ。
しばらく様子を見ていると、やはりドレン付近に雫がたれてきた。
やっぱりかあ(--;)
コックをオフにして止まるのを待ったが、なかなか止まらない!
オーバーフローならコックをオフにすればじきに止まるはずだ。
ドレンボルトを締め直すと、少し雫のできる時間が長くなった。
どうやらドレンボルトの当たりが悪くてガソリンが滲んでくるようだ。
再度キャブを外してドレン穴の中を覗くと、確かに綺麗ではない。
ボルトだけ新しい物にしても、相手側との当たりが悪ければまた滲んで
くるに違いない。
一か八かで、ドレンボルトのシート部になるところに耐ガソリンの液体
ガスケットを盛ってみた。
あまり強く締め込むと切れてしまうかもしれないが、圧力のかかる部分では
ないので、うまくいけば止まるかも。
完全乾燥までには24時間くらいかかるので、今日はここまでとして、
明日以降のお楽しみとした。
昨日、不思議だったキャブヒーターだが、どうやらアイシング対策なんかでは
なく、排ガス対策のようだ。
このバイクの年式ともなれば、排ガス対策が色々と入り始めている時代だ。
キャブを暖めることで混合気のガス化を促進して完全燃焼させHCやCO2
を減らすとともに燃費も向上させようということだろう。
たった50ccのエンジンが出す排気ガスでもシビアに考えられているという
ことだ。
昭和50年代のキャブ車はインマニに温水を通したりして同様な効果を出して
いたのを思い出す。
更にはキャブとインマニの間にヒーターを入れるECSガスターボなんていう
アフターパーツも売られていたなあ。
懐かしか。。。
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