暇つぶしエンジニアリング (旧:休日限定エンジニアリング)

アマチュア無線とエンジン付オモチャいじりの日記です。

トランポに固縛用フック

2023-05-18 04:45:28 | トランスポーターは必要不可欠

新しいエブリィもトランポとして使うにはやはり固縛用のフックが

必要であるため、旧エブリィと同じ要領で簡単に付けることが可能

と思っていたのだが・・・

そう簡単にはいかなかったのでした。

 

荷室最前部は旧エブリィと同じように、シートの取付ボルトを利用

してLプレートを取り付けることができた。

これによって、取付金具のカバーは付けることができなくなったが

これは旧エブリィも同じだった。

そして、荷室の中央に位置する部分のフックを付けるのに丁度良い

ところが見つからない。

旧エブリィはシートベルトのアンカーボルトをアイボルトに付け替

えてフックとしたが、DA17はこのアンカーが荷室の床ではなく

ステップに付いているのだ。

これでは深すぎて、タイダウンベルトが床部にあたり、強く締める

ことができない。

床に新たに穴を開けることも考えたが、鉄板が薄いことと、裏に

ワッシャーをあてるにも、裏には簡単に手が入らない。

もしやと思い、シートベルトのロック機構が入っているカバーを

剥ぐってみると、使えそうなボルトで装着されていた。

このボルトをアイボルトに変更すればフックとして使えそうである。

アイボルトが縦になるように、適当なワッシャーをいれて調整する。

カバーには穴を開ける必要があるが、裏側にあるリブに沿ってカット

することで、綺麗にカットができた。

アイボルトの形状によっては、下側をもう少し切り込まなければ

うまく収まらないものもありそうなくらい、ギリギリだった。

邪魔になるほどの出っ張りもなく、良い感じにできた。

 

そして荷室の最後部だが、これは既存のボルトがなく、穴あけ加工

するしかない状態だった。

純正オプションで用意されているグランドフックは、この穴を利用

して取り付けるのだろうが、鉄板が薄い上に、バンパーを外さない

とナットを締めることができない。

そこで、Cピラーの下部で、鉄板が折れ曲がっている部分を使うこ

とにした。

この位置であれば平面の部分よりも強度がある程度期待でき、更に

はスポット溶接の跡もあるので、鉄板が二枚重ねになっているとい

うことだ。

使用した部材は、Uボルトだ。

グランドフックも考えたが、Dリングがカチャカチャとうるさくな

りそうなので、少々出っ張りはできるが、Uボルトを付けることに

した。

穴開けしたところは、防錆剤を塗布しておいたが、Uボルトを入れ

た時点で擦れて剥がれているだろう(笑)

そして、内張りを外したついでに、よく腐って穴が開くリヤフェン

ダーの裏側に、ラストガードを吹き付けおいた。

フックは無事に付けることができた。

裏側にもプレートを入れて補強してみた。

かなり力を入れてもフワフワした感じはないが、ラチェットタイ

ダウンで締めるには、締めすぎに注意が必要だろう。

そんなこんなで、バイクを積むのに最低限の準備はできた。


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