ナショナルの古い鉛筆削り、おそらく半世
紀は経っているものだ。
型番はKP5 名前はペンナーというらしい。
この古い鉛筆削りを使って一度に20本以
上の鉛筆を削ったら突然動かなくなってし
まった。
このまま捨てるのも何だか気が引けるし、
昔のものだから意外と直るかもと思い中を
開けてみた。
順に電圧を追って行くと、コイルに入ると
ころまでは電気が来ている。
コイルの中で焼き切れているのか、エナメ
ルが溶けてレアショートか?
しかし、それらしい臭いも形跡もない。
諦めかけたとき、なにやら二つのネジがあ
ることに気づいた。
どうやらここに板ヒューズかついていたら
しい跡があった。
残骸が少しだけ残っていたのだ。
5Aの表示がある部分もあった。
板ヒューズは持っていないので、代替えの
ヒューズとして、ブレードヒューズをネジ
に直付けするという少々乱暴な付け方をし
た。
これで動くようになったので、ゴミとなら
ずにすみました。
パネルにあるパイロットランプは削り終わ
った時に点灯するものだが、この仕組みが
超アナログというか、幼稚な仕組みで、鉛
筆の先が尖ってきて奥に突き出たら、マイ
クロスイッチを押してランプが点くという
ものだった。
どうせなら同時にモーターも止まるように
なっていれば少しは高度な仕組みに見える
のに。さすがのナショナル製でも50年以上
前だとこんなもんか。
まあ、それほど凝ったものにする必要もな
かったのかもしれないし、簡単な構造のお
陰で、こうしてゴミにならずにも済んだの
も確かだ。
今の物って簡単に直せないし、買った方が
安いものも多い。
つまらない時代だ。
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