慶應MCCクロシング 前野隆司「幸福経営学」第1回<全編>
『ビッグモーター、ジャニーズ、宝塚歌劇、いずれも全時代の体質を引きずりながらも結果をだしてきた企業が今、窮地に立たされている!』幸福経営学は、これら多くの企業が抱える課題を解決できるのか?そして、社員の幸福を追求する企業がスタンダードになる日は来るのか?
まず、今回画像データとして引用させていただいてきる、「幸福感とパフォーマンスの関係」を見てください。
あなたが経営者だとして、この数値から何を感じますか?
この動画の中で、幸福研究の第一人者、慶応大学MCCクロシング 前野隆司氏が引用している、
ハーバードビジネスレビュー2012のデータです。
幸福感とパフォーマンスの関係には相関があり、幸福感の高い社員は、
創造性は3倍、生産性は31%、売り上げは37%ほど高くなります。
さらに、欠勤率が41%低く、離職率が59%低く、業務上の事故が71%少なくなると言う、
アメリカの研修結果が明らかになっています。(ハーバードビジネレスビュー2012より引用)
日本の論文でもないかと探しましたが、関連の論文を1つだけ見つけました。
多職種連携の実態と主観的幸福感の関係
― 幸福な専門職はチーム医療に「協力」する ―です。
こちらも、パフォーマンスが高くなること、他業種連携の協力も積極的になることが報告されていました。
ちなみに、幸福学は、決して新興宗教ではありませんので、あしからず。(^_-)-☆
経営者が抱える2大経営課題は、「市場変化への適応と競争力の維持」そして、「人事の問題人材の確保と維持」です。
この数値から見えてくることは、最も困難で複雑、多くの経営者が解決したいが、膨大なリソースと時間をかけても解決しない、
大きな課題を、シンプルに社員の幸福感を高めるだけで、解決できてしまうという可能性を示しています。
参考書籍:平本 あきお 前野 隆司『アドラー心理額×幸福額でつかむ 幸せに生きる方法』
ビッグモーター、ジャニーズ、宝塚歌劇、いずれも前時代の経営体質を引きずりながらも結果をだしてきた企業が今、窮地に立たされています!
この3社には共通している事があります、3社とも、圧倒的な成果を上げてはいるが、経営手法が、前時代のままの経営手法であると言うことです。
行き過ぎた、利益至上主義であったり、行き過ぎた上下関係によるパワハラであったり、致命的問題を抱えていたにも関わらず、認識が非常甘く、
コンプライアンスやガバナンスの改革に十分に取り組んでこなかった事です。
もっとも、経営陣が今の時代、コンプライアンスや、ガバナンスを全く考えていなかったとか、認識していなかったとい言うことは、絶対にないと思います。
直接取材をしたわけではないので、あくまでも想像で、私の考えでしかありませんが、
取り組みが、業績向上などの攻めの経営戦略と比較して、同じ熱量をかけての取り組みではなかったのだと思います。
3社に共通するキーワードに「ハラスメント」という言葉が当てはまることに、異論を唱える人は少ないと思います。
そして、社員、従業員、業務委託契約者とは名ばかりの契約社員に対しての、圧倒的な上下関係から来る、圧力による支配です。
この3社に携わる人の中にももちろん、仕事のやり甲斐や、感謝の感情を持って、働いていた方もいるとは思いますが、
多くの方は、過大なプレッシャーと、理不尽な対応の中、幸福感とは大きく隔たった状態で働かれていたのではないでしょうか?
この状態を、長い間変えられずに問題が露見して回避不能になってしまうまで、継続してしまった大きな原因のひとつに、
大きな業績の成功が上げられるでしょう。
経営の状態が非常に良かったことから、経営陣のやり方に異を唱える人は出てこなかったし、
例え出てきても、一蹴されて背景があったのではないでしょうか。
これらのことをまだまだ対岸の火事と傍観している企業が大半だと思いますが、立て続けに3件も、各業界ではナンバーワンといえる、
リーディングカンパニーの不祥事は、本当に偶然と言えるものなのでしょうか?
現在もマスコミを騒がせている、日本大学アメフト部の大麻に関係する不祥事ですが、思い出されることはないでしょうか?
近年立て続けに問題になった、スポーツ界で吹き荒れた、数々の不祥事やパワハラ疑惑、セクハラ疑惑の問題や暴力による指導などの問題。
相撲界、レスリング、競泳、女子柔道、アメリカンフットボール、高校サッカーなど多くの団体で発生し、以前は結果が出ていれば問題にされにくかった、
有名指導者も、排除されることとなりました。
その後、問題になった各スポーツ団体のみならず、競技スポーツの指導のやり方は見直されてきています。
有名なところでは、駅伝の青山大学駅伝部や、高校野球の仙台育英高校の心理学の手法を取り入れた、
フラットな関係性をベースにした、選手の自分軸を尊重し、権限を移譲して裁量を与え、
自らが自らをマネジメントしていく手法の指導の方法が主流となりつつあります。
水泳、ゴルフ、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、体操男女
ラグビー、卓球、多くの協議で世界で勝てる選手が増えてきているのは、きっと偶然ではないと思っています。
先に取り上げた、ビジネスの世界の問題も、スポーツの問題も、時代の変化による情報の民主化と
SNSなどの個人の情報発信力の変化と切り離せないところにあり、
経営者と従業員、指導者と選手間の、情報の質や量の違いがなくなったことによって、
マネジメントや、指導方法の大きな変革が求めらていると考えられます。
たての人間関係から、横の人間関係、過去の成功体験に基づく一貫した指導法から、
科学的根拠に基づく再現性の高い、個別の才能を伸ばす方向での詳細精密な自主性に重点を置いた寄りそう指導と言うことだと考えます。
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『企業文化の醸成や、変革は、リーダの心の言葉を言語化することから始まる』リーダーの言葉に影響力を持たせるには、リーダーが自己受容していることが前提となる。
自分の、出来ているところ、良い所も、出来ていない不足しているところも、「すべて自分」と受け入れることを、自己受容といい、理想の自分と比べない、自分を否定しないことが、自己受容するための重要なポイントとなってくる。このことが出来ていると人間は、本能で自然と前に進んでいくエネルギーに満ち溢れるようになる。
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ブログ 【チョー楽しいメンタルフローな組織創り】
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