ここらでいつものように血統傾向を↓

【SS系】
その産駒を有馬記念に送り込んだのは95年のジェニュインが初めて。
結果、「外れ馬券が風に舞って、馬が驚いてしまい」10着。
以来、なかなか勝つことが出来ずにいたSS系。
その初勝利は01年のマンハッタンスカイまで待たねばならない。
ジェニュイン以降の13年間での成績は、父で5-6-8、母父で2着1回。
その5勝のうち4勝をここ5年でのもの。
過去5年では、父で4-3-5、母父を含めれば4-4-5と、殆ど独占禁止法違反状態。
そして、その配合相手の内訳は↓
・×トニービン:1-1-1(リンカーン2回とハーツクライ1回)
・×ノーザン系:1-3-3(ディープインパクト、ダイワメジャーが各2回)
・×ミスプロ系:1-0-1(ゼンノロブロイ2回)
また、SS二代目はここまでアグネスタキオン2着、マーベラスサンデーの3着と2回しかない。
そろそろ世代交代しても、おかしくはない頃だ。
同様に、ここまで2着1回しかない母父SSだが、母父SSは最近のトレンドであるので要注意。
【ロベルト系】
過去5年では、1勝のみのロベルト系だが、94年ナリタブライアン以降の15年間で、7-0-1。
なかなか勝ち切れなかったSS系とは異なり、「頭あってヒモなし」パターンである。
近年ではSS系に押されているロベルト系だが、ここ最近の流れを見るとロベルト系復活の兆しが窺える。
鳴尾記念1着…サクラメガワンダー
JC1着…スクリーンヒーロー
朝日杯1着…セイウンワンダー
と、ここまで泣かず飛ばずだったグラスワンダー産駒がここに来てブレイク。
しかも配合相手は全てSSだ。
この勢いでもう一丁!はあるのだろうか?
参考までに↓
【グラスワンダー産駒の重賞成績】
04年:1-0-0-8
・フェリシア…フェアリーS1着
05年:1-1-0-24
・サクラメガワンダー…ラジオたんぱ1着
・フェリシア…ファルコンS2着
06年:5-0-4-20
・マイネルスケルツィ…きさらぎ賞3着/NZT1着/京成杯AH3着/阪神C3着
・オースミグラスワン…新潟大賞典1着
・マイネルレーニア…新潟2歳S3着/京王杯2歳S1着
・サクラメガワンダー…鳴尾記念1着
・マルカラスカル…中山大障害1着
07年:1-3-8-30
・マイネルスケルツィ…京都金杯1着/マイラーズC3着
・サクラメガワンダー…京都金杯3着/函館記念3着/札幌記念3着
・シルクネクサス…AJC3着/中京記念2着/オールカマー2着
・マイネルレーニア…アーリントンC3着
・スクリーンヒーロー…ラジオNIKKEI2着/セントライト記念3着
・マルカラスカル…中山大障害3着
08年:8-0-3-23
・シルクネクサス…小倉大賞典3着
・レーザーズエッジ…ダイヤモンドS3着
・マルカラスカル…中山GJ1着
・マイネルローゼン…京都新聞3着
・オースミグラスワン…新潟大賞典1着
・セイウンワンダー…新潟2歳S1着/朝日杯1着
・マイネルレーニア…スワンS1着
・スクリーヒーロー…ア共杯1着/JC1着
・サクラメガワンダー…鳴尾記念1着
初年度からの5年間の重賞実績は16-4-15-105。
と、有馬記念でのロベルト系と同じ「頭あってヒモなし」であるのが面白い。
よって、スクリーンヒーローに色気がある方には、頭から買うことをオススメします。
=つづく=