☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

有馬の法則14~都市伝説2

2008-12-25 23:00:00 | 長距離血統の法則
なかなかいい線をいっていたのに、今年は全く用はない『1番人気の武豊は勝てない!』という都市伝説。

だが、そんなことでへこたれる競馬オヤジたちではありません。
オヤジたちが実しやかに囁き合うもう一つの都市伝説―。

『1番人気の1枠1番は勝てない!』

おそらくこれは、『秋天の1番人気の1枠1番は勝てない!』という伝説から応用したものだと推測されます。

が、本当にそうなのか?
早速調べてみた↓

なるほど、過去20年で1枠1番が1番人気になったのは計4回。
そのうち1回しか勝っていない。
確かにオヤジたちの言うとおりだ。

が、残念ながら、今回もまたこの伝説は役に立ちません。

なぜなら、今年の1枠1番はカワカミプリンセスで、そこそこの穴人気にはなるでしょうけど、まさか1番人気にはならないだろうから。

惜しいなあ。


=つづく=

有馬の法則13~都市伝説

2008-12-25 22:00:00 | 長距離血統の法則
府中の杜には魔物が棲んでいる―

とは、競馬オヤジたちの間で既に定説化されていて、秋天になると1番人気を蹴飛ばして買うのがお決まりの約束で、結局オケラ街道を歩くハメになってしまうのは毎年のこと。

そんな競馬オヤジたちが実しやかに囁き合い、そして信じ込んでいる、有馬記念にまつわる、ある都市伝説をご存知ですか?

こちら↓
1番人気の武豊は勝てない!

本当にそうなのか?
早速調べてみた↓

過去20年で2-7-1の武豊。
なるほど、オヤジたちが言うように確かに1番人気では、ディープインパクトでしか勝っていない。
しかも、そのディープも前年では2着で、当時、誰が見ても負けっこないと思われていたあのメジロマックイーンですらも2着に負けている。

いままでロクな都市伝説しかなかったオヤジたちですが、たまにはなかなかいい伝説を提供してくれるのです。

ですが、今年の武はメイショウサムソン。
まさか1番人気にはなりはすまい。
よって、折角、信じることができそうだったこの都市伝説ですが、今年は全く役に立ちません。

残念!!


=つづく=

有馬の法則12~デスナンバー

2008-12-25 21:00:00 | 長距離血統の法則
秋天のデスナンバーは③・⑪・⑰である。
内枠有利といわれる東京芝2000mで③番は過去20年一度も3着以内に来ていない。

有馬記念が行なわれる中山芝2500mには、枠順の有利不利はあるのだろうか?
そして、そこにはデスナンバーが存在するのであろうか?

調べてみた↓


で、集計してみた↓

どうやら枠順の有利不利はないようである。

が、いわゆる出目を語る場合には、毎年の出走頭数が異なるので、枠ではなく馬番別について語らなければならない。

こちら↓


勝率№1の馬番は、3勝を上げている馬番④と⑨
④エアジパング
⑨マツリダゴッホ
連覇の期待がかかるゴッホにとっては、心強い。
しかも連対率20%、3着以内率30%と三連系には持って来いの馬番だ。
また、エアジパングのそれはゴッホを上回るものなので、穴を狙うのならここからか?

三連系といえば、連対率、3着以内率でトップの①番がオススメ。

一方、ゴッホと人気を分け合うであろうダイワスカーレットは、なんとデスナンバーの一つである⑬番を引いてしまった。
2着2回、3着1回はあるものの、未勝利である。
買うならヒモの方がよさそうだ。



=つづく=

有馬の法則11~長距離王

2008-12-25 20:00:00 | 長距離血統の法則
中距離馬の範疇といわれる中山芝2500m―
でもやっぱり長距離血統の活躍が目立った。
果たして、長距離血統は何なのか?というみなさまからの熱い要望にお応えし、今回は誰からも見向きされなくなったにもかかわらず、シコシコと取り続けていた例のモノを公開します。


こちら↓
☆長距離王ランキング ベスト10☆
*対象:先週までに行なわれた芝2500m以上戦

【父部門】

2位:グラスワンダー⇒スクリーンヒーロー
3位:ステイゴールド⇒ドリームジャーニー
5位:アグネスタキオン⇒ダイワスカーレット
7位:アドマイヤベガ⇒アルナスライン
8位:SS⇒エアシェイディ/マツリダゴッホ
10位:エルコンドルパサー⇒エアジパング


【母父部門】

1位:リアルシャダイ⇒フローテーション
2位:SS⇒スクリーンヒーロー/アサクサキングス
3位:トニービン⇒アドマイヤモナーク
5位:ヘイロー⇒エアジパング
9位:メジロマックイーン⇒ドリームジャーニー
10位:ノーザンテースト⇒エアシェイディ/ダイワスカーレット

ここで、父、母父がともにトップ10入りしている馬、即ち、産まれつきの長距離戦のエリートをまと

スクリーンヒーロー(父1位・母父2位)
ドリームジャーニー(父3位・母父9位)
ダイワスカーレット(父5位・母父10位)
エアジパング(父10位・母父5位)
エアシェイディ(父8位・母父10位)



最後に、長距離戦で大切なもう一つの要素である騎手部門トップ10!
【騎手部門】

そして、このトップ10ジョッキーの有馬記念の騎乗馬は↓
1位:横山典弘⇒カワカミプリンセス
2位:安藤勝己⇒ダイワスカーレット
8位:蛯名正義⇒マツリダゴッホ

となれば、長距離王ランキングからのイチオシは、

★ダイワスカーレット(父5位・母父10位・騎手2位)
と、なるのである。

本当は買いたくないけど、自分でコツコツと積み重ねてきたデータを信じないわけにもいかないので、買っとくかな。
つまらんなあ。

ちなみに、中山芝2500mが上手い上手い、といわれている蛯名ですが大事なことを忘れてはいけません。
ヤツにはESPという必殺技があることを。
まあ、2500mだから、出遅れたとしても焦って前に付ける必要はないですからね。
納得といえば納得。
でも、長距離戦では絶対的にノリ>蛯名だと思うどなあ。

また、参考までに、上記以外の有馬記念出場騎手の長距離ランキングを紹介しておきます。

藤田伸二:12位T(2-2-2)…エアジパング
四位洋文:16位(1-3-1)…アサクサキングス
川田将雅:21位T(1-1-1)…アドマイヤモナーク
後藤浩輝:21位T(1-1-1)…エアシェイディ
松岡正海:21位T(1-1-1)…コスモバルク
池添謙一:29位T(1-0-1)…ドリームジャーニー
武豊:38位(0-2-2)…メイショウサムソン
ペリエ:48位T(0-1-0)…アルナスライン
デムーロ:57位T(0-0-1)…スクリーンヒーロー
ルメール:57位T(0-0-1)…フローテーション
柴田善臣:57位T(0-0-1)…ベンチャーナイン


=つづく=


有馬の法則10~中山芝2500m血統傾向

2008-12-25 19:00:00 | 長距離血統の法則
コーナーを6回周る中山芝2500mは、途中で息が入りやすいので中距離馬でもこなせるといわれているが、今年行なわれた中山芝2500mの血統傾向を見てみると…

やっぱり、そこは長距離血統に一日の長があるようだ。
長距離戦でお馴染みの血統がズラリと名を連ねている。
そして、その中には有馬記念と相性の好い「リボー系」を持つ馬が多く見受けられる。

・ダンスインザダーク…BTMキートゥザミント
・マンハッタンカフェ…母父ローソサエティ
・ゴーフォージン
・エンドスウィープ…父フォーティーナイナーの母父がトムロルフ
・ベルボライド…母父グロースターク
・ジャワゴールド
・ドリームウェル…母父父ホイストザフラッグ
・エルコンドルパサー…父キングマンボのBTMプルーヴアウト
・ブライアンズタイム…母父グロースターク

とこのように、リボー系は有馬記念と相性が好いというよりも、むしろ中山芝2500m自体と相性が好いのかもしれない。

=つづく=

有馬の法則9~中山芝血統傾向

2008-12-25 18:00:00 | 長距離血統の法則
既に、あちこちのメディアに書かれているのでご存知の方も多いと思いますが、今の中山の芝は例年に比べてかなり時計が掛かるらしい。

ということは、キレ味勝負が身上である大部分のSS系にとっては不利となり、対してロベルト系、ノーザン系などのパワー型血統に有利となる。

現に先週の中山芝コースの血統傾向を見てみると…

・SS系:4-3-1
・ロベルト系:3-1-2
・ノーザン系:3-2-1
・ミスプロ系:0-3-5

と、SS系も活躍しているが、その中身を見てみれば、マンハッタンカフェやアドマイヤベガといった、いわゆる「鈍足タイプ」のSSが好走していることが分かる。

ならば、過去5年の血統傾向で独禁法違反状態のSS系だが、付け入る隙はあるはずだ!


=つづく=

有馬の法則8~復活の兆し

2008-12-25 12:42:59 | 長距離血統の法則
ここらでいつものように血統傾向を↓

【SS系】
その産駒を有馬記念に送り込んだのは95年のジェニュインが初めて。
結果、「外れ馬券が風に舞って、馬が驚いてしまい」10着。
以来、なかなか勝つことが出来ずにいたSS系。
その初勝利は01年のマンハッタンスカイまで待たねばならない。
ジェニュイン以降の13年間での成績は、父で5-6-8、母父で2着1回。
その5勝のうち4勝をここ5年でのもの。
過去5年では、父で4-3-5、母父を含めれば4-4-5と、殆ど独占禁止法違反状態。

そして、その配合相手の内訳は↓
・×トニービン:1-1-1(リンカーン2回とハーツクライ1回)
・×ノーザン系:1-3-3(ディープインパクト、ダイワメジャーが各2回)
・×ミスプロ系:1-0-1(ゼンノロブロイ2回)

また、SS二代目はここまでアグネスタキオン2着、マーベラスサンデーの3着と2回しかない。
そろそろ世代交代しても、おかしくはない頃だ。
同様に、ここまで2着1回しかない母父SSだが、母父SSは最近のトレンドであるので要注意。


【ロベルト系】
過去5年では、1勝のみのロベルト系だが、94年ナリタブライアン以降の15年間で、7-0-1。
なかなか勝ち切れなかったSS系とは異なり、「頭あってヒモなし」パターンである。

近年ではSS系に押されているロベルト系だが、ここ最近の流れを見るとロベルト系復活の兆しが窺える。

鳴尾記念1着…サクラメガワンダー

JC1着…スクリーンヒーロー

朝日杯1着…セイウンワンダー

と、ここまで泣かず飛ばずだったグラスワンダー産駒がここに来てブレイク。
しかも配合相手は全てSSだ。
この勢いでもう一丁!はあるのだろうか?

参考までに↓
【グラスワンダー産駒の重賞成績】
04年:1-0-0-8
・フェリシア…フェアリーS1着

05年:1-1-0-24
・サクラメガワンダー…ラジオたんぱ1着
・フェリシア…ファルコンS2着

06年:5-0-4-20
・マイネルスケルツィ…きさらぎ賞3着/NZT1着/京成杯AH3着/阪神C3着
・オースミグラスワン…新潟大賞典1着
・マイネルレーニア…新潟2歳S3着/京王杯2歳S1着
・サクラメガワンダー…鳴尾記念1着
・マルカラスカル…中山大障害1着

07年:1-3-8-30
・マイネルスケルツィ…京都金杯1着/マイラーズC3着
・サクラメガワンダー…京都金杯3着/函館記念3着/札幌記念3着
・シルクネクサス…AJC3着/中京記念2着/オールカマー2着
・マイネルレーニア…アーリントンC3着
・スクリーンヒーロー…ラジオNIKKEI2着/セントライト記念3着
・マルカラスカル…中山大障害3着

08年:8-0-3-23
・シルクネクサス…小倉大賞典3着
・レーザーズエッジ…ダイヤモンドS3着
・マルカラスカル…中山GJ1着
・マイネルローゼン…京都新聞3着
・オースミグラスワン…新潟大賞典1着
・セイウンワンダー…新潟2歳S1着/朝日杯1着
・マイネルレーニア…スワンS1着
・スクリーヒーロー…ア共杯1着/JC1着
・サクラメガワンダー…鳴尾記念1着

初年度からの5年間の重賞実績は16-4-15-105。
と、有馬記念でのロベルト系と同じ「頭あってヒモなし」であるのが面白い。
よって、スクリーンヒーローに色気がある方には、頭から買うことをオススメします。

=つづく=