@013【絵に描いた餅】
絵に描いた餅
【意味】実際には何の役にも立たないことのたとえ。また、実現する見込みがないことのたとえ。
人類はまず餅の絵を描く。絵を描いた時点では何の役にもたたないし、実現する見込みがないことは多い。正に「絵に描いた餅」である。しかし人類は描いた餅が実現するように努力するのだ。例えば19世紀までは、「月に行く」というのは「絵に描いた餅」であった。しかし宇宙に行くためには何が必要かを考え、そのひとつひとつを実現していき、とうとう20世紀に月に行ったのである。もし「月に行く」という絵を誰も描かなければ、今でも月は未開の場所のままだ。
このことは個人にも言えるのではないだろうか。初めは「絵に描いた餅」であっても、努力することで一歩一歩実現に近づく。たとえ実現しなかったとしても、努力の過程で得られものは多い。
「絵に描いた餅」と一笑しないで、しっかりと絵を描こうではないか。
(2018/1/4)
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