アレグロ・モレラート

アマチュアチェロ弾き/時々ピアノ

世界遺産で聴く、チェロの調べ

2014-06-26 19:16:00 | コンサート
昨日、ならまちにある世界遺産・元興寺(がんごうじ)で
伊東裕くんのチェロを聴いてきました


今週末まで奈良で開催中の「ムジークフェストなら」の催しです。

元興寺は南都七大寺のひとつで、蘇我馬子が飛鳥に建立した
日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身です。


奈良時代には近隣の東大寺、興福寺と並ぶ大寺院でした。

1998年12月に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されています。

2時開演ですが、早めに着いてお寺の向かいの
囲炉裏ダイニングでランチ。



お味も量も大満足。

この日の演奏は元興寺の禅室という大きな畳の部屋でありました。

と、いうことは、一応基本的には正座してくださいということです。

でも、みんな足を前に伸ばしたり、体育の三角座りしてました。





禅室の中はクーラーもありません。ピアノも置けないので電子ピアノ
持ち込みです。


伴奏は田口友子先生。

藝大四年生になった伊東裕くん。高校生の頃より
一回り体格も大きくなった気がしました。


まず、バッハの無伴奏4番のサラバンド。最初の音でもう痺れてしまいました。

これぞ裕くんの世界♪

続いてジーグ。

バッハをずっとずっと聴いていたかったですが、

次はリゲティの無伴奏ソナタ。

リゲティはハンガリー系のユダヤ人で、この曲は1968年に作曲されました。

初めて聞いた曲でしたが、いかにも現代曲という感じではなく、なかなか面白い曲でした。

続いてブラームスのチェロソナタ1番。裕くんの奏でるメロディの甘美なこと!

あ~、この幸せな時間がずっと続けば、、と思いながら
聴いていましたが、アンコールです。


アンコールポッパーの妖精の踊り。

素晴らしいテクニックに見とれているうちに、終演。

次はいつ裕くんの演奏が聴けるかな。

厚かましく、裕くんと一緒に写真を撮っていただきました。





境内には桔梗が咲いていました。

にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする