幼馴染

トップ写真、荒れて薄暗い庭から明りを求めて這出でてきたツルニチソウ、廃屋の崩れた塀を覆い隠すように蔓延っている。艶やかな生き生きしたこの葉の栄養源は落ちた夏ミカンだろうか、薄紫の花が所々に咲き始めていた。

昨日は幼馴染3人でお昼ご飯を食べてから映画を見る、集合は村から出てくる彼女が分かりやすい場所と言うので高知駅北口11時半と言う約束だった。
なのに駅の南、高見山の麓に住む彼女は、10時過ぎにもう駅の近くに来ているとの電話。『あんた、何ぼ言うたっち早いやいか』「あんたところに行こうと思うて、大通りまで迎えに来て」なんて言われてもまだ準備もしてない私、変わり映えはせんでもちょっとぐらい化粧もせんとねえ。慌てて準備して大通りに出る。
駅までまっすぐ見渡せる。が、彼女らしき姿は見えない。
駅の近くまで行って電話してみる。何と違う方向に行っているとの返事。

おおのう。。『そこに居りや迎えに行くき』エプロンのまま出てこなくてよかったと思いながら、彼女を連れて家でもう一人の友達を待つことにした。↓駅北口広場と新しく国の出先機関の庁舎を建築中。長いクレーンが目立っていた。
　　　　　　　　
村から出てくる彼女にも電話しておかないといかんと電話する、まだやき近くに行ったら電話する。と言うことでお茶飲みながら待っていたら、「もう角まで来た」えぇぇ～という間もなく到着。丁度この日はお隣の空き地に工事中の車が入って車も止められないし、慌てて車に乗り込み出発。
大通りに出たら財布忘れたことに気づく何時もと違うバッグにしたのが間違いの元やった。えいわ映画代もいらんし（チケットが余っていると言うことで誘われた映画でどんな内容かも知らなかった）
けんど食事。。と私。友達が出してやるわと言ってくれるがそれはいかんき貸しちょいてあんた所ならすぐ返しに行けるしと、麓に住む友達に借りることとする。

食事はコーヒー付きでなかった。『あの～お金の無い私が言うがもなんやけんど。。』そこは、何でも分かった友達「なんぜコーヒーかね。頼みや」と言うことでコーヒー飲んでゆっくりしてから美術館に出向く。
　　
なぜ彼が有無を言わさずいきなり銃を使ったか、それが古いドイツ製の銃と言うことが最後に分かると言うストーリで、悲惨な戦争に心が重くなっていた最後にちょっとほっとすると言うのが救いだった。実話から生まれた希望の物語とパンフレットに書かれている。
第二次世界大戦、そんな前ではない、私の生まれる少し前のこと。
帰り送ってやると言う友達に、もう遅くなるので早く帰り、電車で帰るからと言ってお金がない事に気づく（汗）又電車賃借りて帰ってくる（大汗）
幼馴染それぞれ性格の違う友達だが、何となく続いている付き合い。