千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

九蔵(九段北)の「九蔵の粕漬 全種詰め合わせ」

2013年02月07日 | 和食
【平成25年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「九蔵」は昨年九段北一丁目にオープンした店で「魚の粕漬」を製造販売しています。工場が主体で通信販売中心のようですが、ご覧の店頭でも購入は可能です。店頭に店員さんは居ないのでインターホンで呼び出します



 健康への配慮から最近では塩分その他の調味料の摂取を敬遠する傾向が広まっていますが、発酵食品でなければ得られぬ妙味があります。
 こちらの店の粕漬けの特徴は、「魚、酒粕、砂糖、塩のみを原材料とした昔ながらのシンプルな製法」「酒粕の味を食材の芯部までしっかりと染み込ませる濃厚な味付け」「魚の持つ風味を損なわないサイズの切り身」にあるそうです。
 「九蔵の粕漬 全種詰め合わせ」は、「銀だら粕漬1きれ」「さわら粕漬1きれ」「かれい粕漬1きれ」「ほたて貝粕漬1袋(3粒入り)」「い か粕漬1まい(げそ付き)」で構成されています。




 まず、「銀だら粕漬」は、脂身が豊富で酒粕の濃厚な風味と特に相性がよい逸品です。自然の甘みがあってとても美味です



 「さわら粕漬」は、淡白な白身魚の持ち味を保ちつつ、酒粕の甘味と塩気が取り込まれ、濃密でありながら口当たりのよい食感を生み出しています。



 「かれい粕漬」は、ふっくらした繊維を持つかれいの身の柔らかさを保ちつつ濃密な味が蓄えられています。



 「いか粕漬」は、いかの持つ旨味を酒粕と引き合わせることで、豊熟な味わいを生み出しています。



 「ほたて貝粕漬」は、 噛めば噛むほど貝柱の味がじわりと染み出る逸品です。



★九蔵
  所在:千代田区九段北1-9-13
  電話:03-6268-9211
  品代:九蔵の粕漬 全種詰め合わせ3,600円

ミート矢澤(丸の内)の「恵方巻ロール」

2013年02月03日 | 洋食
【平成25年2月3日 調査・登録】
 今日は節分です。節分といえば「豆まき」が定番ですが、その年の恵方(今年は南南東)に向かって幸運を念じつつ「恵方巻」をガブリと丸かじりすると福の神の祝福があるとも言い伝えられています。
 《平成24年の恵方巻の調査・登録:沼津魚がし鮨の魚がし特上恵方巻
 《平成23年の恵方巻の調査・登録:藤兵衛の恵方巻
 《平成22年の恵方巻の調査・登録:築地すし好の天然本鮪使用特製恵方巻
 《平成21年の恵方巻の調査・登録:江戸之家の恵方巻
 《平成20年の恵方巻の調査・登録:肉の万世の肉入り恵方巻
 《平成19年の恵方巻の調査・登録:神田志乃多寿司の恵方寿司

 こちらの店「ミート矢澤」は、大丸東京店に昨年8月22日にオープンした「ほっぺタウン」の中にある全長60mにも及ぶ「お弁当ストリート」にあります。なお、「ミート矢澤」の本社は五反田にある最高級黒毛和牛専門店です。
 《前回のこちらの店の調査・登録:極味弁当


 「恵方巻ロール」は、たっぷりの黒毛和牛ローストビーフ・ベーコン・アボガド・モッツアレラチーズ・オムレツ・トマト・サンチュの7種の具材を食パンと板海苔でラップしたスペシャルサンドです。コブドレッシングとタルタルそしてフレンチマスタードが効き、実に美味です。幸運を願ってガブリ!





★ミート矢澤 大丸東京店
  所在:千代田区丸の内1-9-1
  電話:03-3212-8011(大丸東京店代表)
  品代:恵方巻ロール1,980円

雲林坊(神田須田町)の「汁なし担担麺」 「麻婆豆腐ご飯セット」

2013年02月02日 | 中華
【平成25年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「雲林坊」は、「神田雲林」の姉妹店で担担麺・陳麻婆豆腐の専門店です。昨年閉店したラーメン店「山形家」の後地に昨年5月オープンしました。


 こちらは「本場成都の汁なし担担麺」です。担々麺に使う麺は「神田雲林」同様に全粒粉で、汁ありには細麺、汁なしには太麺とそれぞれ違う配合の麺が使われます。十分に混ぜてからいただきますが、ナッツなどの食感とともに、とても美味しい辛さと痺れを感じます。




 こちらは「神田雲林特製 麻婆豆腐ご飯セット」です。使用されている豆板醤は3種類を独自にブレンドして香りと奥深い味が作り出されています。とても強い辛さを感じますが、奥行きのある味わい深い辛さです。



★雲林坊 秋葉原店
  所在:千代田区神田須田町2-12
  電話:03-3252-8088
  品代:本場成都の汁なし担担麺800円、神田雲林特製 麻婆豆腐ご飯セット900円