孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

「孫文さんの“北京の隠れ部屋”」を「孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”」に変更しました。

歴史秘話 外務省研修所 知られざる歩みと実態

2020年05月23日 16時16分16秒 | 良書紹介

歴史秘話 外務省研修所 知られざる歩みと実態 
著者 片山和之

著者は、外務省研修所の所長(大使)で、北京で経済公使、ベルギーで次席公使、デトロイト総領事、上海総領事などの経歴を持つ外交官。
この本に興味を持ったのは、中国での勤務時代に大使館関係者と一緒に仕事するなど接触が多かったので外交官とはどういったスキルや教育などを得ているのか興味を持ったから。
国と国との交渉の最前線に立つ外交官。その仕事は激務だと思う。
夕食時間に北京の日本食屋の居酒屋のカウンターでばったり会うこともあるし、一緒にテニスをした大使館員もいる。
一方で、大使館員との仕事での思い出としては、当局との会議の後、もどる車内で携帯を貸してくれと頼まれ、私の携帯を使って日本の本庁に会議報告(彼の携帯は盗聴されるだろうから、リスクの少ない民間人の私の携帯を使った)といったことを思い出しながら読んだ。
内容は固い内容の本で読んで小説のような面白さははないが、教育・研修に関する事なので読んでためになる記載が多々ある。筆者の片山さん自身を知っている関係だったので、ステイホームで時間はあるので初版発行と同時に購入した。また完読していないが真面目な筆者らしい本です。

ISBN:978-4-334-04434-3


未来の事は未来の私にまかせよう

2016年04月02日 00時32分07秒 | 良書紹介
31歳で胃がんになったNHK国際報道のメインキャスター 黒木奈々が書いた本。
本は壮絶な胃がんとの戦いを書いている。
やっと射止めたメインキャスターの座。
しかし、数ヵ月後に残酷にも胃がんが彼女を襲う。
そして闘病生活。
闘病生活後に復帰。
本の闘病記はここまで

しかし、彼女は番組にはもう戻ってはこなかった。
2015年9月19日(満32歳没)

4月1日のNHK国際報道2016を何気なく聞いていたら、聞きなれない(いや懐かしい)声が聞こえてきた。
あわててテレビに向かうと、元気な時の黒木奈々が写っていた。
キャスター交代で現在のキャスターが最終回なので、特別に放映したのだろう。
闘病中に出演した国際報道の番組では明るく話している。
しかし、その陰で、がんとの闘いを視聴者には見えないよう隠していた。
プロだったんだなぁ…

彼女が書いた、「未来の事は未来の私にまかせよう」が中国語でも出版されたことをテレビは告げていた。
今度、中国語の本も買ってみよう。

君がいる場所、そこがソニーだ

2016年03月30日 21時21分22秒 | 良書紹介
井深大 自由闊達にして愉快なる
の本を読み返すきっかけは、先日知人が、最近出版した本で面白い本があるよ。ソニーてこういった会社だったんだと話したので、その本も読みたくなった。
その本の名前は、
君がいる場所、そこがソニーだ ソニーを去った異端たちの夢
さっそく、電子ブックでのDLを試みる。
しかし、うまくいかない。
(もしかして、中国では今月から外国からのネットでのコンテンツに関して制限を加えているので、電子ブックの購入は今後出来ないのかも…)
あーー、未来が見えない国での生活はきついなぁ…

ネットで登場人物を調べたら、
日下部進や近藤哲二郎の名前が。
面白くないはずがない本だと確信。
週末には日本でDLしておこうっと。

内容(「BOOK」データベースより)
には、こんなことが書かれていた。
誰もやらないことをやる―今のソニーが失ったソニースピリットがこんなところで花開いていた!創業者、井深大・盛田昭夫のDNAを受け継いだソニーOBたちの驚くべき五つの挑戦を訪ね歩く。


井深大 自由闊達にして愉快なる

2016年03月30日 21時21分21秒 | 良書紹介
2カ月ほど前に購入した本であるが、先日、再び読み返した。
東芝の経営不振、個人的には東芝メディカルがキヤノンに売却はびっくりした。
また、世界の亀山モデルと呼ばれたシャープ、当時、目の付け所が違うをCMのキャッチコピーであったが、台湾企業の傘下となる。

さて、ソニーは…

井深大 自由闊達にして愉快なる
この本は2部構成になっている。
第1部 私の履歴書
第2部 その後の井深大

この本を読んた数名に意見を聞いた。
いずれも感動したとのこと。

本の中にこんな記述がある。
「ソニーはもはや中小企業ではなくメジャリーグに加わるだけの規模を備えてきたのです」と現状認識を示したうえで、問題点を指摘した。 「規模が大きくなってその機動力が失われたとしたら、ソニーはもはや何の魅力もなくなるでしょう」
井深大、1970年の時の見解だ。

そして井深語録には、こんな言葉もある。
「私がチラホラ聞いたことですが、本当に役に立つ人間がソニーを離れようとしているそうです。従来は良いなぁと思う人が他社から入ってきたのですが、いまは、ソニーのいい人がソニーを離れようという空気があります。これは思い切って仕事をやりたくてもやれないという人が離れていくのではないかと、私は考えています。」1979年

「日本の企業が量で競争するのは、限界に近づいてきていると思います。全然新しい分野のものを造り出し、新しいインダストリーを造り出していこうという心構えを持たなければなりません」1982年1月

井深大は大企業病に対する危機感を早くから感じていた。
「従業員は厳選されたる、かなり少人数を持って構成し、形式的職務性を避け一切の秩序を実力本位に、人格主義の下に置き、個人技能を最大限度に発揮せしむ」
これぞ、ソニーの真骨頂であったはず。

久しぶりに読み返して、実は、ソニーのことではなく、電機業界で苦しむソニー以外の会社の事を思った…




切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか

2015年04月15日 23時15分14秒 | 良書紹介
最近は電子ブックなるものがあるので、欲しい本があれば即購入してDLして読むことができる。
そんなわけで、今週購入した本(電子ブック)は2冊。

一冊目は、I am 釈由美子写真集。
釈由美子って、決して若くないハズだが、ビキニ姿で鍛えた体型が良くわかる。
不思議ちゃんだなぁ…

もう1冊は、講談社から出版された、“切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか”
登場人物は仮名ではなく実名、しかも、ソニーで名をはせ自らリストラを選んだ人物も登場するので内容に迫力がある。
“辞めソニー”という言葉もあるが、辞めた人間の方が自由闊達にそして、人生を守勢ではなく攻めの姿勢で一度しかない人生を謳歌している。


下記は、
http://books.rakuten.co.jp/rb/13158185/
から
【内容情報】(出版社より)
かつて、日本の代表的企業として世界を席巻したソニー。だが、事業の中核たるエレクトロニクス事業は10年にわたって慢性赤字の状態が続くなど、もはや過去の栄光は消え失せている。 実際、同社で1999年から始まった大規模なリストラ計画は、その後6度も繰り返され、これまでのべ7万8000人もの人員を削減しようとしてきた。 いつ終わるとも知れぬリストラ地獄に、社員の大半はやる気を失い、もはや泥沼化状態と言ってもいい。 なぜ、このような事態になったのか。本書は徹底した取材によってその全貌を暴く。 登場人物は一人を除いてすべて実名。 リストラされた者、リストラする者、幹部からパート社員まで、実際にリストラに関わった(関わらされた)人々が何を考え、どんな道を選択してきたのか、そういった部分が本書では次々と明らかにされます。 著者は読売時代から「伝説の社会部記者」と謳われ、フリージャーナリストとして活動を開始した、あの清武英利。前作『しんがり 山一證券最後の12人』では講談社ノンフィクション賞を受賞しています。徹底した取材と筆の力により、リストラに邁進したソニーの悲劇の全貌が明らかになります!!!
1章 ソニーの変貌 2006-2007
2章 ターニング・ポイント 1946-2006
3章 技術者たちの矜持 2008-2009
4章 リストラ志願 2012-2013
5章 元には戻れない・戻らない 2012
6章 ヒト切りSONY 2012-2014
7章 終わらない苦しみ 1954-2014
終章 奮闘する「辞めソニー」たち

発売日: 2015年04月10日頃
著者/編集: 清武英利
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 270p
ISBNコード:9784062194594

品性下劣な中国人

2014年12月16日 21時00分00秒 | 良書紹介
なんとも刺激的で、日本で売れそうなタイトルの本が出版された。
ちょっと、読みたい部分もあるのでネット購入を決めた。
正月に日本に取りに帰り、退屈な機内で読むことにしよう。



本の話ではないが、中国の研究機関に勤務している中国人の友人(電話が来るたびに勤務先変わっているような気がする。中国人って永久就職うじゃないからなぁ…)から数ヶ月前に電話が来た。
彼曰く、日本のことを研究・調査していて、日本人は勤勉で汚職もわいろも少ない。
どうしたら、そういった社会を中国で作れるのか、倫理規定のようなマニュアルあれば研究したいので調べてほしいと。

うーーん、リスク管理に関しては専門ではあるので、それは専門に近い分野ではあるが、二つ返事で分かったとは言えなかった。
それから2週間後に、もう1度電話が来た時“友人だからきつい事言うけど、中国じゃ100年たっても無理じゃない”と告げた。
中国では、日本人が信じられないほどの高額わいろで逮捕される役人が続いている。 いくら摘発しても、後を絶たないのが実情で、ハエたたきのようにやってもどんどん捕まるだけで社会は良くならない。
その理由として日本や西洋社会との倫理観の違い、子供の時からの教育論の違いなど数点を理由にした。
友人はマニュアルを提供してくれるものと思って落胆したが、マニュアルに書かれていることを読んでも、それで終わってしまう。
親から子供への倫理教育、国家としての周囲を思いやる心の欠落。
悪い事をしたことの意識等、日本も最近は欠落してきたが、そういった本来の倫理観って、昔の日本人は漢字等と共に中国から学んだ事なんだよ、今度時間をとってじっくり話そうよ、と告げて電話を切った。
(注:上記の中国人との会話は日本語です)

あれから電話が来ないが、この本を見て、ふと数ヶ月前のことを思い出した。


ある神社での看板ですが、これが日本人が周囲とのマナーを守り、(少し悪い事はするかもしれないけど)わいろや汚職に走らない原点ではないかと思う。

日中関係は本当に最悪なのか

2014年10月21日 22時22分22秒 | 良書紹介
日中関係が改善の兆しは見えるものの、譲らない部分の譲歩がない政治状況。
そんな中で、一冊の本が出版された。
本の題名は、日中関係は本当に最悪なのか 政治対立化の経済発信力
はじめてこの本を見たとき、何じゃ、この本の題名は、と思ったのだが、それはさておき、中身は北京・上海など中国で勤務する経済人の人たちの生の声がぎっしり詰まっている。
お互いの経済パートナーとして重要な位置にある日本と中国。
読みごたえもあるし、中身が重いと感じる本に出会った。
本を執筆した著者の皆さんの努力に感激。
ISBN 978-4-86185-172-8
発行日 2014年10月1日


チャイナ・ルール

2014年02月04日 22時30分12秒 | 良書紹介
東京に帰ってきて、ネットで注文した本が届いた。
本の名前は、“チャイナ・ルール”著者は小林純子さん。

小林さん、通称、こばじゅんは、北京オリンピックの頃は北京でスポーツ取材活動を行っており、その後、生活の拠点を上海へ移動し外食産業に勤めたところまでは知っていた。
その後、こばじゅんさんはどうしているかなぁと思った矢先、春節の年賀メールが届いた。
年賀メールには、最近本を出したことが書かれていて、こりゃ買うしかないという事で、早速注文した次第です。
書かれていることは、中国で生活していれば感じていることをまとめている。

中国ビジネスは、難しい、中国人と付き合うのは難しいとよく言われる。
しかし、その難しいことを理解して付き合えば、シンプルに見えてくる。
と、私は日ごろから思っている。
いつまでも、日本人の感情のまま中国を見ているからいつまでもワカラナイ。

この本も、そんな視点で書かれている。

チャイナ・ルール
 不可解中国人の行動原理
小林純子
双葉新書
ISBN978-4-575-15422-1
定価800円+税




「平」で終わる人、「部長」で終わる人、「役員」まで昇る人

2013年10月12日 00時00分00秒 | 良書紹介
定期購読している雑誌に“PRESIDENT”誌があるのだが、最近のこの雑誌にドキッとする記事があった。
題名は、ヘッドハンターが実感 役員に「昇りつめる人」の小さな共通点
「平」で終わる人、「部長で終わる人」「役員」まで昇る人の共通点の特集でした。
以下は、PRESIDENT 2013年9月30日号から

初対面の人に対して
「平」で終わる人は、
好きなようにふるまう
「部長」で終わる人は、
上下関係で態度を変える
「役員」まで昇る人は、
腰が低く、懐が深い

お世話になった人に対して
「平」で終わる人は、
困ったときだけ連絡する
「部長」で終わる人は、
適宜、お礼メールを送る
「役員」まで昇る人は、
丁寧にお礼し、仕事を運んでくる

話し方は
「平」で終わる人は、
自分の話したいことを話す
「部長」で終わる人は、
専門用語を羅列する
「役員」まで昇る人は、
相手に合わせて言葉を選ぶ

上司に意見を聞かれたら
「平」で終わる人は、
上にひたすら合わせる
「部長」で終わる人は、
正論を言う
「役員」まで昇る人は、
バランスの取れた正論を言う

仕事を選ぶときの優先順位は
「平」で終わる人は、
待遇と福利厚生
「部長」で終わる人は、
肩書きと年収
「役員」まで昇る人は、
そこで何ができるか

二十代のころの評価は
「平」で終わる人は、
何の実績も無い
「部長」で終わる人は、
優秀なマジョリティである
「役員」まで昇る人は、
優秀なマイノリティである

人間の器が
「平」で終わる人は、
誰が見ても小さい
「部長」で終わる人は、
大きく見せようとする
「役員」まで昇る人は、
自然に大きくなっていく

海外では
「平」で終わる人は、
海外に興味がない
「部長」で終わる人は、
語学力や相手の肩書きを気にする
「役員」まで昇る人は、
日本語でも渡り合える

身だしなみは
「平」で終わる人は、
好きなものを身につける
「部長」で終わる人は、
時計にこだわる
「役員」まで昇る人は、
靴やペンにこだわる

趣味
「平」で終わる人は、
仕事より趣味
「部長」で終わる人は、
「仕事が趣味」と言う
「役員」まで昇る人は、
ひとつの趣味を極める

SNSでは
「平」で終わる人は、
思ったことを発信する
「部長」で終わる人は、
ほとんど発信しない
「役員」まで昇る人は、
戦略的に発信する


仕事で多くの人と会う機会があるのだが、経営者層と管理者層とでは、その発想力や懐の大きさが違う。
経営者クラスの方にはさすがと思える方が多い。

不一样的旅行

2013年09月25日 00時00分00秒 | 良書紹介
上海に住む中国人の知人が本を書いたとのことで、早速ネットで注文した。

注文した次の日、“不一样的旅行”の本が届きました。 早っ!!
まず第一印象ですが、中国を記載した次のページが美国のことだったり、寒い場所・暑い場所、展開がめまぐるしく世界各地を一気に旅行した気分です。
同じようなイメージの本は、今まであったかな??
そしてアマチュア無線についても周さんのシャックの様子や移動運用の様子の写真が盛りだくさん。
風景の写真ですが、(あくまで、私の私見で思ったことですが)色がきれいでフィルム時代のKODAKだとこんな色が得意だなぁと・・・
夕焼け、のどかな自然動物、山などの風景写真、そして美女の写真が多いなぁ・・・

全部で501枚の写真が使われており、文字を読まなくても、見ごたえのある本ですょ。
(あ、当然ながら、記載は中国語です)
お勧めです!!!

著・撮影: 周育建
ISBN: 978-7-115-32364-4
出版社:人民郵電出版社
定価:49元




北京烈日 中国で考えた国家ビジョン2050

2013年08月25日 11時15分51秒 | 良書紹介
帰宅したら、注文していた本が届いていた。
本の名は、
北京烈日 中国で考えた国家ビジョン2050
著者は元中国大使の丹羽 宇一郎氏。

丹羽氏の中国での大使時代は尖閣に始まり尖閣との戦い。
伊藤忠会長というキャリアを持つ丹羽氏は初の民間登用の大使として着任。
丹羽大使が着任中、彼の言葉を直接聞く機会が多くあったが、大使としてではなく個人としていろいろ聞きたかった。
多くの日本人が、中国に対して良い感情を持っていない。
しかし、中国がコケたら日本もコケる。
すでにそういった経済構造になっている。お互い協調して行かなくてはならない関係のはず。
しかし、現実の課題も大きい。
北京への帰りの機内でゆっくりこの本を読もう。



北京烈日 中国で考えた国家ビジョン2050
丹羽宇一郎:著
出版社名 :文藝春秋
ISBNコード :978-4-16-376370-5
税込価格 :1,365円

在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由

2013年08月20日 08時00分00秒 | 良書紹介
『在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由』 
在中日本人108人プロジェクト【編】  阪急コミュニケーションズ【刊】 
2013年8月30日【発売】
A5判・並製/248頁(巻頭8Pカラー)/ISBN978-4-484-13230-3/C0030
定価:本体1800円+税

2012年の反日デモからもうすぐ1年。
北京では、911に向けて1周年記念として、何か起きてしまうのではと言う警戒もある。
反日デモの結果、日本人で中国に警戒感を持つ人が更に増加したのは事実だろう。
そして、中国への日本からの観光客は激減。

そんな中、上記の本が出版されるとの情報を得て、早速予約手配した。
同じ中国に住む者として共感する部分は多いはず。

私がなぜ、中国に住むのか?
不謹慎に聞こえるかもしれないが、自称エンジニアとしては、この地は最適な実験フィールドだから。
専攻分野の危機管理において、こんなに豊富に実験材料が提供されるフィールドは無い。
毎日何が起きるか、日本では予想もしない突拍子もないことが発生する。
前職時代のボスは、中国での勤務を「毎日が地雷を踏む思い」と語っていた。
 SARS、鳥インフル、新型インフル、下水油、農薬過多、大気汚染、水質汚染、PM2.5
 貧富の拡大、汚職、一党独裁、賃金上昇、一人っ子政策、高齢化、サイバーセキュリティ、
 著作権、特許侵害、
 最近では、外国人社会保険、直近ではビザ延長申請での長期間化等など

そして、日本には無いダイナミックさ。
昔、満州時代、日本は満州でアジア号や高圧送電等の当時の最新鋭の科学技術を導入した。
今の中国にも同じことが言える。
超高圧( UHV)送電や各種のインフラ整備等、日本の最新の技術導入のフィールドになる。

先日、TEDを見ていたら、ミシガン州知事・ジェニファー・グランホルムが彼女は科学者として州知事時代にミシガン州を実験室にみたて政策の実験を行なった。そして財政面など次から次へと課題の発生に対応したと語っていた。
環境問題のコンペ等、州知事が科学者という発言と目でフィールドを見る事に共感を持った。


本の題名にある“108”という数は偶然か意図的なのか?
ともかく、本を読むのが楽しみ…

誰も知らない中国のビジネスリスク

2013年07月20日 06時53分34秒 | 良書紹介
先日、ある人が私を訪ねて来て本を持ってきた。
私が貸していた本だが、貸していた事をすっかり忘れていた。
借りたお礼にお茶を一袋頂いた。
このお茶、めちゃめちゃ美味しい。 感謝です!!
中国での生活で、自室ではお茶は飲まなかったのだが、中国的な湯のみを台所から探し出し、それで飲んでいる。

お茶の話はsておき、この本は7~8年くらい前に購入した本で、中国でビジネスを行っていく上で、発生するトラブルやその背景・解説が書かれている。
前職時代に読んでいた本なので、返却された本をみると、当時、私が読んだ時に引いたマーカーの跡があちこちにあった。
(ちゃんと読んでいたんだと、自分自身を褒めてあげよう。 あたしゃ、購入したら読んだ気になってなかなか完読しないんです)
中国でのビジネスでの基本的な注意事項には昔も今も変化が無いので、日本と同じ感覚で進出してのんきにしていると痛い目に会うのは確実。
もし今でも入手できたら、中国関係に関わるビジネスマンは手元に置いて時々は読んだ方がよい本。



中国経済の基礎知識改訂新版 世界第二の経済大国を支える制度と政策

2012年04月23日 23時23分23秒 | 良書紹介
ネットチェックしていたら、今月発刊の新書として面白そうな本がヒットした。

本の題名は、
中国経済の基礎知識改訂新版 世界第二の経済大国を支える制度と政策

著者は、昨年まで北京の在中国日本大使館で公使をしていた波多野淳彦氏。
大使館時代、切れ味鋭い公使として活躍した著者の本なので、早速、本を注文した。

下記のような構成らしい。 本が到着するのが楽しみ…

第1章 世界第2位となった中国経済(改革開放32年間の歩み/世界第2位の経済大国/貿易総額も世界第2位/世界第2位の直接投資受入国/世界第6位の対外直接投資国)/
第2章 市場経済を発展させる中国ー第12次5カ年ビジョン(「計画」ではなく「ビジョン」/第12次5カ年ビジョンのポイント)/
第3章 切っても切れない日中経済関係(日本の最大の貿易相手国/続く対中投資ブーム/中国企業の日本への投資)/
第4章 中国の経済政策(中国政府の政策決定メカニズム/中国の経済官庁/中国の予算は誰が編成しているか)/
第5章 企業を取り巻く環境(中国の企業制度/中国の外資制度/企業進出の形態/中国の土地制度)


中国に継承された「満州国」の産業

2012年02月18日 16時10分14秒 | 良書紹介
日中国交正常化40周年の開幕式が行われた2月16日、たまたまであるが、「満州国」での産業がその後の中国に継承されたかの話を東大の研究者によって聞く機会があった。
満州国のことを中国で話すのはタブー視されているが、そこを正面から研究者の視点で産業と言う観点から分析した貴重な話を聞くことが出来た。