孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

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歴史秘話 外務省研修所 知られざる歩みと実態

2020年05月23日 16時16分16秒 | 良書紹介

歴史秘話 外務省研修所 知られざる歩みと実態 
著者 片山和之

著者は、外務省研修所の所長(大使)で、北京で経済公使、ベルギーで次席公使、デトロイト総領事、上海総領事などの経歴を持つ外交官。
この本に興味を持ったのは、中国での勤務時代に大使館関係者と一緒に仕事するなど接触が多かったので外交官とはどういったスキルや教育などを得ているのか興味を持ったから。
国と国との交渉の最前線に立つ外交官。その仕事は激務だと思う。
夕食時間に北京の日本食屋の居酒屋のカウンターでばったり会うこともあるし、一緒にテニスをした大使館員もいる。
一方で、大使館員との仕事での思い出としては、当局との会議の後、もどる車内で携帯を貸してくれと頼まれ、私の携帯を使って日本の本庁に会議報告(彼の携帯は盗聴されるだろうから、リスクの少ない民間人の私の携帯を使った)といったことを思い出しながら読んだ。
内容は固い内容の本で読んで小説のような面白さははないが、教育・研修に関する事なので読んでためになる記載が多々ある。筆者の片山さん自身を知っている関係だったので、ステイホームで時間はあるので初版発行と同時に購入した。また完読していないが真面目な筆者らしい本です。

ISBN:978-4-334-04434-3


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