
“跳人”神田本店です。
いつだったかこの店、朝のNHKニュースで見ました。
跳人(はねと)とは、

このヒト↑↑↑たちのことをいいます。
そう、この店、

青森の料理と酒が楽しめる店なんです。
太宰ファンは見逃せませんよ。
さっそく青森の地


アテは、

カヤキ。
と、思ったんだけど、メニューに載っていません。
え、青森居酒屋でカヤキがないって、どういうこと?
と思い、よくよく見たら、メニューには「けっこみ(貝焼き)」とあるではありませんか。
「けっこみ」……って?
太宰センセイ、違うじゃないですかぁ。
【ふく朗@Chris's monologue】←青森市の居酒屋で貝焼きを食べた記事。太宰治の『津軽』を引用し、カヤキの説明を書きました。
あ、でも美味しいから、ま、いっか。
ていうより、やっぱ


どれにしようかなぁ?
悩んでいたら、

青森おでんが届きました。(正式名称は「生姜味噌おでん」)
青森では通常、この右側にある味噌だれをつけて食べます。

生姜が効いていて、マイウー!
がまんできずに、

燗

メニューのいちばん上、澤泉(燗酒)。
聞いたことない酒だけど、やっぱ青森のアテには酒だよね。
ところがこの店、ワインがものすごい充実していて、その種類たぶん40本以上。
ワインセーラーまであるんです。
けど、やっぱぼくは日本酒党。

〆サバと、如空(純米)をいってみました。
如空も聞いたことがありません。冷でたのんだんだけど、非常にあっさりした……ていうかあっさりしすぎで、ちょっと面白みに欠けるかな。
ま、料理の邪魔をしないので、おくゆかしいやつ。
今回いちばん気に入ったアテは、

これ↑。みがきにしん醤油漬。
トロトロにみがきにしんが、口のなかでとろけます。
この黄色い和辛子みたいのは、実は味噌。
この味噌を、みがきにしんに、ちょんと乗せ、口に含みます。
するとみがきにしんの深い旨みと、味噌のおだやかな旨みが調和され、「酒だ酒だ酒だぁ、じゃんじゃん持ってきてくれ!」と叫びたくなりました。

ということで酒です。けして牛乳ではありません。
「雪の白神」
雪の白神山地を想像しながら飲む酒は格別かな。
味はまったく甘くない甘酒。むしろ辛い。

どうでしたか、“跳人”。
ここでちょびっとウンチク。
この跳人なるもの、実は青森各地であるねぶた祭りでも、青森市のねぶた祭り限定なんです。
たとえば弘前や黒石といったところでは、このように跳ね回るヒトはいないとのこと。
ねぶたも、この上の写真のように、立体系ではなく、単に絵が描かれてるだけが弘前なんかのねぶたです。
祭自体も派手さはなく、おごそかなもの。実は、それには理由があるんです。
弘前なんかの祭りは、戦に行く前。
そして青森市内のねぶたは凱旋を意味しているんですねぇ。
戦に勝って凱旋するわけだから、あのように狂喜乱舞して跳ね回るんです。
だからねぶたもハリボテの超3Dバージョン。

けっこう奥が深いんですね、青森。

あ、そうだ、この前クマルさんにお土産買ってきてもらったから、なんか買ってかえんなきゃ。
おや、あそこに見えるのはプリン専門店。
プリン専門の店って珍しいなぁ。
よーし、お土産に買って帰ろう。
う、けど、ちょっと値段が…………

さーて、本日の脳内ジャズは、
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から「Midnight Blue」はいかがでしょうか。
【くりす的全国名酒場紀行@跳人】←詳細
