2011年の〆ビバ☆は、
今回はシブくいくよ。
創業明治20年(1887年)。
老舗のなかの老舗。
ぼくが卒業するはずだった東大が目と鼻の先。
卒業って、おまえ入学してないから。
まずはサッポロ
赤星から。
サトイモ、ダイコン、トウフ。
この色合い、すばらしいでしょ。
安田講堂で暴れた過激派も食べたのかなぁ。
おでん食ってる場合じゃなかったんでね?
これが名物「袋」。
なかには、シラタキとタマネギと牛肉が入ってます。
ってことは、この袋のなかに、牛鍋が詰まっているんですね。
東京の
って、そもそもこんな汁のなかに種が浮かんでなかったんだって。
は田楽だったり、煮物として食べられてたみたいなんだよね。
で、どうしていまみたいなスタイルになったかというと、ここ“呑喜”の2代目がこのようなスタイルを完成させたとのこと。
うわぁ、ぼくはいま歴史を食べているんですね。
これは、むかしながらのスタイルで、
をいかないと。
いま入ってきたお客さんはビールも飲まずに、いきなり燗
を注文。
ムム、デキる。御主、もしや農大の教授では?名前はイツキセンセイ?顔似てるんですけど(樹慶三センセイについては『もやしもん』を参照してね)
【
上野の森をかもせ!@Chris's monologue】←顔はここに
してます
おでん鍋の両サイドに、銅の燗付器があり、絶妙な燗をつけてくれます。
ガンモとスジ。
色が濃いので味も濃いように思われるかもしれないけど、これが実にあっさりしていて、この種ならいくらでも食べれそう。
出汁がいい味だしまくり。
サトイモがおいしかったので、また注文しちゃった。
写真には撮ってないけど、シラタキとかツミレとか、どれもこれも絶品なので、鍋のなかにあるもの全部食べたいくらい。
まあ、定番メニューはこれくらいにして、仕上げに入りますか。
仕上げはこれ
トコブシ、イイダコ、ギンナン。
これらは煮込まれてなく、ショーケースに入っています。
注文を受けてから、鍋に入れ、ほどよく温まったところで出してくれました。
イイダコは食べやすいように切ってくれる、心憎いサービス。
お味のほうは、悶絶して発狂しそうなおいしさ。
森鴎外や夏目漱石なんかも、ここで発狂したんだろうなぁ。
隣りに“用心棒”という店がありますが、三船敏郎もブルース・ウィリスもいるわけではありません。てんこ盛りで有名な
屋さんです。
けれど、さすがにこんだけ
食べたら、
は食べられないなぁ。
どうしよう…………
そこ悩むところか?
居酒屋
【
くりす的全国名酒場紀行@呑喜】←詳細