クリスマスイヴは居酒屋で。
つーことで、“山利喜”の新館にやってまいりました。
いや、ちょっと待った。ニコミちゃんなら分かるけど、なんでクマルさん?
ぼくが連れてきたんだよ。
ああ
納得。
こっちが本館なんだけど、建て直したから、
むしろ本館が新館で、新館は旧館。
けれど本館はむかしのほうがよかったなぁ。
だって、今入り口入るといきなり地下へ行く階段と、二階へ行く階段があって、店内の様子がぜんぜん分からない造りなんだもん。
【
山利喜@Chris's monologue】←以前の山利喜
ちなみに『太田和彦の日本百名居酒屋』に登場したのは新館の方。(本館改装中のため)
さっそく磯自慢(県内限定本醸造)の燗酒をいってみました。(御湖鶴にしようか、しばらく迷ったすえ)
イヴに
って……クマルさん、納得しないだろう、いくらなんでも。
この店のすばらしいのは、このお通し見てもわかるけど、とにかく手間隙を惜しみません。
立派な一品料理。
しかも
にも合えば、
にも合う。
さすが!って感じです。
クマル「あ、でもこんなのいらないし」
クマルさんにぜひ食べさしてあげたかったのが、この煮込み。
おい、クマルさんい肉っぽいものはNGだぞ。
煮込みのタレに、
このガーリックトーストをつけて食べてもらいたかったの。
じゃあ、そのへんのことをアニに紹介していただきましょう。
兄上、どうぞ。
*煮込みにワインで 今日も満員
今東京で最も人気のある居酒屋はここではないか。赤提灯に狸置物の古風な入口に、開店前から人が根気よく並んでいる。ほとんどが注文する「煮込み」は牛のシロ(小腸)とギアラ(第四胃袋)を八丁味噌をベースにワインと香草で煮たもので、苦味の利いた味が大人のエスプリだ。通はガーリックトーストをとり、ソースをさらう。
名物「やきとん」の、特にタレはすばらしく、酒もワインも刺身料理類も充実。きびきび働く若者たちもたいへん感じが良い。
大正一二年に山田利喜造さんが始め、今の三代目はフランス料理を修めた人で、その技術が微妙に忍び込んでいるところが妙味だ。近くの新館はその度合いがさらに強く、ソムリエもいる独自の居酒屋スタイルをつくった。居酒屋の正統を守りながら新しい工夫を入れ、さわやかな活気が心地よい。一番人気も当然。下町居酒屋大賞決定!
いや、それでもクマルさんはアウトじゃね?
クマル「グラス
にフランス
使ってる!さすが三代目」
って、思いっきり気に入ってんじゃねえか!
ぼくも神亀
に切り替え、本腰を入れ始めました。
アテは、
鱈入り湯豆腐。
これ、半端ないです。
チラ見してわかるよね。鱈のいろんな部位が入ってるんだもん。
糠漬けもうまかったなぁ。
そして〆は、
潮汁(250円)!
マイウー!!!
こ、これって鯛ですかぁ?
なんとも目出鯛クリスマスイヴでした。
いうと思ったよ。
さ~て本日の脳内ジャズは、
やっぱこれしかないよね。全曲どうぞ。
【
くりす的全国名酒場紀行@山利喜 新館】←詳細
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