chuo1976

心のたねを言の葉として

「夕焼け」から  谷川俊太郎

2013-02-11 05:38:27 | 文学

「夕焼け」から  谷川俊太郎



ときどき昔書いた詩を
読み返してみることがある
どんな気持ちで書いたのかなんて
教科書みたいなことは考えない

詩を書くときは
詩を書きたいという気持ちしかないからだ

たとえぼくは悲しいと書いてあっても

そのときぼくが悲しかったわけじゃないのを
ぼくは知っている

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