抗がん剤から1年半でもとの髪質に戻った

けっこう長い時間がかかるのが髪の毛

抜け始めるのも遅かったけど、本当にもとに戻って見た目が戻るまでに一年半かかった。
髪質は変わった気がする。
猫毛であったものがほんの少し太くいい髪質になった。
つらいばかりの抗がん治療だったが、ま、いいじゃないか？

このごろちょっとこれは嬉しいんだ


抜けるのはタイムラグがある

事前に聞いておけばベリーショートにしておいただろう。
抗がん治療にあたって副作用そ説明は受けた。
髪が抜ける場合もあるという記述もあった。
「ハゲになるのですか？」と心配して聞いた。
「2回の抗がん治療なので抜ける程度です、完全なハゲにはならないです」
急な入院でばたばたし、髪のことなどあまり考える余裕もなかった。

抗がん治療が始まると、わたしの場合はふらついたり、食欲が全くなくなったり、口内炎がひどくなったり。
髪はすぐには抜けなかった。
３週間くらいだったと思う。
頭皮がちかちか痛みだし、抜け毛が始まった。
次の抗がん治療が始まり、量は多くなかったが抜け毛は続いた。

手術が終わり退院し、最初の抗がん治療から2ヶ月半経ってからも抜け続け、
さらに３ヶ月くらい抜けた。


髪の毛って

長めの髪が排水溝に入っていくのは気持ちのいいものではない。
髪は不思議なもので頭皮についていれば奇麗に見えるもの。（かぐや姫）
抜けた途端におぞましいものに変わり果てる。
髪が枕についたりするのを見るのがたまらなく嫌であった。
肌は日焼けし髪も日焼けして美容なんてどうでもいいやと思っていたわたしが堪えた。
通常の女性なら心がおれちゃうくらいつらいと思う。

私の頭の抜けどまりはダチョウの頭。
地肌がくっきり見えて薄毛が覆う。


生え始めはひどいくせ毛だった（わたしの場合）

バネのよう。
くるんくるん。
オバンパーマのようである。
これが嫌いで嫌いであった。
なので、鏡は見ないにした。
顔色とかは見るけど、鏡で髪は見ない様に心がけた。


このごろしっとりの髪になった来た

髪が下を向いて生えてくれる。
バネ、コイルじゃない。
くせ毛はくせ毛だがこんないい感じって時間という神様がいると思える。

明日はもっといい日になるかなあ。

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