春の嵐を心地よく眺める

吹き荒れた南西の強風

朝は大したことなかったけどどんどん吹き上がって。
海は白波が。
白ウサギぴょんぴょん状態。
じきに白馬状態に。
ひゅうひゅうという音が室内でも聞こえる。


春は大西が運んでくる

地元の人は「おおにし」という。
春先に嫌って言うほど西風の嵐が吹き荒れる。

今年は特に吹いた。


今日の風は南っ気が入っていた

同じ嵐でも南っ気が入ると、次の日冬に戻ってそれから春がくる。

なんか心地いいんだよねえ。
どんどん吹けって思う。

嵐もよく見れば可愛いものだ。

アメリカでは台風一個一個に女性の名前を必ず付けるが、
低気圧って人格を感じてしまう。
おおきな上昇気流。
地上の空気が動く。


忙しくても窓から気象を感じられる幸せ

外の見えないビルのデスクで印刷の版下を作っていた（それは好きな仕事ではあったが）とき、
季節をなくしたなあと悲しく思った記憶がある。
当時は大人になったから仕方ないや、と諦めてはみたが、
人間にとって気象を感じられることは幸せなことだ、根源的なことだと感じている。


嵐、吹け！

吹き荒れてこんなわたしも吹き飛ばしてくれたらいいのに、と快感の様に思う時って、ありません？


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吹け！