がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

金木犀が香る、はっとする

2017-09-30 18:28:02 | 季節
ここ何日か、香り始める

目で見て美しいのは桜、香りで癒されるのが金木犀。
秋はいい香りで始まるんだ。
あとは急に寒くなっていくんだ。

今年も金木犀の香りにはっとして、嬉しく思う。


結構わたくし、こたえているようで

母の認知症発見、対処、この間の生活。
体調に現れています。



平日家に帰ってもまあ、大騒ぎで。
幸いなことは母が施設に入所を希望していること。
私が悪人になって有無を言わせず入所させなくて済むのはありがたい。

介護士の地元の友達に聞くと暴力的な老人、セクハラ老人いるって。
チッとオムツ交換の時につねる老人がいるんだって。
「痛いよ〜、あざになっちゃう」
髭剃ったり、近くによると体に直に触ってくる爺さん!
脳梗塞で動かなくなった手に苛立って指を「いらない」と噛みちぎろうとする。

この頃恐ろしい情報を聞きますので、介護問題の大変さを感じ入ります。

私なんていい方ですが、やはり、入所の選択がベストだと確信。


もう一個の要因

私は母との関係性が悪かった。
向こうはそう思ってない。
いうこと聞くように言いくるめて自由さを奪って育てたから。
押しつけ、「あなたのために貯金してるんだからね」と日常的にいい(普通言わない)
何かやりたいことを言うとことごとく「だめ」と言う。

ママのいいなりにならなくなった(こっちも辛く家にいづらい)ある日
「あなたのそう言うところは父親そっくり」と言われた。
そりゃあ、半分DNAもらっているし、勝手にあんたらが別れたのに、なんでそんなこと言うの!

ちょっと難しい親子関係だった。

幸い大家族だったので、被害が少なかったが、自分の不安定さを乗りこなしきれなくて苦しい時代を長く過ごしてしまった。

がんになった時に母にギャアギャア言われたら持たん、と思い、内緒にした。
よくできたもんだ。
子供に協力してもらいバレずに過ごせた。
母を心から追い出したら、自分を責める気持ちがシュワっと消えた。
魔法から解放された、と言ったら友が遠方より3冊の本を送ってくれた。

初めてハラスメントを受けていたことに気がついた。
「あなたのため」という言葉が答えなさいという脅迫だということも教えられた。


母は愛したい存在

子供が最初に持つ愛着なのだ。
どんなに歪んでも子は母を愛そうとする。

母になるには一人ではなれない。
子供と一緒により母になっていくのだ。

愛着がうまくいかないと誰も愛さなくなるか、通りすがりの誰にでも強い愛情表現をする。
愛着障害、っていう。
勉強しながらこれを知った時にちょっと驚く。
私、幼馴染から付き合った子を除き、人を愛したことあったのかな?
その時は熱く好きと思う。
それで結婚もした。
あれ、こいつもママと同じじゃん、と気がつく。

利害関係などすべて無視して私、人を好きになるって、できてなかったんじゃないか?

頭をすげ替えれば新しい人生が始まるわけもなく自分が変わらないと何にも変わらないんだと知らされたbyがん。

このように心がシェイクされこう何が何だかわからないコーヒーフラペチーノのようにドロドロに撹拌されております。


心のドアが一個開いた気がします

がんはとても辛い病気です。
母の認知症も辛いことです。

でも、モラママから解放されたから、いっか。

私にはそういう通り道しかなかったのかもしれない。


こうして一個一個本当にしんどいドアを開けていきたい

独白的になってすみません。
このところ厳しいものを見つめて。

自分に向き合うのはいつも苦手です。


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