嫁ぎ先の家風を守り伝えようとする女性も居るし、実家の家風そのままを貫き通す女性も居る。
でも、多くの場合は、最初は嫁ぎ先と実家との違いにめんくらったりしつつ、姑の言うままになるかもしれないけれども、十年・二十年と経っていくと、それを全部呑み込んだ上での「自分だけのオリジナル」な家風やしきたりを創り出して行くのじゃないでしょうか。
自分の手の届く範囲、負う責任の内で、だんだんと何を大事にしなきゃならないのか判ってくるんだと思うのです。
というのを、NHK大河ドラマ「篤姫」の第27話「徳川の妻」を観ていて思いました。広大で壮大な「日本国のため」という名分よりも、尊敬する義父の願う「薩摩のため」という名分よりも、夫である将軍家定の言う「自分たち家族=徳川家のため」という名分を、何より大切に想うと決意した篤姫。これを、女性特有の心理と言われればそれまでですが、嫁よりも娘よりも、妻でありたいと思うのは、すごく素直な感情だなと思います。脚本家の勝利だと思うんだけど(苦笑)今までで、一番篤姫を身近に感じました。
でも、私たちはもう直ぐ家定と島津斉彬が相次いで死んじゃうのも、出家して天璋院となった篤姫が薩摩に帰らず江戸で暮らしていろいろ活躍するのも、大政奉還で徳川家を残す為に必死に働きかけるのも判っているから・・・切ないんだなぁ。
でも、多くの場合は、最初は嫁ぎ先と実家との違いにめんくらったりしつつ、姑の言うままになるかもしれないけれども、十年・二十年と経っていくと、それを全部呑み込んだ上での「自分だけのオリジナル」な家風やしきたりを創り出して行くのじゃないでしょうか。
自分の手の届く範囲、負う責任の内で、だんだんと何を大事にしなきゃならないのか判ってくるんだと思うのです。
というのを、NHK大河ドラマ「篤姫」の第27話「徳川の妻」を観ていて思いました。広大で壮大な「日本国のため」という名分よりも、尊敬する義父の願う「薩摩のため」という名分よりも、夫である将軍家定の言う「自分たち家族=徳川家のため」という名分を、何より大切に想うと決意した篤姫。これを、女性特有の心理と言われればそれまでですが、嫁よりも娘よりも、妻でありたいと思うのは、すごく素直な感情だなと思います。脚本家の勝利だと思うんだけど(苦笑)今までで、一番篤姫を身近に感じました。
でも、私たちはもう直ぐ家定と島津斉彬が相次いで死んじゃうのも、出家して天璋院となった篤姫が薩摩に帰らず江戸で暮らしていろいろ活躍するのも、大政奉還で徳川家を残す為に必死に働きかけるのも判っているから・・・切ないんだなぁ。