What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「マンガは凄い。」 確かに。

2009年03月09日 10時30分21秒 | 漫画
マンガは凄い。全てのメディアの中で最も物語るのに向いている。:島国大和のド畜生を読んで感じた事。

 たぶん、じっくり時間をかけるとか、手間ひまかかるとか、いちいちめんどくさいとか、お金がかかるとかいう分類のモノを削っていくと「若者文化」と総称されるモンができるんだろう。それらは、時代を動かす力を持っているかもしれないけれども、不変じゃあない。絶えず流動し変化し、その速さについて行かれない者を置いて行く。

そして、その速い流れの中心に居る者も変化する。歳を経る、新しい物の見方をするようになる、それまで負わされなかった責任を負うようになる。後ろを振り返れば、新しく生まれてきた者たちが、その場所を空けろと迫ってくる。自分が声高に謳ったように、若者たちが更に新しい速いモノを声高に謳うだろう。



 マンガは、絵で脳に簡単にインパクトを与えられる。それは、強大な武器にもなるけれども、弱点でもある。万人に同じイメージを与えられるけれども、それ以上を望めない。文字は、無限のイメージを人それぞれが持つことが出来る。
(音楽が、言葉も人種も時間さえも超えて、作曲者や演奏者のメッセージを伝えられる事に似ている。)

でも、人間の想像力には勝てない。

一つの文章を読んで、そこに込められた作者の想いや、その言葉や文章を創り出す為に費やされたエネルギーを感じる時、その文字によって音や風景や匂い、恐怖や幸せや哀しみを目の前にあるものの様に、それこそ触れそうなくらいに自分が感じた時、物凄く愉しい。



 だいぶ前に「同人界における絵描きと文字書きの、決して埋められない深い溝」という話しを読んだんですが、うん、結論は出ないなと思いました。「男と女の間にある溝」と同様に、種が違うんですもの、比べられるわけがない。

リンク先の記事を読んで「マンガは凄い。でも万能じゃない」と思い浮かんだ事をまとめようとして失敗時間切れタイムアウト。ここまでお付き合い下さってありがとうございました。
コメント (2)
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