What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

”翻訳ミステリ 『死刑囚』を100冊売ってみた。” 

2011年06月22日 14時06分21秒 | 
 この冒頭だけで、もう読者を引き込んでますよね(笑)書店員さんであるからには、相当の冊数を読み込んでおられると思うんですが、それにしても巧い書き出しです。

翻訳ミステリー大賞シンジケートより引用

2011.06.19

>【好評につき再掲載】「死刑囚」売上100冊できるかなっ(執筆者・猫谷書店)

 店内では幼児が駆け回り、母親達は本棚の前で世間話に花を咲かせ、その後ろで作業着の男性が汚れた指先でページをめくり、モーター誌を立ち読みしている。すぐ脇の国道でトラックのタイヤが砂埃を巻き上げ、駐車場では拗ねた少年達がたむろしている。

一番売れるのは雑誌とコミック。小説はほんのちょっとだけ。店舗の立地場所も客層も、「日本のブルーカラー」そのもの。

そんな店で、翻訳ミステリ『死刑囚』を100冊売ってみた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぜひ、リンク先の全文を読んで、その汗と苦労が実る結末を堪能して下さい。本好きならば、この書店員さんの「惚れこんだ本を売ろう!」という姿勢に、心熱くなることうけ合いです。

そして、なぜアンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム『死刑囚』(ヘレンハルメ美穂訳、RHブックス・プラス)が売れたのかを、こう書かれておられます。

>それは本そのものの力。序文から読者を、死刑囚しか持ち得ない恐怖に叩き込む、緊張感みなぎる文章です。

「どんな本だろう」と立ち止まらせるところまでは、装丁や帯、書店の売り場等、いろんな力が作用しています。でも、実際買うか買わないかというのは、ぱらりとめくってみて、惹かれるかどうか、それに尽きます。特に今回は、日本人にとって全く無名と言ってもいいスウェーデン作家の、しかも決して安くも薄くもない本であったために、「本の力」の純度が顕著に現れた気がします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>「本の力」の純度

く~~~っ、本読みにはたまらん殺し文句です

私もスウェーデンの小説で、即座に名前を挙げられるのは、マルティン・ベックの『笑う警官』しかありません。しかも、この作品が頭を叩かれたような衝撃的面白さで、これはシリーズ作なんですが、読んだはずの他のシリーズ作品の印象がまったく残っていないという(苦笑)

翻訳小説を読む愉しみは、こういう出会いがあるから、やめられないんですよね~。私はいまだに本を読めないでいますが、皆さんが、もしどこかで『死刑囚』を手に取られる機会があったら、この書店員さんのオススメを信じて、読んでみては如何でしょう♪




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

車の免許更新は、もうちょっと厳しい審査基準を設けた方が良いです。

2011年06月22日 10時33分24秒 | 日常
 昨日、免許の更新手続きに行ってきました。特に問題も無いので、さくさくと手続きが進んだのですが、もやもや?というか、こういう人が車を運転していて大丈夫なんだろうか?という人たちが居ました。

待合所で、隣に座っていた人たち(どちらも60~70歳)なんですが、男性が隣に座った女性に(他人同士です)

>受付の人の話しが、早口で聞き取れない。もっと大きい声で話せば良いのに。

と、あたりまえのように話されているんですよ。女性も同意して会話は進んでいったんですが、これ恐くないですか?

私も同じ受付の方でしたけど、普通の話し方と声の大きさだと思いました。(あれ以上大きい声で話したら、個人情報だだ漏れでしょう)この人、運転中に救急車のサイレンが聴こえてきても反応できないんじゃない?そう思ったら、恐くなりました。


 それと、受付を待つ列の後ろの人は、少し離れるようにと、足元にわざわざ黄色い立ち位置テープまで貼ってあって、目の前にデカデカと注意事項が書かれているにもかかわらず、申請している人の背後に、ピターと張り付かんばかりで立っている年配の人も居ました。

30分の安全講習を受けるさいも、係りの方が「頬づえをつかないように」(態度が悪いから?)と言った直ぐそばから、ずっと頬づえをついていた年配の男性がいました。席の前列の中央に座って、30分間ずっとそれでしたからね~。係りの人も呆れたんだか注意しませんでした。

注意や規則を、確認する気も守る気も無いのに、信号や一時停止をちゃんと守れるんでしょうか?こういう人たちに、さくさく免許更新しちゃって良いんでしょうか?もうちょっと、年齢に応じた健康診断書の提出とか、反射テストの義務とか、審査基準を設けないと、高齢者の運転事故は減らないんじゃないでしょうか。


 いまは70歳代~80歳代で、車の運転をなさる方は大勢おられますが、注意力散漫や危険を回避する能力の低下などの、ご自分の老化を自覚なさって運転されている方は、どの程度の割合でおいでなんでしょう。車が無いと外出するのに不便だというのは重々判るんですが・・・ほんと恐い、まじで恐い。

最近も、高齢の運転者が「アクセルとブレーキを踏み間違えた」という人身事故がありましたけど・・・間違えないよ?

老化でなくとも、心と身体のバランスが崩れると、とんでも無い、あり得ないことをやらかすというのは、私も*実証済みなので、それが自爆ならともかく、他人に多大な迷惑をかける危険物=自動車の運転をしている事を、老化の進んだ脳と身体では、更にリスクが高くなっているんだという事を、もうちょっと自覚して欲しいです。

私はもうちょっとで44歳になりますけど、20年後、30年後の自分を過大評価はしません。もうダメだと自覚したら、免許は返納します。ただ老化しちゃって、その自覚を持ち続けられるかどうか判らないのがねぇ、不満です。

(*妊娠中、ツ○ヤの駐車場に車を止めようとバックして、電柱に真っすぐぶつかりました。本当にまったく電柱が見えなくて、物凄くビックリしました。京極夏彦作品じゃないですが、「目の前にあっても見えない」ということがあるんです。)


 ↓この記事もねぇ、ため息しか出ないですけど。年寄りの多い地域で暮らしていると、こんなことばっかりなんですよ。たいがい、自分の行動が何故問題になっているのか、まったく理解していなくて、説明すると笑い話しにするので、こちらはげんなり。

免許の自主返納「車で来ないで」【ミニ事件簿】-?大分合同新聞
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする