What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

修学旅行なう!

2011年09月15日 08時57分30秒 | 日常
 次男が修学旅行で東京に行ってます。ネズミの国や国会議事堂や東京タワーの日陰で、暑さで溶けている中学生が居たら、それです(笑)

震災がおきた当時は、仙台駅の新幹線ホームがダメになったり、そもそも学校が被災している状態で、とうてい修学旅行なんて行けないだろうと思っていました。

それが、だんだん片づけが進んで学校も始まり、仙台駅も新幹線も復旧し、余震もずっと少なくなってきて、とうとう「修学旅行をどうしますか?」という話し合いが学校と保護者で行われるまでになりました。

今より、もっと余震があったし、震災のショックもあって、保護者の多くは子どもたちを遠くへ旅行に行かせるのを恐いと思っていたんです。なかには、積み立てたお金を当座の暮らしに使った方が良いという方もおいででしたし、もっと近場で日帰り旅行でも良いんじゃないかとか、様々な意見がありました。ただ、我慢ばかりしている子どもたちに、せめて「楽しい思い出」を作ってやりたいという気持ちは、ほとんどの保護者の皆さんが強く持っておいでで、先生と重ねて話し合いをした結果、以前の計画どうりの修学旅行ができる事になりました。

担当のJTBさんも、学校が幾つも参加しないと新幹線が割引にならないとか、特別編成にならないとか、海沿いのホテルは嫌だという保護者がおいでだったり、まぁ、いろいろありました(苦笑)

 学校の行事が、普通にできる幸せ。避難所や親戚の家から学校へ通う子も居ますが、みんな元気に毎日過ごしています。学校も、体育館が避難所になっていたり、プールが壊れて使えない以外は、もうずっと修復が進みました。給食も毎日食べられます。

夜遅くまで起きてバカ話したり、都会の街の大きさや人の多さに圧倒されたり、行きたかった浅草寺の雷門で写真を撮ったり、いっぱい楽しんで欲しいと思いますが、それが大勢の人の支援や手助けがあって出来たという事を、忘れないでいて欲しいなと思います。
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