What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「心のリカバリーのために必要なことは?」

2013年03月11日 14時34分08秒 | 日常
 本当はもっと長い文章で、全部とても心のためになることだったんですが、特に共感した部分を揚げてみました。

★「東日本大震災から2年:心のリカバリーのために必要なことは?」
( http://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20130310-00023823/ )

■無力感を超えて:サイコロジカル・リカバリー・スキル

 心理学的回復技術と訳せば良いでしょうか。兵庫県こころのケアセンターがネット上で公開しており、次のような内容が紹介されています。

・問題と目標を明確にし、様々な解決方法のアイデアを出し、もっとも役に立ちそうな解決策を試してみる。

・ポジティブで気分が晴れるような活動を考え、それをやってみることで、気分と日常生活機能を改善する。

・心や身体の反応が出てしまうようなきっかけを知り、対処する。

・自分自身の心が苦しくなってしまうような考え方は何なのかを知り、それをより苦痛の少ない考え方におきかえる。

・周囲の人との良い関係を作る。

何かをすれば全てが解決するわけではありませんが、何かをすれば、何かをした分だけ、問題は解決へ向かうでしょう。心がけてみること、試してみることは、大事なことではないでしょうか。


■安易なポジティブ・シンキングを超えて:ポジティブ思考

 兵庫教育大学の岩井圭司先生は、月刊『教育と医学』2013年3月号で、サイコロジカル・リカバリー・スキルに関連して、ポジティブ思考をすすめています。それは、単に明るく前向きに考えようというものではありません。

・時には逃げて良いと考える。

・計画通りに事は運ばないと考える。

・私の具合はあまりよくない、あなたの具合も良くない、それで万事よし。

こういう考え方が、大困難時の、ポジティブ思考なのでしょう。


■世界の崩壊を超えて

 私たちは、自分の人生を、この世界を信じているからこそ、生きていけます。頑張れば良いことはある、善人には良いことが起こると、何となく信じています。

けれど、大震災は、被災者から全て奪い、心の世界を崩壊させます。世界は闇の底に沈み、努力は報われず、神も仏も存在せず、人生は空しく意味がないと感じ、絶望感に支配されます。

前述の岩井先生は、世界に安全な場所はないという「世界への不信」、人には頼れないと感じる「人間への不信」、そして自分は価値のない人間だと感じる「自分に対する不信」をあげています。

本当の復興とは、人間の復興、心の復興とは、世界と他者と自分に対する信頼を取り戻し、この心の世界をリカバリーすること、作り直すことだと思うのです。

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>「時には逃げて良いと考える」「私の具合はあまりよくない、あなたの具合も良くない、それで万事よし」

 まったくです(笑)こうやって言葉にされるとほっとしますね。震災当時、私はまさにこう思っていました。自分で頑張っても出来ないことがあって、でも、まったく予期せぬ方法で、予想以上の結果になって手元にくる、という事が実際にありました。 自分を大事にしないと、相手も大事にできないんです。



>けれど、大震災は、被災者から全て奪い、心の世界を崩壊させます。世界は闇の底に沈み、努力は報われず、神も仏も存在せず、人生は空しく意味がないと感じ、絶望感に支配されます。

 書くと眉をひそめる方もおいでだとは思いますが、震災を体験して、私は「家族>>>>家の仏壇や神棚」という心境になりました。震災一年目は、ずっと余震が来るのに、新しく花瓶を買ってお花をお供えしている場合じゃないだろ、毎日お水とお茶とご飯をお供えしてる場合じゃないだろう、と大手を振っていた訳ですが、いま正直に言うと、大切に思う気持ちが薄れました。まぁ、お仏壇と神棚担当だったおじいさんが、あれからさっぱり手も合わせず、お彼岸やお盆に興味が無くなったので、こう思ったのは私だけじゃないんだと思います。勿論、逆に熱心になられた方たちもおいでだとは思いますが、何か心の内で壊れてしまったひとつです。

ですが、たぶん、震災が無かったら、生涯得られなかったであろう、びっくりするほどの「他人の無償の善意」というものを体感しました。(そして、自分を恥ずかしいと痛烈に思いました。何故いままで、自分は他人にこんなにも無償で支援の手を差し伸べてこなかったんだろうかと)震災で、日本だけでなく世界から寄せられた善意は、被災地民の心を確かに温めてくれました。その本当の事、凄いふり幅ですが、短いあいだに絶望(震災)と希望(他人からの善意)を体感したことで、「心のリカバリーは可能」という言葉を、強く信じれます。

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2013ミス・ユニバース 日本代表は“漫画家の卵”

2013年03月11日 14時33分31秒 | 日常
 わぁ、ゴージャスな美人さんだなぁ♪と、ニュースを見て思っていたんですが、更に「モデル兼漫画家」だそうでびっくり。

「2013ミス・ユニバース」日本代表は“漫画家の卵” 「日本の漫画を世界に伝えたい」(ORICON STYLE) - goo ニュースより引用

 知花くらら、森理世ら人気モデルを多数輩出している美の祭典『2013 ミス・ユニバース・ジャパン』の最終選考会が4日、都内で開催され、三重代表として参加したモデルの松尾幸実さん(25)が2013年日本代表に選出された。アマチュアで漫画を描いているという漫画家の卵・松尾さんは「日本の漫画を世界中の子どもに伝えたい」と、日本が誇る文化発信に使命感を燃やした。

小学5年生の時に漫画を描くことにハマったという松尾さんは、現在地方雑誌などで4コマやイラストを描いたりと勉強中。日本代表に選ばれ、この先控えるミス・ユニバース世界大会に向けて「漫画家という肩書きを背負いながら世界のステージに立つ女性って前代未聞じゃないですか!? 世界にはきっと面白い人がたくさんいますよね? 世界にネタを探して、ついでに頂点とってきます」と声を弾ませた。

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こちらで、松尾さんのイラストが観れます。てっぺんを獲る人って、やっぱり内面も外面も磨かれている人なんだなぁ~。

★「NAVERまとめ / 2013ミス・ユニバース」日本代表・松尾幸実さんが描いている漫画がスゴく上手い」
( http://matome.naver.jp/odai/2136244001729362201 )
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声優 納谷悟朗さん死去

2013年03月11日 14時33分14秒 | アニメ
 とうとう、ルパン三世と銭形警部が二人揃って居なくなってしまいました。いつかは、他の声優さんが声をあてて作品が放映されることもあるでしょうけれども、あの二人はもう居ないです。

沖田艦長も、ショッカー幹部も、もう居ないのかぁ・・きっついな~(涙)他に代わるものの無い、素晴らしい演技でした。たくさんの夢をありがとうございました。どうぞ安らかに、ゆっくりお休み下さい。

「ルパン三世」銭形警部の声、納谷悟朗さん死去(読売新聞) - goo ニュースより引用

 アニメ「ルパン三世」の銭形警部の声で知られる俳優の納谷悟朗(なや・ごろう)さんが、5日午前3時、慢性呼吸不全で亡くなった。83歳。葬儀は親族で行った。後日、お別れの会を開く。喪主は妻、捷子(かつこ)さん。

声優としては、米テレビ映画シリーズ「コンバット」のヘンリー少尉をはじめ、チャールトン・ヘストン、ジョン・ウェイン、クラーク・ゲーブルなど大物俳優の吹き替えを担当した。アニメでは、銭形警部のほか、「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長としても有名。特撮番組「仮面ライダー」では悪の秘密結社ショッカーの首領の声も担当した。

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「2013、3、11」 震災から二年

2013年03月11日 09時09分25秒 | 日常
 結局、昨日から今朝まで暴風が吹き荒れ、いっきに寒さが逆戻りしました。おまけにパウダースノーの置き土産(苦笑)「震災の日も寒かったねぇ」というのが、今朝のごみだしで会った、ご近所の皆さんとの挨拶でした。


ふりかえると、震災から一年は、とにかく怖くて。また地震が来るんじゃないか、津波が来るんじゃないかと怯えて暮らしました。二年目は、普通の暮らしができる喜びを噛みしめる毎日でした。

不謹慎ですが、震災前に亡くなったうちの義母の二回忌までと、気持ちが重なる部分がありました。亡くなってから一周忌までの間は、45日やらお彼岸やらお盆などをやりくりするのに精いっぱいで、二回忌でようやく静かな暮らしを過ごせるのを噛みしめる毎日でした。三回忌を目前にして震災が起きてしまったので、それ以降は比較できないんですが、辛かった気持ちは、時間が薄めてくれるんだなというのを体感しました。

震災を忘れる事は無いです。が、記憶が薄れていくのを、良かったと思うべきなのか、忘れないようにしなきゃいけないのかが、今もまだ判断しかねています。こうやってその時に思ったこと感じたことを、ブログに書いて残すのが、一番良い事なんだろうなぁと、思っています。

自分の内で、震災前から変わったと思うのは、どんなに無理だと思う事しんどいと思う事も「やらなきゃいけないのなら、やるんだよ」と、腹をくくれるようになったことです。

それと、一円の得にもならないと判り切っているのに、善意だけで顔も知らないまったくの他人の為に、ここまで手を差し伸べて下さる皆さんが、こんなにも大勢、確実に存在するという事実です。昨日からTVなどで、復興が遅いとかマイナスな事はたくさん報道されるかもしれませんが、こんなにも人の善意があったというプラスな事も報道し続けて欲しいと思います。

ドロと砂埃の中で畳を片付けて下さった皆さんのこと、水や食料を配って下さった自衛隊の皆さんのこと、炊き出して食べた暖かいラーメンのこと、暑い中を一軒一軒回って体の具合はどうですか?と訊ねてくれた保健指導の学生さんのこと、役所で親切に手続きを説明して下さった他県からの応援の職員さんのこと、病院でどなるおやじや文句ばかりのおばさんの相手をしながら、ずっと受付をしていたお姉さんのこと、津波でサビてドロだらけの車を無料で回収してくれたJAFのお兄さんたちのこと、垢だらけの私たち家族を家のお風呂に入れてくれた親戚のこと、食べ物から服から何度も送ってくれた親戚のこと、ずっと全部なにひとつ忘れません。

しんどくとも、辛くとも、生きている間にどうにか御恩をお返ししたいです。


今日は、とても好いお天気です。







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