◆ 特別号 ◆
「 兄の死 」
今回は、１回だけ営業に関してのお話を中断します。
実は、昨日（2007年11月4日）午前7時31分に兄貴が死亡しました。
48歳でした。
2人兄弟で、兄が学年で4つ上でした。
ガキの頃から、俺は兄貴の後ばかり追いかけているそんな子でした。4歳違うとかなり子供にとってはその差は大きく、兄貴の友達が遊んでいるのに混ぜてもらおうとすると、いつも、足手まといにされて、遊ぶと言うよりも邪魔をしているだけのようなそんな感じでした。
剣道を始めたのも、兄貴がやり始めたので、「僕も～」と言う感じで、小学2年の時から始めました。
早くから始めているので、当然上手くなります。
小学校、中学校と県大会で団体で優勝して、全国大会へ参加出来ました。
兄貴は、そのような事からは無縁でしたので、親はこと剣道にかけては俺のことが自慢だったようです。
中学生ぐらいから、ハッキリ言って仲は悪かったです。
ほとんど口もききませんが、話せば喧嘩ばかりに成りました。
兄貴は、結婚が非常に早く、大学卒業するって言う時に『出来ちゃった結婚』をしましたので、まだ俺は高校を卒業して1浪している時でした。
結婚はしないといけない、就職は探さないといけない、親はバカ怒りと非常に大変だった事を思い出します。
でも、長男が生まれてから、親も大喜びで、何となく落ち着いて来たように感じていましたが、兄貴はオリコに就職したので、3年毎に転勤転勤でそれはもう大変だったようです。
2人目が出来、1男1女に恵まれて、大変ながらも幸せだったのかな～と感じておりました。
兄貴が家庭を持つのが早かったので、兄貴と酒を飲みに行ったり、遊んだ記憶はほとんどありません。
ただ、兄貴が渋谷のオリコ担当に成った時に、当社（以前役員していた会社）の担当の上司が兄貴だったので、1度だけ渋谷で飲んだことがありますが、酒はそんなに強くなかったそんな印象でした。
その後、兄貴は、宇都宮のオリコに転勤しました。
この時に、家族は藤沢にいて、兄貴一人単身での赴任となりました。
これが、運命を分けたのですが、元々心臓に持病があり、あまり負担をかけないようにと医者にも言われていて、奥さんは非常に気を使っていたようですが、一人で、暮らすように成ってからは、お酒も飲むように成り、食事もバランスが悪く、かなり太って来ていた時に、脳梗塞で倒れました。
丁度、4年半前です。
兄貴は、俺と違って、非常にまじめで会社に遅刻することもまずなく、熱があっても休むようなことにない人間だったようです。
その日は、兄貴が会社に来ないので、社員が心配して寮に呼びに行ったそうですが、兄貴は覚えていないようですが、大丈夫だと追い返したようです。
その日の午後、支店長が、そのまま連絡も無いので、胸騒ぎがして寮に行ったら、案の定倒れていて救急車で運ばれ、結局、左の脳がほとんど死んだ状態に成りました。
実は、これも、心臓から血栓が飛んだためだったようです。
その後リハビリをして、手足には問題は無くなり、話すことだけが出来ないけど、聞くことは出来るように成っていました。
この件以来、兄貴は非常に可愛くなりました。
それまでは、人を寄せ付けないようなところがありましたが、本当に子供のように、何かを食べると「美味しい～ネ！」、何かをしてもらうと「アリガト。」と言うように、成っていました。
言葉が、単語でしか出ないせいもありますが、表情も可愛く、優しくなりました。
人は、大きな病気をすると変わるものなのかな～と言うのを、兄と親父を見て思います。
実は親父は、60歳を過ぎたあたりで、パーキンソン病になり、それまでは鬼のような顔をしていましたが、非常に優しく、良いおじいちゃんに成りました。・・・6年ほど前に72歳でこの世を去りましたが、・・・
兄貴夫婦はこの4年間は、本当に夫婦水入らずのオシドリ夫婦をしているな～と傍で見ていてもある意味羨ましいそんな感じでした。
大学卒業以来、仕事、子育て、転勤と追われ追われる生活から、病気のためですが、家でのんびり夫婦で暮らす日々、兄貴にとって、義姉さんにとって良い日々だったように感じます。
そんな中、去年の7月に、お袋が肝臓癌であることが分かりました。
どうも、出産（帝王切開）の時の輸血のせいで、肝炎に成り、癌に成ったようです。
ＣＴで見てビックリするほど大きく成っていました。
１３ｃｍありました。
島根の田舎ですが、総合病院の先生にお願いして治療法を決定して、血を止めるカテーテルを入れるようなことや、抗がん剤など手を施しましたが、今年の3月に亡くなりました。
お袋の入院を機会に、兄貴夫婦とも会うことが多く成っていました。
8月にはお袋の初の盆と、俺の初めての子供を里帰りさせに戻って、いろいろ食べに行ったりしていました。
来週、16日は東京で講習会を実施するので、義姉に受付を頼んでいて、兄貴と2人で来る予定でした。
・・・
寝ながら逝ったようです。
苦しんだ様子も無く、・・・でも、まだ早いだろう！
そんな気がしてなりません。
親父、お袋、そして兄貴が逝ったので、4人家族で俺だけが残りました。
人の一生って儚いものだな～と心底感じます。
だからこそ、本当に大切にしなければいけない物を大切に生きて行く。それは、お金では代えられないもの、奥さんや子供や親や友達などを一番に考え生きて行く。
兄貴も、親父も、大きな病気に成って気が付いたことなのかもしれないが、「笑顔」「感謝」で生きることの大切さを、もっともっと前から実行していたら、2人の人生は違ったものに成っていたそんなように感じる。
今、俺は我儘な人生を選択して、実行し始めている。
自分の好きなこと「人を育てる」「指導する」「研修会を実施する」「執筆する」などを仕事にしようと、10月から15年仲間と一緒にやって来た会社を退社した。
嫁と子供との時間を長くとりたいから、自宅の１階を事務所にした。（朝から晩まで夜中まで、気が付いたら仕事をしているのでなかなか区切りが付けれないのが大変！）
ぜひ、皆さん、本当に大切にすべきものを大切に生きて下さい。
そして、何よりも体を大切にして下さいね！
兄貴は寿命が短かったのかも知れません。それなりに、良い人生だったのかも知れない。
でも、残された方が辛い。
義姉さんも、甥、姪も、ただ、結婚が早かったので、２人が成人してもう働いていることが救いです。
２００７年は、俺にとっては生涯忘れられない１年に成った。
３月にお袋が死去。７月に長男誕生。１０月にコンサルタントとして独立。１１月に兄貴の死。
１度にいろいろなことが起き過ぎて、頭がパンクしてしまいそう！
でも、遅かれ早かれ、生まれたら死んで行く。
チョット兄貴は早かっただけ。
残された人達は、自分の人生を生きて行かないといけない。
「笑顔」「感謝」で生きて行く。
大切な物を見失わないこと。
そして、大好きなことをして生きて行く。
嫌いなことや、好きでも無いことに人生の大半を費やして何に成るのだろう！
人の一生は、「アッ」と言う間に過ぎて行く。
親が亡くなって気が付く。
だからこそ、みんなには、「良い人生だった。」と思いながら逝ける。そんな人生を選択して欲しいと思うし、俺もそうやって生きて行く。
明日が、通夜で翌日が火葬。
まだ、兄に会っていないが、会ったら涙が溢れるだろう。
最後の別れだ。・・・
＊湿っぽい特別号でごめんなさい。もで、みんなに伝えたくて書きました。
人生を見つめ直せるのって、肉親の生死の時なのかも知れません。
皆さんにお知らせで～す！
11月9日（大阪）16日（東京）で講習会を開催いたします。
内容は、第一部：「売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識」
第２部：「劇的な効果をもたらす考え方」の２部構成です。
１部２時間ほどです。参加費用は１部５千円、通して７千円です。
現在、事前予約（http://www.cotucotu.com/anketkou.html）をしておりまして、事前の場合は通して５千円です。
ぜひ、席が無くなる前に（無くなると良いですね！）、お誘い合わせの上、上記アドレスから申込み下さい。（メールで直接でもＯＫ）
場所や時間はこのアドレス（http://www.cotucotu.com/kousyukai.html）にて確認頂けます。
特に今回は、「お願いしない営業。」「楽しい営業。」に焦点を当てて講習会を実施する予定です。最近、クライアントさんとお話ししていて、一番の問題が営業に対する偏見であると感じております。「営業＝押し売り」「営業は辛い」「営業は大変」「営業＝罪悪感」などなど、パラダイムシフトが必要な人が非常に多いと感じています。
そこで、営業ほど素晴らしい職業は無いことを実感して頂けるように、パラダイムシフトして頂けるような講習会を短い時間ですが実施できればと考えております。
ぜひ、多数お誘い合わせの上（席は限られてますが…）今すぐ、http://www.cotucotu.com/anketkou.html より、お申込み下さい。
以上、よろしくお願い致します。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
アクト株式会社 代表取締役 島 田 安 浩
電話049-256-9421 FAX049-256-9431
ＨＰ http://www.cotucotu.com
mail shimada@cotucotu.com
メルマガ http://www.mag2.com/m/0000246022.html
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「 兄の死 」
今回は、１回だけ営業に関してのお話を中断します。
実は、昨日（2007年11月4日）午前7時31分に兄貴が死亡しました。
48歳でした。
2人兄弟で、兄が学年で4つ上でした。
ガキの頃から、俺は兄貴の後ばかり追いかけているそんな子でした。4歳違うとかなり子供にとってはその差は大きく、兄貴の友達が遊んでいるのに混ぜてもらおうとすると、いつも、足手まといにされて、遊ぶと言うよりも邪魔をしているだけのようなそんな感じでした。
剣道を始めたのも、兄貴がやり始めたので、「僕も～」と言う感じで、小学2年の時から始めました。
早くから始めているので、当然上手くなります。
小学校、中学校と県大会で団体で優勝して、全国大会へ参加出来ました。
兄貴は、そのような事からは無縁でしたので、親はこと剣道にかけては俺のことが自慢だったようです。
中学生ぐらいから、ハッキリ言って仲は悪かったです。
ほとんど口もききませんが、話せば喧嘩ばかりに成りました。
兄貴は、結婚が非常に早く、大学卒業するって言う時に『出来ちゃった結婚』をしましたので、まだ俺は高校を卒業して1浪している時でした。
結婚はしないといけない、就職は探さないといけない、親はバカ怒りと非常に大変だった事を思い出します。
でも、長男が生まれてから、親も大喜びで、何となく落ち着いて来たように感じていましたが、兄貴はオリコに就職したので、3年毎に転勤転勤でそれはもう大変だったようです。
2人目が出来、1男1女に恵まれて、大変ながらも幸せだったのかな～と感じておりました。
兄貴が家庭を持つのが早かったので、兄貴と酒を飲みに行ったり、遊んだ記憶はほとんどありません。
ただ、兄貴が渋谷のオリコ担当に成った時に、当社（以前役員していた会社）の担当の上司が兄貴だったので、1度だけ渋谷で飲んだことがありますが、酒はそんなに強くなかったそんな印象でした。
その後、兄貴は、宇都宮のオリコに転勤しました。
この時に、家族は藤沢にいて、兄貴一人単身での赴任となりました。
これが、運命を分けたのですが、元々心臓に持病があり、あまり負担をかけないようにと医者にも言われていて、奥さんは非常に気を使っていたようですが、一人で、暮らすように成ってからは、お酒も飲むように成り、食事もバランスが悪く、かなり太って来ていた時に、脳梗塞で倒れました。
丁度、4年半前です。
兄貴は、俺と違って、非常にまじめで会社に遅刻することもまずなく、熱があっても休むようなことにない人間だったようです。
その日は、兄貴が会社に来ないので、社員が心配して寮に呼びに行ったそうですが、兄貴は覚えていないようですが、大丈夫だと追い返したようです。
その日の午後、支店長が、そのまま連絡も無いので、胸騒ぎがして寮に行ったら、案の定倒れていて救急車で運ばれ、結局、左の脳がほとんど死んだ状態に成りました。
実は、これも、心臓から血栓が飛んだためだったようです。
その後リハビリをして、手足には問題は無くなり、話すことだけが出来ないけど、聞くことは出来るように成っていました。
この件以来、兄貴は非常に可愛くなりました。
それまでは、人を寄せ付けないようなところがありましたが、本当に子供のように、何かを食べると「美味しい～ネ！」、何かをしてもらうと「アリガト。」と言うように、成っていました。
言葉が、単語でしか出ないせいもありますが、表情も可愛く、優しくなりました。
人は、大きな病気をすると変わるものなのかな～と言うのを、兄と親父を見て思います。
実は親父は、60歳を過ぎたあたりで、パーキンソン病になり、それまでは鬼のような顔をしていましたが、非常に優しく、良いおじいちゃんに成りました。・・・6年ほど前に72歳でこの世を去りましたが、・・・
兄貴夫婦はこの4年間は、本当に夫婦水入らずのオシドリ夫婦をしているな～と傍で見ていてもある意味羨ましいそんな感じでした。
大学卒業以来、仕事、子育て、転勤と追われ追われる生活から、病気のためですが、家でのんびり夫婦で暮らす日々、兄貴にとって、義姉さんにとって良い日々だったように感じます。
そんな中、去年の7月に、お袋が肝臓癌であることが分かりました。
どうも、出産（帝王切開）の時の輸血のせいで、肝炎に成り、癌に成ったようです。
ＣＴで見てビックリするほど大きく成っていました。
１３ｃｍありました。
島根の田舎ですが、総合病院の先生にお願いして治療法を決定して、血を止めるカテーテルを入れるようなことや、抗がん剤など手を施しましたが、今年の3月に亡くなりました。
お袋の入院を機会に、兄貴夫婦とも会うことが多く成っていました。
8月にはお袋の初の盆と、俺の初めての子供を里帰りさせに戻って、いろいろ食べに行ったりしていました。
来週、16日は東京で講習会を実施するので、義姉に受付を頼んでいて、兄貴と2人で来る予定でした。
・・・
寝ながら逝ったようです。
苦しんだ様子も無く、・・・でも、まだ早いだろう！
そんな気がしてなりません。
親父、お袋、そして兄貴が逝ったので、4人家族で俺だけが残りました。
人の一生って儚いものだな～と心底感じます。
だからこそ、本当に大切にしなければいけない物を大切に生きて行く。それは、お金では代えられないもの、奥さんや子供や親や友達などを一番に考え生きて行く。
兄貴も、親父も、大きな病気に成って気が付いたことなのかもしれないが、「笑顔」「感謝」で生きることの大切さを、もっともっと前から実行していたら、2人の人生は違ったものに成っていたそんなように感じる。
今、俺は我儘な人生を選択して、実行し始めている。
自分の好きなこと「人を育てる」「指導する」「研修会を実施する」「執筆する」などを仕事にしようと、10月から15年仲間と一緒にやって来た会社を退社した。
嫁と子供との時間を長くとりたいから、自宅の１階を事務所にした。（朝から晩まで夜中まで、気が付いたら仕事をしているのでなかなか区切りが付けれないのが大変！）
ぜひ、皆さん、本当に大切にすべきものを大切に生きて下さい。
そして、何よりも体を大切にして下さいね！
兄貴は寿命が短かったのかも知れません。それなりに、良い人生だったのかも知れない。
でも、残された方が辛い。
義姉さんも、甥、姪も、ただ、結婚が早かったので、２人が成人してもう働いていることが救いです。
２００７年は、俺にとっては生涯忘れられない１年に成った。
３月にお袋が死去。７月に長男誕生。１０月にコンサルタントとして独立。１１月に兄貴の死。
１度にいろいろなことが起き過ぎて、頭がパンクしてしまいそう！
でも、遅かれ早かれ、生まれたら死んで行く。
チョット兄貴は早かっただけ。
残された人達は、自分の人生を生きて行かないといけない。
「笑顔」「感謝」で生きて行く。
大切な物を見失わないこと。
そして、大好きなことをして生きて行く。
嫌いなことや、好きでも無いことに人生の大半を費やして何に成るのだろう！
人の一生は、「アッ」と言う間に過ぎて行く。
親が亡くなって気が付く。
だからこそ、みんなには、「良い人生だった。」と思いながら逝ける。そんな人生を選択して欲しいと思うし、俺もそうやって生きて行く。
明日が、通夜で翌日が火葬。
まだ、兄に会っていないが、会ったら涙が溢れるだろう。
最後の別れだ。・・・
＊湿っぽい特別号でごめんなさい。もで、みんなに伝えたくて書きました。
人生を見つめ直せるのって、肉親の生死の時なのかも知れません。
皆さんにお知らせで～す！
11月9日（大阪）16日（東京）で講習会を開催いたします。
内容は、第一部：「売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識」
第２部：「劇的な効果をもたらす考え方」の２部構成です。
１部２時間ほどです。参加費用は１部５千円、通して７千円です。
現在、事前予約（http://www.cotucotu.com/anketkou.html）をしておりまして、事前の場合は通して５千円です。
ぜひ、席が無くなる前に（無くなると良いですね！）、お誘い合わせの上、上記アドレスから申込み下さい。（メールで直接でもＯＫ）
場所や時間はこのアドレス（http://www.cotucotu.com/kousyukai.html）にて確認頂けます。
特に今回は、「お願いしない営業。」「楽しい営業。」に焦点を当てて講習会を実施する予定です。最近、クライアントさんとお話ししていて、一番の問題が営業に対する偏見であると感じております。「営業＝押し売り」「営業は辛い」「営業は大変」「営業＝罪悪感」などなど、パラダイムシフトが必要な人が非常に多いと感じています。
そこで、営業ほど素晴らしい職業は無いことを実感して頂けるように、パラダイムシフトして頂けるような講習会を短い時間ですが実施できればと考えております。
ぜひ、多数お誘い合わせの上（席は限られてますが…）今すぐ、http://www.cotucotu.com/anketkou.html より、お申込み下さい。
以上、よろしくお願い致します。
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アクト株式会社 代表取締役 島 田 安 浩
電話049-256-9421 FAX049-256-9431
ＨＰ http://www.cotucotu.com
mail shimada@cotucotu.com
メルマガ http://www.mag2.com/m/0000246022.html
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