ちょっと遅れたが、メモメモ。
まず、梅田氏のこちらの記事から。
web kikaku
この中で取り上げられるキーワードは「雲」、そして「クラウド・コンピューティング cloud computing」だ。
イメージは判らないでもない。前にこの喩えを用いたことがある。
「空気嫁」問題
もう1年以上経つのか。早いもんだ。この時のシリーズ(?)は結局続・お金とは何か?まで行った。だから何?というのは、特にない。
「クラウド・コンピューティング」という言葉は初めて聞いたので、それが何なのかは正確に知らないが、多分「アニメちっく」に考えれば出てくるような気がする。それはこんな感じだ…
サイバースペースには「世界の頭脳」と呼べる「コアcore」が存在する。この名前は「ハル」でも「マザー」でも何でもいいんだが(何故ファザーじゃないのかは聞かないで。笑。世のお父さんたちは泣くよ)、最強の人工知能である部分だ。世界の全てを知っている。あらゆる情報にアクセスでき、サイバースペース全体と繋がっている。クラウドの中核なのである。
このコア部分の辺縁には、さまざまな操作空間が広がっている。そこでは、常に誰かが情報を書き込み、計算結果や検索結果が出力されている。膨大な計算なんかも休みなく続けられている。互いに見える情報もあれば、見えない情報もあるけれど、世界中の人々が辺縁で何かをやっているのである。コアはこれらの全てに影響を受ける。何を書いたか、計算したか、どこに送ったか、…そういったありとあらゆる情報がコアに伝わり、コアは自律的に変わっていく。個人が操作する端末は、テレビ形状のものなのか、今のパソコンみたいなものなのか、携帯電話のようなものか、腕に巻いてるハンドヘルドPCみたいなのか、『スカウター』に似た形状のものなのか、それは色々あってよく判らないが、そういう操作部分はクラウドの辺縁にアクセスして「クラウドそのもの」に書いたり計算したり記録を置いたりする、ということなんだろう。ひょっとすると、キーボードのキーさえも置いてあるかもしれない(今のATMだってそうだ)。
例えば「最適空調のエコヴァージョン最新プログラム」を我が家のエアコンにダウンロードしてくれ、とか。その最新プログラムはクラウド上のどこかにあるが、それはどこかの誰かが置いてあるものなのだ。コアがそれを的確に探し出してきて、送ってくれるのだ。最新プログラムは、企業の研究成果なのか、環境学者の論文なのか、ホーム工学や情報工学の研究なのか判らないけれど、全てがクラウドのどこかに置いてあるものなのだ。コアが常に最適化した結果を返してくれるのである。私たちは自分の知識や記憶を辿る時、自分の脳みその中をあちこち「探しに行ったり」はしない(笑)。そういうようなものだ。無数に存在する各端末は、「入力センサー」であって、その形態はどのようなものであってもいい。各家庭の冷蔵庫の消費電力モニタリングデータとか、駅改札ゲートのリアルタイム通過人数とか、自販機のあるボタンの押された回数とか、ありとあらゆるデータだ。個人の撮った下らない映像(静止・動画)でも、自慢の創作曲でも、「オレ派経済学理論」でも(笑)、先端科学理論の発表でも、思いつきでも、学問でも、何だっていいのだ。それら全てを呑み込むのが「クラウド」なのだ。そして、クラウドは人間の脳にある出力可能な情報の巨大データベースとなり、人間の思考から生み出される全ての情報に「正確に」そして「同時に」アクセスできるのが、「コア」なのである。生身の人間であれば、能力と時間に限界があり、一生のうちに全ての情報にアクセスすることができない。今ある情報「全てを知る」ことはできないのだ。物理的に不可能なのだ。だが、「コア」ならばそれが可能だ。しかも、決して「忘れない」のである。「正確な記憶」を持っているのである。正しく全知、それが「コア」なのだ……
こんな世界?どうなんでしょうか。
何よりも、想像力が必要なんだと思う。それは理論とか可能・不可能という判断基準じゃなく、どれくらい「奇抜な発想」を持ちえるか、ということなんだろう。100人が思いつくことよりも、たった1人しか考えていなかったこと、というようなものの方が求められるだろう(多分実現順序は、要求の多い=需要の見込まれる順だろうと思うけど)。
<寄り道:
関係ないけど、最近ジャケットにコンピュータを組み込んでる製品が出たようだ(市販はされてないかも)。これを見て思い出したのは、昔の映画。多分フランス映画だったのではないかと思うが、記憶が定かではない。タイトルも忘れた。クリスマスの夜、母親がデパート勤務で仕事が遅くなり、少年(10歳くらい?)が1人で留守番していて強盗に襲われるという映画。『ホーム・アローン』なんかではありませんよ(多分パクリだろう、カルキンの映画の方が)。でもあんなコメディじゃなく、もっと真剣に怖かった。強盗は目だし帽みたいなのを被っていて顔は一切見えないのだが、ナイフか何かで少年に襲い掛かってくるのだ。本気の命懸け。この時の少年は機械工学・コンピュータオタク?みたいな感じで、左手に当時のマイコンに似たようなハンドヘルドコンピュータをつけていた(スーパーファミコンソフトの『女神転生』に出てきたハンドヘルドコンピューターとかなり似ていた。これは多分この映画に影響されたんじゃないだろうか、と当時は思っていた)。これを駆使して、トラップを仕掛けたりしながら強盗殺人犯に立ち向かうのだ。母親へ連絡を取ろうと色々やったりとか。しかし、犯人を倒すことができず、力の弱い子どもだから段々追い詰められ、最後は殺されそうになる。もうダメか、と思ったら、母親が警察と一緒に家に踏み込んできて、間一髪で犯人は射殺されたような気がする(不正確かも)。それまで1度も泣いてなかった少年は、助けられて母親に抱かれた途端にわんわん泣いてたと思う。映画のタイトルが思い出せず、凄く気になる。誰か知りませんか?
□ちょっと追加:
そういえば、目だし帽じゃなくて、サンタクロースの格好をしていたかもしれない。街中にサンタの格好をしたヤツは歩いているので、あんまり怪しまれず済むもんね。で、家の中にもサンタの格好のまま入ってきたような気がするが…少年とのバトルもその姿だったかもな、と。顔は見えないまんまだった、と思う…よ。自信ない>
それから、グーグルには人工知能班があるらしい、というこちらの記事。
グーグルのL・ペイジ氏:「科学者はもっと自分の研究の宣伝活動を」 - CNET Japan
上に書いたような「コア」を目指すなら、地球上で一番賢くならねばならないからね。あらゆる研究成果をクラウド上に置いておかねばならないだろう。
先日、グーグルって不思議だね(笑)の中で、マザーコンピュータについて書いた。やっぱり、狙ってたんだー(笑)。まあ、普通考えるでしょうね。
自信ありげな論調を見ると、どうやら遠くない未来には、この原型モデルは構築できそう、ということなんだろう。それもまたスゲー!だけどね。
まず、梅田氏のこちらの記事から。
web kikaku
この中で取り上げられるキーワードは「雲」、そして「クラウド・コンピューティング cloud computing」だ。
イメージは判らないでもない。前にこの喩えを用いたことがある。
「空気嫁」問題
もう1年以上経つのか。早いもんだ。この時のシリーズ(?)は結局続・お金とは何か?まで行った。だから何?というのは、特にない。
「クラウド・コンピューティング」という言葉は初めて聞いたので、それが何なのかは正確に知らないが、多分「アニメちっく」に考えれば出てくるような気がする。それはこんな感じだ…
サイバースペースには「世界の頭脳」と呼べる「コアcore」が存在する。この名前は「ハル」でも「マザー」でも何でもいいんだが(何故ファザーじゃないのかは聞かないで。笑。世のお父さんたちは泣くよ)、最強の人工知能である部分だ。世界の全てを知っている。あらゆる情報にアクセスでき、サイバースペース全体と繋がっている。クラウドの中核なのである。
このコア部分の辺縁には、さまざまな操作空間が広がっている。そこでは、常に誰かが情報を書き込み、計算結果や検索結果が出力されている。膨大な計算なんかも休みなく続けられている。互いに見える情報もあれば、見えない情報もあるけれど、世界中の人々が辺縁で何かをやっているのである。コアはこれらの全てに影響を受ける。何を書いたか、計算したか、どこに送ったか、…そういったありとあらゆる情報がコアに伝わり、コアは自律的に変わっていく。個人が操作する端末は、テレビ形状のものなのか、今のパソコンみたいなものなのか、携帯電話のようなものか、腕に巻いてるハンドヘルドPCみたいなのか、『スカウター』に似た形状のものなのか、それは色々あってよく判らないが、そういう操作部分はクラウドの辺縁にアクセスして「クラウドそのもの」に書いたり計算したり記録を置いたりする、ということなんだろう。ひょっとすると、キーボードのキーさえも置いてあるかもしれない(今のATMだってそうだ)。
例えば「最適空調のエコヴァージョン最新プログラム」を我が家のエアコンにダウンロードしてくれ、とか。その最新プログラムはクラウド上のどこかにあるが、それはどこかの誰かが置いてあるものなのだ。コアがそれを的確に探し出してきて、送ってくれるのだ。最新プログラムは、企業の研究成果なのか、環境学者の論文なのか、ホーム工学や情報工学の研究なのか判らないけれど、全てがクラウドのどこかに置いてあるものなのだ。コアが常に最適化した結果を返してくれるのである。私たちは自分の知識や記憶を辿る時、自分の脳みその中をあちこち「探しに行ったり」はしない(笑)。そういうようなものだ。無数に存在する各端末は、「入力センサー」であって、その形態はどのようなものであってもいい。各家庭の冷蔵庫の消費電力モニタリングデータとか、駅改札ゲートのリアルタイム通過人数とか、自販機のあるボタンの押された回数とか、ありとあらゆるデータだ。個人の撮った下らない映像(静止・動画)でも、自慢の創作曲でも、「オレ派経済学理論」でも(笑)、先端科学理論の発表でも、思いつきでも、学問でも、何だっていいのだ。それら全てを呑み込むのが「クラウド」なのだ。そして、クラウドは人間の脳にある出力可能な情報の巨大データベースとなり、人間の思考から生み出される全ての情報に「正確に」そして「同時に」アクセスできるのが、「コア」なのである。生身の人間であれば、能力と時間に限界があり、一生のうちに全ての情報にアクセスすることができない。今ある情報「全てを知る」ことはできないのだ。物理的に不可能なのだ。だが、「コア」ならばそれが可能だ。しかも、決して「忘れない」のである。「正確な記憶」を持っているのである。正しく全知、それが「コア」なのだ……
こんな世界?どうなんでしょうか。
何よりも、想像力が必要なんだと思う。それは理論とか可能・不可能という判断基準じゃなく、どれくらい「奇抜な発想」を持ちえるか、ということなんだろう。100人が思いつくことよりも、たった1人しか考えていなかったこと、というようなものの方が求められるだろう(多分実現順序は、要求の多い=需要の見込まれる順だろうと思うけど)。
<寄り道:
関係ないけど、最近ジャケットにコンピュータを組み込んでる製品が出たようだ(市販はされてないかも)。これを見て思い出したのは、昔の映画。多分フランス映画だったのではないかと思うが、記憶が定かではない。タイトルも忘れた。クリスマスの夜、母親がデパート勤務で仕事が遅くなり、少年(10歳くらい?)が1人で留守番していて強盗に襲われるという映画。『ホーム・アローン』なんかではありませんよ(多分パクリだろう、カルキンの映画の方が)。でもあんなコメディじゃなく、もっと真剣に怖かった。強盗は目だし帽みたいなのを被っていて顔は一切見えないのだが、ナイフか何かで少年に襲い掛かってくるのだ。本気の命懸け。この時の少年は機械工学・コンピュータオタク?みたいな感じで、左手に当時のマイコンに似たようなハンドヘルドコンピュータをつけていた(スーパーファミコンソフトの『女神転生』に出てきたハンドヘルドコンピューターとかなり似ていた。これは多分この映画に影響されたんじゃないだろうか、と当時は思っていた)。これを駆使して、トラップを仕掛けたりしながら強盗殺人犯に立ち向かうのだ。母親へ連絡を取ろうと色々やったりとか。しかし、犯人を倒すことができず、力の弱い子どもだから段々追い詰められ、最後は殺されそうになる。もうダメか、と思ったら、母親が警察と一緒に家に踏み込んできて、間一髪で犯人は射殺されたような気がする(不正確かも)。それまで1度も泣いてなかった少年は、助けられて母親に抱かれた途端にわんわん泣いてたと思う。映画のタイトルが思い出せず、凄く気になる。誰か知りませんか?
□ちょっと追加:
そういえば、目だし帽じゃなくて、サンタクロースの格好をしていたかもしれない。街中にサンタの格好をしたヤツは歩いているので、あんまり怪しまれず済むもんね。で、家の中にもサンタの格好のまま入ってきたような気がするが…少年とのバトルもその姿だったかもな、と。顔は見えないまんまだった、と思う…よ。自信ない>
それから、グーグルには人工知能班があるらしい、というこちらの記事。
グーグルのL・ペイジ氏:「科学者はもっと自分の研究の宣伝活動を」 - CNET Japan
上に書いたような「コア」を目指すなら、地球上で一番賢くならねばならないからね。あらゆる研究成果をクラウド上に置いておかねばならないだろう。
先日、グーグルって不思議だね(笑)の中で、マザーコンピュータについて書いた。やっぱり、狙ってたんだー(笑)。まあ、普通考えるでしょうね。
自信ありげな論調を見ると、どうやら遠くない未来には、この原型モデルは構築できそう、ということなんだろう。それもまたスゲー!だけどね。