『ハンコック』の方はイマイチな感じだった。
どちらかといえば、「ええっー!?」って展開。
『ダークナイト』のDVDを買って、メイキングについて知ってしまった私にとっては、あまりにお粗末映像が多すぎるのが気になった。
娯楽映画と思えばいいのかもしれないが、あの女との関係とか、ヒーローの苦悩や広告コンサルの流れが良かった前の方に比べて、唐突感もあるし後味の不完全燃焼っぽい感じが、しっくりこなかった(笑)。
ま、でも、好みもあるかも。
一方、『ウォンテッド』の方は、「自分スタイル」に合ってる作品だった。
何といっても、冴えない、うだつの上がらない平凡な若者が、父親というルーツや「自分探し」をする映画だからだね。
スナイパー、バレット、ドブネズミ、安物のデジタルウォッチ、あやとり、など、個人的に共感できる部分が多いから、ということもあるか(笑)。
「サイコガン」と見紛うばかりの曲射?、斬鉄剣の如きナイフさばき、なんかも素晴らしい。
北のミサイル発射問題で、政府高官発言の「弾丸で弾丸を撃ち落とすようなもの」というのを、まさしく地でゆく特殊能力が遺憾なく発揮されていた。何てタイムリーなのだろう、と思ったよ。
究極的な力を持つ暗殺組織が、その自らの力ゆえに運命づけられることというのが、中々深い。必ずや「狼が支配すればいい」と考える人間が出てくる、ということでもあるのだ。影の人間は永遠に影でなければならず、自らが意志を持ち選択してはならない、ということでもある。そういう恣意性を持つようになれば、暴走からは逃れらないから、ということもある。
自分を取り戻す、自分とはいかなる人間なのか、というような大きなテーマがよいので、くすぶり続ける若者には観てもらいたいものだ。
グーグルで「自分検索」をするシーンも最高。
いわゆる「エゴサーチ」とかってやつかな(笑)。
いくら「自分探し」をグーグルさんに尋ねても、さしものグーグルさえ答えてはくれないのだ、という、バーチャル世界に答えなどない、ということも、大変素晴らしい描写となっていた。
オススメの1本。
どちらかといえば、「ええっー!?」って展開。
『ダークナイト』のDVDを買って、メイキングについて知ってしまった私にとっては、あまりにお粗末映像が多すぎるのが気になった。
娯楽映画と思えばいいのかもしれないが、あの女との関係とか、ヒーローの苦悩や広告コンサルの流れが良かった前の方に比べて、唐突感もあるし後味の不完全燃焼っぽい感じが、しっくりこなかった(笑)。
ま、でも、好みもあるかも。
一方、『ウォンテッド』の方は、「自分スタイル」に合ってる作品だった。
何といっても、冴えない、うだつの上がらない平凡な若者が、父親というルーツや「自分探し」をする映画だからだね。
スナイパー、バレット、ドブネズミ、安物のデジタルウォッチ、あやとり、など、個人的に共感できる部分が多いから、ということもあるか(笑)。
「サイコガン」と見紛うばかりの曲射?、斬鉄剣の如きナイフさばき、なんかも素晴らしい。
北のミサイル発射問題で、政府高官発言の「弾丸で弾丸を撃ち落とすようなもの」というのを、まさしく地でゆく特殊能力が遺憾なく発揮されていた。何てタイムリーなのだろう、と思ったよ。
究極的な力を持つ暗殺組織が、その自らの力ゆえに運命づけられることというのが、中々深い。必ずや「狼が支配すればいい」と考える人間が出てくる、ということでもあるのだ。影の人間は永遠に影でなければならず、自らが意志を持ち選択してはならない、ということでもある。そういう恣意性を持つようになれば、暴走からは逃れらないから、ということもある。
自分を取り戻す、自分とはいかなる人間なのか、というような大きなテーマがよいので、くすぶり続ける若者には観てもらいたいものだ。
グーグルで「自分検索」をするシーンも最高。
いわゆる「エゴサーチ」とかってやつかな(笑)。
いくら「自分探し」をグーグルさんに尋ねても、さしものグーグルさえ答えてはくれないのだ、という、バーチャル世界に答えなどない、ということも、大変素晴らしい描写となっていた。
オススメの1本。