いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

続々・停電を人質に取る醜悪な東電(原発)擁護

2011年04月19日 17時17分14秒 | おかしいぞ
東電さんが少し改心したのか、経産省あたりに「ビビり」が入ったせいなのか、判りませんが、最悪の計画停電みたいなのは回避されそう、ということのようです。

はてなブックマーク - 東電、最大5700万kW供給へ…節電緩和か : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


原発が止まれば、どうなるか判っているのか、電気が使えなくなるんだぞ、という脅しは効果がないと見たのかもしれません(笑)。

いやいや、それとも、止まっていた火力発電所なんかの復旧見通しが大きく変わったんだ、ということかもしれませんが。
数日前までは、産経新聞曰く「最大で1500万kWも不足する」とかいう、煽りだったわけですが、それは引っ込めた、ということなんでしょうか?

ああ、産経新聞の社説子以下、福島第一原発の5号機、6号機を動かしに行くそうだから、その220万kWが加わった、ということですね!


お前ら、行けよ。マジで。
発電してこいや。


空冷ですか

2011年04月18日 21時45分29秒 | 社会全般
んー、これもたまたま偶然、ということかと。

冷房装置、設置を検討=空気で原子炉冷却―保安院 (時事通信) - Yahoo!ニュース

東京電力福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、原子炉を冷却するシステムの一環として、空気で冷やす冷房装置を1号機と3号機に設置する方向で検討していることを明らかにした。
保安院によると、冷房装置は「エアフィンクーラー」と呼ばれ、フランスの原子力発電所では既に実用化されている。原子炉内を空気との熱交換で放熱する仕組みという。同院の西山英彦審議官は「国内では初めてではないか」としている。


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ふーん、そんな冷却方式があったとですか。それは、知らなんだ。

というか、前日に書いたのが、4号機の自然鎮火の話だったんだよね。

どん底まで行った~福島第一原発

(再掲)
『幸運にも、4号機は何故か自然鎮火した、とのことだった。まるで神頼みが通じたかに思えたのだった。
建屋内だと保温効果が働くが、爆発で外気に開放されたことで丁度「空冷」のような効果が働き、少し温度上昇が抑えられたのかもしれないが、実際どうなのか分からない。』

ま、何かのヒントにでもなってくれるなら、それは有難いことです。
こんなド素人の書いている記事でも、役立つことがあるとすれば、嬉しい限りです。


そんなワケはないか(笑)。



本気で考えるなら、現場を知りつくした人間、できることと出来ないことを判断できる人間、そういう方々を各分野で用意せねばならないでしょう。工学系の総合力が要求されるでしょう。建築土木系、電気系、材料系、製作製造、ロボット系、みたいに、よく判らないけれども、そういう知識の粋を集めないと困難を極めるでしょう。原子炉の専門家というだけではなく、工学系全般の知識が求められるということです。


今こそ本物の専門家が必要とされる、ということです。

同時に、これまでなかったものを生み出すことさえ求められるでしょう。この超巨大プロジェクトは、日本の威信をかけて取り組まねばならないくらいの影響力を持ち、真の意味での「もの作り」力が試されるのです。


復興増税という愚

2011年04月18日 19時53分14秒 | 経済関連
ここに来て、岡田幹事長以下、民主党内に増税派が増長しているようであるが、復興会議に中々突破できなかった増税路線という「税調の肩代わり」でもさせようというのだろうか。
菅総理の非常に残念なところは、「いい線」のところに近づきながらも、決して到達することのできない「平行線」なのであり、目的地(それとも正解、ベストチョイス、等々)には行く着くことができない、というものだろう。


当方は、例えば竹中平蔵氏に対する批判などを書いてきたりしたわけですが、今回の増税反対という意見については同意せざるを得ません。

はてなブックマーク - 【正論】誤った議論の代表は「復興税」だ 慶応大学教授・竹中平蔵+(3/3ページ) - MSN産経ニュース

他の部分は保留としても、増税だけは反対、というのは、一致しています。


郵政民営化法案の時にもそうでしたが、岡田幹事長は大局を判断するのが苦手というか、状況判断がヘタなのではなかろうかと思うわけです。

現状での最悪の選択は、増税でしょう。
日銀引受が妥当か否かとか、市場を通じた発行をせよとか、そういった論点とは最もかけ離れているのが、増税案であろうと思えるわけです。過去の失敗を生かせないのは、日銀と同様の悪い癖でしょうか。
そうは言っても、震災直後の日銀は、これまでに比べれば遥かに機敏に行動したわけで、復興資金10兆円の引受という観測記事さえも流れたわけですから、前進の兆しはあったのかもしれません。政治的なバックアップが欠けてしまえば、日銀側としても動けない、ということに違いはないわけですから。


経済学的に云々という前に、経済学素人ながらに平凡に考えてみましょう。自分ならどうするか、という視点で考えるのです。また例で申し訳ありませんが、イメージしやすいように、具体的な例で考えてみます。

さて、あなたの家が不幸な火事で全焼してしまいました。建物は勿論、家財道具一式が焼けて失われました。その損害額を3000万円としましょう。建物だけではなく、テレビ、冷蔵庫、エアコン、ブランドバッグ、宝飾品類、箸や茶碗から靴下やパンツの果てまで、全て失われてしまったのですから、これらを同じように揃えるとなれば、かなりの大損害です。
火災保険で支払われる額がとりあえず1000万円あるものとします。残りの2000万円分の損害は別な方法で埋めなければなりませんね。これをどのように考えるか、ということなのです。

自分なら、焼けた家をまず再建しようとするでしょう。住宅ローンを組み、家を建てますね。で、以前の家の時に、若干の使いづらさのあった台所とか風呂場などの水廻りを改善するとか、それは普通に考えるでしょうね。以前に問題のあった部分を、わざわざそっくりそのまま再建することもない、ということですね。折角お金をかけるのなら、よくなるようにした方が得ですもんね。

で、不足資金は、ローンでまかなう、ということです。保険で1000万円出るなら、家財道具とかを揃えたり、当座の生活資金とかに回して、住宅建設は2000万円の住宅ローンにするでしょう、と。
ここで、この住宅建設資金の2000万円は、今手元にあるお金ではありませんね。けれども、住宅は先に手に入ります。たった今、2000万円を投入する、ということです。将来所得から返済してゆく、ということになりますよね。


結局、3000万円のストックの損失を受けたとして(現実には、それ以上ということになるかと思いますけれども)、保険でカバーされる範囲以外については、ローンすなわち借金ということになります。今の時点で3000万円をまず投入、ということです。
復興資金として置き換えて考えてみても、住宅ローン=「住宅建設の債券発行」と意味合いとしては同等ということですよね。30年の住宅ローンというのは、30年債とほぼ似たもの、ということです。災害復興債券を発行し、たった今、3000万円を投入するということです。


一方、増税で再建というのは、どういうことになるでしょうか。
増税といっても、一時金としてそんなに多額の税を集めることは可能かといえば、難しいのではないかと思えますよね。
増税の場合のやり方というのは、上の例で当てはめてみますと、どうなるでしょう。

一家の構成メンバーが、父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃん、姉ちゃん、ボク、の5人としますか。保険金の受取は同じですが、他は「今ある収入の中から一部徴収」ということになります。すると、例えば、
 父ちゃん 5万円
 母ちゃん 2万円
 兄ちゃん 8千円
 姉ちゃん 5千円
 ボク 300円

といった具合に、各人から徴収してゆく、ということになります。
(いきなり総額2000万円を全員から集めることなど無理ですよね?)

合計が83300円だとして、このお金で買える分だけの住宅建築資材などを買い集めてゆく、ということになりますね。少しづつしか再建できない、ということです。じゃあ、2000万円分の家になるまでには、どれくらいかかるのか、ということになりますと、約240ターン後、ということになります。はじめのうちは、玄関の柱しかない、という状態でも、みんなで暮らすわけです。
保険金1000万円と集めた83300円をどのように配分するかは、連日のように家族会議をやって、「階段の手すりが先だ」「いやいや、お風呂のタイルが先よ」とか喧々諤々の議論を積み重ねる、ということらしいです。階段の踏み板とお風呂場のタイルは、どちらを先に揃えるのが合理的で経済的なのかについて詳しく検討し、最も正しい意見を言えるメンバーが「素晴らしい」という評価を得るそうですぜ(笑)。そうして、大体20年後には、家が完成に漕ぎ着けられるということらしいです。これこそが、身の丈に合った生活、ということでしょうか。
これが税方式、というか、増税によって財源を確保する、ということの意味です。


どうして、こんな頓馬なことが「これが正しい」という意見として、まかり通るのでしょうか。こんな間抜けな父ちゃんは、現実にいたら、どうですか?


基本的に必要なことは、手元資金として使える1000万円は割と小さい動産とか生活用品などに回せばいいな、という大枠は考えつきますよね?パンツもなしとか、タオルや歯ブラシもない、ということだと辛いですもんね?
じゃあ、インフラというかストックというか、流動的ではないものを整備する(例では「住宅」という不動産)のに、払えるお金の中から部分的に資金投入して、それがどういった意味があるのか、ということなのですよ。玄関だけあるとか、床は繋がってないけどキッチンだけは先に付けるとか、あんまり意味がないでしょう?

それよりも、今手元にはない資金だけど、2000万円を一気に投入して、まず住宅を完成品として手に入れ、それをきちんと使った方がはるかに家族の為になるのではありませんか?
増税派の方々は、「たった今、手元にない2000万円を借金でまかなうなんて許されない!規律が緩んでいる!」とか言ってるのと同じなのですよ。それは、ヘンではありませんか?
失われた動産、不動産、これが3000万円かかるというなら、生活基盤を再建する為に3000万円をまず投入し、その資金手当てについては、家族のメンバーが稼ぐのを頑張るとか、収入が増えれば兄ちゃんや姉ちゃんも家に入れる金をこれまでよりも少し増やすますね、とか、できるでしょう?
今は稼ぎの少ないボクだって、家を使って恩恵を受けているなら、将来はもうちょっと頑張って300円よりも多く出せるように頑張るよ、ということで、それでいいのではありませんか?2000万円の住宅建設に当たっては、風呂が華美になり過ぎないようにしよう、とか、父ちゃんが100インチの大型モニタが欲しいとか我儘を言ってるがそんなの認められないよ、無駄遣いすんな、とか、そういうのは当然ありますよね。無駄遣いすんな、というのは当然あってしかるべき、ということですが、それは無駄な100インチモニタよりも皆の使う洗面台の充実の方が優先される、というようなことであって、2000万円の家を建設するのはダメだ、ということではありませんでしょう。


普段の生活と同じように考えたりするなら、こういうのは当たり前だろうと思うのだけれども、災害復興になると「債券発行は認められない!各人から徴収した金だけ使え」といった過激な方向に行くのは何故なのか、判りません。

増税すべし、という意見の方々は、自発的にその徴税分だけ毎年寄付を続けてもらえれば、自動的に税負担と同じくなるはずです。強制力の有無しか違いはないですから。
増税賛成派の方々ならば、自らがその税負担分を躊躇うことなく支払うはずでしょう。



朝日新聞世論調査に見るマスコミの終末

2011年04月18日 12時22分54秒 | 社会全般
この期に及んでもなお、「反省なき愚者」を演じ続けるというのも、どうかと思う。どこまで行っても、間違いを認めたくない・引き返せない、ということなのであろう。

これはまあおいといて、世論調査だそうで。大新聞の朝日さんが出したんですと。

asahi.com(朝日新聞社):原発「減らす・やめる」41% 朝日新聞世論調査 - 社会

(一部引用)

「原子力発電は今後どうしたらよいか」という質問で四つの選択肢から選んでもらうと、「増やす方がよい」5%、「現状程度にとどめる」51%、「減らす方がよい」30%、「やめるべきだ」11%。日本は電力の3割を原子力発電でまかなっていると紹介したうえで同様の質問をした2007年の調査では、「増やす」13%、「現状程度」53%、「減らす」21%、「やめる」7%で、「減らす」と「やめる」の合計が28%にとどまっていた。

 原子力発電の利用の賛否は「賛成」50%、「反対」32%。「反対」の層でも、原子力発電の今後について20%が「現状程度にとどめる」と答えた。男女別では、男性で「賛成」62%、「反対」27%だったのに対し、女性では38%対37%でほぼ並んだ。


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どんだけ恣意的なのよ、と勘繰りたくもなりますわな。これが事実だ、と強弁されたら、これ以上ツッコミできませんし。


参考までに、オンライン調査では、全然異なる意見のようだ。朝日新聞の母集団の規模は不明だが、個人的にはロイターさんの調査の方が信頼度が高いと考えていますがね。
11時くらいの時点で見た結果が、こちら。


■ロイターオンライン調査

政府のエネルギー基本計画では2030年までに14基以上の原発増設を目指している。今回の原発事故を受けて、あなたの望む政策は。

 ①計画通り、原発を増設:20892、15%
 ②計画を見直し、原発を減らす:28839、21%
 ③原発を全廃:88463、64%


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まあ、簡単に言うと、3人に2人くらいは「全廃派」である。縮小ではない、「全廃」なのだよ。それも、10万人以上が回答していて、そのうちの9万人近くが、だ。おまけに、減らすと全廃を合わせると、85%である。現状維持が仮に②に含まれているとしても、朝日の51%という過半数とは比べ物にもならんわけだよ。

朝日新聞よ、君たちに随分とヤキが回ったもんだな。

まあ、ロイターさんが多数派工作なんかをやるはずもないでしょうから、朝日新聞の「物言い」が気になるね、ということです。


これまでも繰り返されてきた、「世論調査という名の」政治的発言、乃至世論誘導、ということでしょうか。



原子力関係者たちの懺悔を無視する日本のマスコミ

2011年04月17日 18時54分58秒 | 社会全般
日本のマスコミは、本当に終わっていますね。
原子力村の住人たちでさえ、こうして反省の弁を述べるというのに、マスコミの多くは救いようのないほどに腐っているのかもしれません。
ホント、どうしようもないですね。
クズの支配力がこれほど強い、ということでしょうか。

テレビとか、背に腹は代えられぬということで、金集めに必死になりすぎて、肝心なことは決して報じないということになっているのかもしれませんな。愚民化政策でもやってるつもりなのでしょうか。

はてなブックマーク - 原発推進学者が次々懺悔 「国民に深く陳謝する」 (1/2) : J-CASTニュース


良識のある学者さんたちもおられるだろうから、反省するのは判ります。
けれども、そういうことを多くの国民には決して知らせようとしない、テレビや新聞というのは、反省などないということの証明みたいなものでしょうか。
端なくも、記事で書いた通り、ということかもしれないですね。

クズがクズを呼び、権力中枢にはクズばかり

産経が愚かな社説を書ける不思議~エイプリルフールだから?(笑)


真のクズどもは、反省など決して口にはしないし、「我々は間違ってなかった、選択や判断は正しかった」とか強弁してるだけなのである。それも誰がどう見ても無理とか、あり得ないとか、間違っているとか、思うことであっても、だ。



国交省の事故調が事故原因だけではなく、組織的な背景についても調査対象とする、というような報道が数日前にあったように記憶しているが、05年4月の福知山線の脱線事故が思い出された。

あの時にも、鉄道の専門家とかいう人たちが、JR西に入れ知恵したのだったか、「このカーブで脱線するのは130km/h以上」だの「カントがあるから片輪走行になんかならない」だのと解説していたように思う。
まあ、ウチのブログみたいに、専門家でも何でもないタダの素人が、「多分片輪走行みたいになっていたんじゃないか」とかブログに書いても、「車やバイクの経験とは違う」とか言われたりしたわけだ。でも、原理や挙動なんかは似ている部分はあると素人ゆえに思うわけだが。

その後の事故調査では、内側車輪が浮き上がって、片輪になっていたであろうことが推測されたわけである。専門家とかいう人間の解説なんて、当てにはならんな、と思ったものだ。



そして、今回の原発の問題にしても、本当に重要なことは無視されたままなのである。
多くの国民には意図的に隠されているのである。

日本のマスコミは、死んだも同然かもしれない。
テレビや新聞などの大マスコミは、信頼性が失われたのだ。


つまり、クズの支配力が最も強いのがマスコミなのだ、ということか。



どん底まで行った~福島第一原発

2011年04月17日 15時26分24秒 | 俺のそれ
細野補佐官が番組中に発言したと伝えられた。

細野首相補佐官が明かす 「福島第1原発ほとんど制御不能のところまで行った」 : J-CASTニュース

その気持ちは本当に分かるよ。
ぼく自身、もう駄目かと思ったから。1号機、3号機の水素爆発の後、4号機の建屋炎上で、まさしく「神頼み」に至ったわけだから。人間って、本当に窮地に追い込まれると、そうなるのも不思議じゃないと思いましたよ。


言ってみれば、危篤状態、というような感じだった。
3月15日、あの日が危篤状態の頂点に達した頃だったように思う。

福島第一原発の行く末

どうか”怒りの炎”を鎮め給え


仕事の合間にネットの速報なんかで状況を知るくらいしかなかった。リアルタイムで現地の映像とかを見ていたわけではないから、どうなっているのか心配であった。ほぼ諦めの境地というか、打つ手が何も見えない、という状態だった。

幸運にも、4号機は何故か自然鎮火した、とのことだった。まるで神頼みが通じたかに思えたのだった。
建屋内だと保温効果が働くが、爆発で外気に開放されたことで丁度「空冷」のような効果が働き、少し温度上昇が抑えられたのかもしれないが、実際どうなのか分からない。

福島原発の問題については、素人のヤマ勘が働いて、ただならぬ危険を察知したのかもしれない。12日以降、原発が気になって気になってしょうがなかったから。そうして、15日の危篤状態を迎えた頃には、本当にもうダメかもしれない、と思えたのだ。

この偶然の自然鎮火の後、機動隊、自衛隊、消防と、あの”決死隊”が続々と水をかけに向かうこととなったが、あれが一つの契機となったと思えるのだ。あそこで誰も現地には向かうことができない、ということになっていたら、放棄しか残されていなかっただろう。
あのお陰で、現地にいる東電他原発作業員たちとの協力が可能となって、兎に角、水をかけ続けるぞ、ということで状況悪化がそこで食い止められ、電源復旧などにも繋がっていった。


現在でも危険な状況には変わりないが、あの危篤状態よりかはマシではないかと思えるのである。近づけなかった時に比べれば、今は希望が残されているように思えるのである。


連日連夜、危篤状態が続いて、今もICUにいることに違いはないが、今にも死にそう、手の打ちようがない、次の手段を考えることさえできない、といった状態からは抜け出たように思うのだ。早く一般病棟に移れるといいのだが。
そんな感じだ。



続・停電を人質に取る醜悪な東電(原発)擁護

2011年04月16日 00時23分44秒 | おかしいぞ
奴らは、こっちが何を調べ、何を書いているのか、まるで監視でもしているみたいだ。

朝から、東電の発電施設と発電量とか、そういうのを「合間、合間」で調べて記事を書いて、夜に記事をアップしたわけだが、ほんの少しだけ先回りをされてしまったかのようだ。今日の午後の官房長官会見で、東電の供給能力が「大幅に増加した」というのが発表になったんだって?ww(最近よく見るkWとかじゃないよ、笑)


単なる偶然なんだろう。ま、いいか。

僅か数日前までは、不足電力が1000万kWだとか何とか言っておったのにな。ヘンだよな?

1次補正で夏の電力不足対策 自家発導入企業に補助金交付 - MSN産経ニュース

東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で、政府は東電管内で1日当たりの電力不足が最大で1500万キロワット、東北電力管内で330万キロになると想定している。これまでにも大口需要家に対し、電力の使用制限を発動するなどの節電策を策定した。

それにしても、産経新聞のお先棒担ぎっぷりは、酷いな、本当に。
1Fの事故の影響で、最大1500万kWも不足するだと?バカも休み休み言えっての。

福島第一原発の発電能力は定格で約470万(1~6号機合計で469.6万)kWしかないのに、どうして3倍の1500万kWにもなると言うのか。揚水発電分があるとしたって、そんなに行くわけないだろうに。原発事故の影響なんじゃないだろ、タコが。
ま、不足分を大袈裟に言うことで、脅し効果を高めましょう、という魂胆なんだろうけどね。

それが、いきなり今日の午後になって(当方が調べ、記事を書き始めた日に限って!)東電さんが数百万kWもの上乗せ分を新たに大発見、ということだったわけですか?笑
そういう見通しって、いきなり出てきたりするもんなの?w
出鱈目だろ、そりゃ。
僅か1日やそこらで、大きく見通しが変わったりするもんなの?
どんだけいい加減なんだよ、元の評価は。

で、徐々に供給能力を引き上げですと?

asahi.com(朝日新聞社):東電、7月までに5200万kw確保へ 節電目標縮小も - ビジネス・経済


要するに、「出まかせ」みたいなもんだろ。
電力削減せよ、とか、事業者たちを集めて説明なんかをやっておきながら、いや、やっぱそうじゃなかったわ、みたいな突飛な対応なんてあるもんなのか?

5200万なら、ほぼ楽勝水準なんじゃないのか?
今の震災の影響で供給力制限がかかっているわけだから、産業用なんかが落ち込むことが予想できるし、家庭やオフィスなんかもかつてないほどに、真剣に節約に取り組むみたいなのですから、かなりの削減効果が見込めるのではないのか?


これが、東電と擁護派どもの画策した下手な作戦だった、と。


ホント、東電は解体的出直しが必要だわ。
こんな化け物を生き長らえさせると、碌なことにはならんわ。
政治家も国民も振り回されるだけ。



停電を人質に取る醜悪な東電(原発)擁護

2011年04月15日 21時12分59秒 | おかしいぞ
これまでに、「原発がなくなれば、電気が使えなくなる、それでもいいのか」みたいな脅迫というか、取引みたいな風潮を感じたり見かけたりしたのだが、これが中々腹立たしいのである。
確かに、全ての原発が今すぐ停止してしまえば、電力需要をまかない切れなくなる。けれども、何かと言えば「東電を潰せない、電力供給ができなくなってもいいのか」とか、「原発をなくせない、電気が使えなくなってもいいのか」といった、脅しめいた論調というのを出して来る輩がいるのが許せないのである。

まず、原発反対の論調や東電の責任を問う声が上がりそうになった時、「電力が供給できなくなる」ということを、身を持って実感させようとしていたような感じがあった。要するに、「困らせてやれ」ということだろう。困れば、「東電さんがないと本当に困りますね」とか「電気が使えないと不自由で困りますね、だから原発は必要ですね」みたいな気分にさせよう、という魂胆でもあるのかな、と。

多くの方々の指摘があったようだが、東電が不祥事で原発停止に追い込まれたことがあったわけである。2003年には、そういう期間が存在していた。日本は既に「東電の持つ原発が全て停止」していた経験を有しているわけであり、そんなに今みたいに大袈裟に騒いではいなかったように思う。


ピーク電力がどうの、という講釈を垂れてくれる人たちがいるわけだが、原発が止まるとか電力供給不安があるといった要因がない時であっても、案外と消費電力が少ないことはあったようである。

・03年9月11日  5736万kW
・06年7月14日  5806万kW
・09年7月30日  5450万kW

東電の原発が全て停止した03年では、原子炉の一部が回復するまで年間の最大電力とはならず、7・8月より9月にピークがあったようだ。
06年は、中越地震があった影響なのかどうかは不明であるが、消費電力がダウンしており、03年水準とほぼ同等だった。
09年には、リーマン・ショック後の大幅な落ち込みの影響(産業部門の電力需要低下?)なのか、これまた近年稀に見る低下となっていたわけである。
なにも「特別な節電」とか、ピークカットなんかをせずとも、この位には落ちてますね、ということであろう。因みに、09年には夏はそこそこ暑かったのではなかったかな?それでも、この程度だったということだ。


もしも、ピークの電力需要が「09年なみ」だとすると、大雑把に言って約5400万kWくらいだ(節約余地があるからね)。この10%カットだと、4860万kWとなる。これが、そんなに不可能な水準の節電か、というと、思ったよりも大したことないのではないのか?09年水準から、大体10%カットで4800~4900、ということは頭に入れておくべきだろう。
更に、15%カットだと4080万kWとなり、これは相当な水準だね、ということになるわな。これが達成できたら、それはもう、原発はいらないね、ということになるだろうね。

需要側の頑張りがあれば、09年より10~15%カット、という水準が達成困難なものとも思えないのである。


一方、供給側はどうなのか。
ほぼ現状水準であると、
 ①石油等火力:355万kW
 ②LNG:2425.6万kW
 ③水力:418.1万kW
 ④原子力:491.2万kW
の合計3689.9万kWとなる。大体、3690~3700万kWということだ。東電の発電力ということであり、融通分は含まない。

補足しておくと、水力は東電分の揚水発電が200万で、一般水力が218.1万ということである。発電能力としてはもっと多いし、他社受電とか揚水発電分は含んでいない。
原子力は柏崎刈羽の4基(1、5、6、7号機)合計である。

他の追加できそうな発電能力を挙げてみる。
・広野(火力)1~5号機:380万kW(但し2、4号機以外が既に稼働しているなら、追加可能なのは160万kW)
・鹿島(火力)6号機:60万kW
・横須賀(火力)3~8号機:210万kW
・五井(火力)2号機:26.5万kW
・袖ヶ浦(火力)1号機:60万kW
・東扇島(火力)2号機:100万kW
・相馬共同(火力):100万kW
・常磐共同(火力):81.3万kW
・鹿島共同(火力):71.6万kW

この合計が1089.4万kWである。

仮に、上記3700万と合わせることができれば、既に4800万近くになっているのである。他には揚水発電分と、融通分を加えることが可能となる。追加できそうな火力発電所の中には、現実的に困難な場合があるかもしれないので、この獲らぬ狸の皮算用は通用しないかもしれない。が、ガスタービン発電機などを増設するということらしいので、ピーク電力が4800万kWに抑制できれば、まかなえそうな水準ではある。

このうち、原子力が大体490万しか入っていないわけで、これを他の代替エネルギーに置き換えるのがそんなに困難か、というと、そうでもないのでは。


東電の発表では、供給能力の予定として約4750万kWくらいということらしいので、達成できそうな雰囲気ではあるよね。

いずれにせよ、東電擁護の為に「電力が不足してもいいのか」とか「原発がなくなれば電気が使えなくなってもいいのか」とか、そういう卑怯な取引みたいな論調には与したくない。
国民の無知に付け込んで騙すのもいい加減にしろよ、とは思う。

東電の原発が全て止まった時でも、停電にはならずに乗り切った、というのが過去の事実である。


ちょっと追加だが。

asahi.com(朝日新聞社):東電の夏の供給力5千万キロワットに まだ1千万不足 - ビジネス・経済

供給力が5000万kWなら、ほぼ需給バランスは達成されそうだが。
最大が6000万って、多く見積もり過ぎじゃね?
こんだけ節電、節電って、しつこく言ってるのに、それは、リーマン・ショック前のちょっとバブリーな方々が大勢いた07年とか08年の需要水準じゃないか。産業用だけでも、そんなに使わねーっての。東電と擁護派のプロパガンダじゃね?
そりゃ、節電も意識せずに、バンバン使いまくっていた時代の話だろ。

上にも書いたが、09年水準くらいに控え目にしておれば、それだけで既に5400くらいなんだから、そこから10%カットで達成できるだろ、ハゲ。供給5000万で達成、めでたし、めでたし、だっての。



補足版・Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑

2011年04月15日 16時28分10秒 | おかしいぞ
地震の発生する僅か数日前の発表で、1Fの1号機の問題が取り上げられていたようである。

プレスリリース 2011年|TEPCOニュース|東京電力

2月28日のプレスリリースである。一部引用する。


福島第一原子力発電所1~6号機において、調査時点で点検周期を超えて点検を行っていなかった機器は33機器(定期事業者検査の対象設備0機器、自主点検の対象機器33機器)確認されました。これらの機器については、点検もしくは健全性確認等を実施することで、設備の健全性を確保する上で支障となるものではないことを確認しております。なお、1号機の原子炉再循環系電動機・発電機セット関連の2機器については、現在、設備の不具合が発生していないことや前回定期検査時に試運転等を実施し問題ないことを確認していること、および健全性確認を実施し技術的に問題ないことを確認していることから、運転を継続し、次回定期検査のなかで点検を実施することとします。

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本当にこれら機器には何の問題もなかったのだろうか。
1号機の非常用電源、ECCSの動作には問題があったが故に、危機に陥ったわけだろう?
それが、問題ない、不具合はない、ということで、見過ごされてきたのではないのか?そうではないと言えるのか。

もし、そういうことが何ら問題ないというのであれば、きちんと説明すればいいだけなのに。それが一切できないということになれば、ああ、また何か隠しているのだな、と判断せざるを得ない、ということである。



続々・Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑

2011年04月14日 16時29分51秒 | おかしいぞ
「想定外だった」―大変都合の良い、便利な言葉である。
いくら警告していても、全く聞く耳を持たない独善的な連中にとっては、「聞こえない=考えられない・想定できない」ということになるだけなのである。同時に、自分以外の誰かor何かに、全ての責任と原因を求めることができるという、責任逃れの方便でもあるのだ。
卑怯者の常套手段というのは似ていて、「○○のせいだ、不可抗力だった、想定外だった」といったような、自分にとって都合の良いことばかりを言い募るのである。


この記事中で紹介した毎日新聞の記事には、神戸大の石橋先生の論説があったことが示されていた。05年の衆院公聴会においても、やはり同様の危険性の指摘を行ってきたとのことだ。

更に、こちらの記事でも、はやり危険性についての指摘があったことが紹介されていた。
国内 / 巨大津波を予測していた男-活断層・地震研究センターの宍倉博士 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com

他にも、共産党の吉井議員が国会で指摘していたりしていたわけである。

これほど度重なる指摘をされていながらにして、想定外だった、というのは、冗談でも言えないであろう。むしろ、意図的に無視したか、知らないフリをしたか、都合の悪い意見なので握り潰した、としか見えないわけである。


東電という企業、これを指導すべき原子力行政や御用学者等専門家、それにまつわる政治家、その背後に蠢く権力サークルの連中、彼らにとって「想定外だったということにしたい」というだけなのである。彼らには、反省など存在しない。反省があれば、失敗や教訓を生かすことができるからである。だが、根本的にそれがなかった、ということだ。


何度も取り上げるが、2010年6月17日の1F2号機で起こった緊急停止と水位低下は、重要な教訓を与えていたはずなのである。あるはずの外部電源が遮断される、非常用ディーゼルが自動で起動するも回路に給電されない、という特徴的な事例だった。そのことをもっと注意深く、検討すべきだったのだ。何故なら、これに類する事例は、日本以外でも起こっていたからである。

医療だって、薬害問題だって、基本にあるのは「過去の失敗を教訓として次に生かす、防止策として役立てる」ということである。分野を問わず、あの失敗100選みたいなものであって、事故や失敗というものを分析して役立てるということが必要なのだ。それなのに、原子力事業に関しては、そうした体制が取られてこなかったのではないのかとしか思えないわけである。

さて、1F2号機の給電不可となってしまった事例と似ていたのは、スウェーデンの2006年のフォルスマルクで起こった事故だった。

原子力資料情報室(CNIC) - ニュース記事

こちらの記事によれば、4系統の電源のうち2系統がダウン、おまけに制御室の計器類の電源ダウン等で状態把握が困難になったことも、福島第一原発の陥った状況に似ているのである。
電源喪失事故というのが、どういったものがあって、どのような対策を施すべきなのか、ということについて、もっと詳細に検討しておくべきだったのだ。その一つのチャンスが、昨年6月の2号機スクラムだったはずなのである。
(こうした事故の事例研究は、医療の症例検討と殆ど同じようなものであり、情報を公開し共有することが、次の改善に繋がってゆくものであると思う。医療事故情報なんかもそうだろう。)


因みに、下の方を見てゆくと、日本で起こった非常用ディーゼル発電機に関するトラブル発生は、福島第一原発でのものが多い、ということのようだ。他と比べても、頻繁のように思える。東電の(品質)管理状況は、問題がなかったのか。

引用すると、次の通り。

(2004年1月14日)福島第一1号炉で、非常用ディーゼル発電機ノズル部にひびが貫通。冷却水飛散。
(2004年9月7日)福島第一1号でディーゼル発電機の定例試験中で所内電源に接続できず。
(2005年8月6日)福島第一3号で定例試験中のディーゼル発電機から燃料油漏れ。



東電にとっても、原子力行政担当にとっても、幾度となく反省したり見直したりできるチャンスはあった、ということである。それを無視し、黙殺し、警告を封殺してきたのは、一体誰だったのか、ということだ。
「防げなかった」んじゃない、「防ごうとしなかった」んだよ。東電は、防ぐ気などなかった、ということだ。必然的に招かれた結果である、ということだ。これを人災と呼ぶのではないのか?

国と原子力行政担当は、不作為だったんだよ。
判っていながらにして、対策を講じなかった、ということさ。
警告を受けていながら、何もしなかったんだよ。
おかしいな、と思った時、詳しく調べることを怠ったんだ。原因を探る努力を怠ったんだよ。事業者である東電も、監督すべきNISAも、点検期間中であったのにも関わらず、知らないフリをして誤魔化したのだ。
これを懈怠というのではないのか。

その片棒を担いでいたのは、司法の連中だってそうなんだ、ということ。最高裁判事たちは、改心させられるチャンスを有していながら、正しい意見を行政に投げかけたりはしなかった。


このような連中が協同で招いた、日本の原子力史上最悪の結果が、Fukushimaの事故ということなのだ。人災と呼ぶに相応しい、必然の結果ということになるだろう。



そういえば、自民党などの過去の原子力行政を担っていた連中は、反省の弁が全く聞かれないが、それは何故なのか。

菅政権を批判して、目先を誤魔化そうという態度がミエミエなわけだが、自民党の方から未だに過去の反省はない。もしも自民党が政権を再び取るなら、過去の失政を封印して、緊急対応が不十分だった菅政権のせいだ、ということで、逃れようとするだけだろう。今回の失敗を招いた、それとも「呼び込んだ」と言うに等しい連中の手に、再び権限が移されてしまうということだ。

そうなったとき、東電追及はおろか、失敗原因についての、真の反省などあり得るわけがない。

これまで同様、「なかったことにしよう」ということにされるだけである。
これは、公明党も同罪。与党だった連中は、現政権が満足な結果を出さないことを責める前に、己の失敗を正直に告白すべきであろう。

民主党政権にしておくと、自民党の過去の悪行ないし不作為がバレるのが怖いから、必死で批判しているのかもしれないが。



訂正など

2011年04月14日 01時54分29秒 | おかしいぞ
記事の誤りなどについて、訂正と補足です。

Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑


こちらの記事中にある、使用済み燃料の本数ですが、4号機のプールにある本数は、正確ではありませんでした。

当初の発表などでは、4号機の燃料棒の本数が『783本』と発表されていたようで、報道などでもそのように見かけたわけです(例えば、東日本大震災:3号機燃料プール沸騰 福島第1原発 - 毎日jp(毎日新聞))。

しかし、この他にも「使用済み」ではなく「使用済み前」のものも存在していることが明らかになったのです。
東日本大震災:福島第1原発事故 4号機プール異常高温 汚染水対策、注水増やせず - 毎日jp(毎日新聞)

従って、4号機に保管されていた本数は、1331本であり、783本というのは間違いでした。済みません。


次に、続・Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑 の追加部分で触れた12日早朝の15条通報に関する記述ですが、これも間違っていました。

1、2、4号機の通報については、福島第一原発ではなく、「福島第二原発」のものだったようです。お詫びして、訂正致します。申し訳ありませんでした。




「これは事故ではない。事象である」~by 原子力安全・保安院

2011年04月12日 13時24分56秒 | 社会全般
全く、この国では判断能力に乏しい連中しかいないのだろうか。
当初、NISAの説明では、「福島第一原発で起こっているのは、事故じゃない」とか言っておったではないか。もう忘れたか?
INES基準での「事故」には該当しないんだ、だからこれは「事象」だ、と過小評価を続けてきて、国民にもそういう説明をしていたわけだろう?

東日本大震災:福島第1原発炉心溶融 事故の国際評価尺度「レベル4程度」--保安院 - 毎日jp(毎日新聞)

この記事中で、『経済産業省原子力安全・保安院は12日の会見で、東京電力福島第1原発1号機の一連の事故について、原子力施設事故の国際評価尺度(INES)で考えると、「レベル4程度と推定される」と評価した。』となっているよな?

1号機の水素爆発の後でさえ、このような言い草だったんだぞ?
できるだけ大袈裟にしない、おおごとにはしたくない、過去最悪のレッテルだけは逃れたい、みたいな、安易な態度が滲み出ているわけだよ。
事故じゃない、事象に過ぎない、とか言ってた割には、今はどうなのよ?
失敗してから反省するんじゃ、遅いんだっての。そんなの●●でもできるぞ。


ああ、カードゲームの遊戯王みたいなもんか。
低レベルのカードで、わざわざレベルの高いモンスターを召喚するって寸法か。それで、元はと言えば、レベル1とかレベル3の事態だったものを、むざむざと悪化させた挙句に、レベル4にしてくれちゃって、そこから更にレベル7の最高段階まで引き上げを達成してくれましたよ、と。

誰がそんな融合だかチューニングだかをしてくれ、と(もう終わってるんだよね?番組)。


東京新聞:最大で1時間1万テラベクレル 国際尺度、最悪の7も:社会(TOKYO Web)





続・Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑

2011年04月11日 12時31分10秒 | おかしいぞ
⑤放射線の漏れは本当になかったのか

これも気になるところなのである。何故なら、初期段階から本当に漏れがなかったのであれば、作業環境は比較的容易であるはずであり、電源回復などの作業が10時間以上もかかるとも思われないからである。だって、本業の電気屋さんですよね?電気屋集団が揃っていながらにして、外部電源の復旧がそうそう困難だとも思えないのだ。

例えば、東北電力の女川発電所では、非常用ディーゼルと外部電源との併用とかだったと思うが、外部電源切替は割と早い段階で行えたはずと思うが。

もしも、放射線量が高まっていたということなら、作業は困難を極めることとなり、電源復旧作業などが容易ではなくなっていた、ということになるだろう。他のポンプの異常の点検作業なども難しくなっていただろう。注水機能が失われた午後5時前ころから、数時間で放射線量が高まり、作業環境がどんどん悪化していったのなら、原子炉建屋とかタービン建屋内部には中々近づけない、ということになるはずだ。

水位が確認できない、といった話も、本当は放射線量が高まっていて、中央制御室から退避していたのなら、計器を誰も見に行けないということになってしまい、水位がどうなっているかなんて分からない、ということになるんじゃないのかな。いくら官邸で「一体どうなっているんだ」と怒ってみたって、現地の人間でさえ「どうなっているのか誰にも分からない」状態だったのなら、そりゃあまあ、誰にも分かるはずもない。

初っ端の危機は、恐らく午後8時半から9時くらいの、退避勧告が出された頃だろう。きっとその辺りから、放射線量が高まり出していたのなら、近隣への影響を考えて、退避させるだろうから、だ。注水機能が停止してから、3時間半から4時間程度が一つの目安ということなのだろう。この時点までに、電源を確保するとか、他の冷却手段を用いるとか、何らかの手立てが必要だったものと思われる。
それでもこの時点での放射線量は、後から訪れる悲惨な状況からすると、まだまだ余裕があったであろう、多分。そのことが、判断や措置の遅れを招いたのではないか、ということもあるのではないかと思う。人災の所以、ということだ。


⑥東電は何を隠したかったのか

東電が米軍や原発メーカーらの協力申し出に対して、あまり率直に応じてなかったようなのだが、これには何かのワケがあるのではないか、というのが、私の推測である。
今から思えば、全く取るに足らないような、些細なことだったのではないかと思うのである。こんなに重大な事態を招くくらいなら、たとえミスを咎められたとしても、全てをオープンにして全力で協力を仰ぐべきだった。

例えば、非常時用のマニュアルの手順と違うことをやってしまい、間違えたとか、不適切な措置を選択してしまったとか、そういった何かではないか。
東電社員の若い2人が死亡したという報道があったが、4号機の中央制御室にいたのに、地下1階で死亡していた、というのも、おかしいと思わないか?
毎日新聞の検証記事では、地下1階にいた作業員たちが必死で逃げたという話が掲載されていた。
検証・大震災:初動遅れ、連鎖 情報共有、失敗(その1) - 毎日jp(毎日新聞)

地震発生後に、ここに向かって降りていったというのか?
タービン建屋の地下に行くなんて、自殺行為のようなものではないか。
続・福島第一原発の人的被害を隠蔽するのは何故なのか?
この2人が発見されたのは、本当に4号機のタービン建屋だったのか?

他の理由なら思いつくが。
それは、非常用ディーゼルが起動しないか、故障したので手動で起動しに向かったのではないか、ということだ。しかも、それは、4号機ではなかったのではないか?例えば、1号機のタービン建屋の地下に降りていったものの、帰ってこなかった、とかではないのか?
だが、放射線量が強くて救援にさえ向かえない、とかだったなら、もうタービン建屋には誰も近づかなくなるから。2人が放射線量が強くて死亡したのではなく、水死だったとしても、そこには誰も行けなくなる。行くのが怖いから、だ。お前、行って見て来い、と言われたって、死にに行くようなものだもの。

そうして、1号機は混乱を深めることになってしまったのではないのか?


実際、どうなのかは不明だ。
東電が頑なに外部からの協力を拒んだのは、何故なのか?
何かが露見するのを恐れたのか?
ミスが発覚するのが怖かったのか?


⑦2010年6月17日の事故は何を示すか

何度も取り上げるが、NISAの検査期間に入っていた福島第一原発で何が起こっていたのだろうか?

Fukushimaの2010年6月の事故は、NISAの検査期間中だった件

3/12からずっと取り上げてきた事件なのだが、どうも怪しいのだ。
東電の説明というのは、整合的ではないのである。隠している、としか思えないのである。

プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力

この時には、プラントのどこかに物理的損傷などはなかったし、外部電源は普通に来ていたはずだ。なのに、これが受電できず、非常用ディーゼルが起動した。ディーゼルが起動したのなら、高圧注水系など普通に用いられる冷却系を使えばいいはずなのに、どういうわけか「隔離時冷却系」を起動し水位を回復させたということなのである。
しかも、ディーゼルが自動で起動したにも関わらず、6/17の広報では『原子炉へ給水するポンプが停止したことから、原子炉の水位が一時的に低下しました』となっているのだ。給電されているのに、何故給水ポンプは停止したのか?
まさか、津波でも受けたとでも言うのか?
どう見ても、おかしいとしか思えないのだ。

更に、東電の体質を示すのは次の記述である。
TEPCOにとっての隔離時冷却系とは、次のようなものだそうだ。

*3 原子炉隔離時冷却系
何らかの原因により、通常の原子炉給水系が使用できなくなり、原子炉水位が低下した場合等において、原子炉の蒸気を駆動源にしてポンプを回し、原子炉の水位確保および炉心の冷却を行う系統。なお、本系統は非常用炉心冷却系ではない。


一般人がいかに専門知識に乏しいか、ということを悪用しているとしか思えない記述ではないか。電源確保が全て失敗した時でも動かせる代替ポンプということなら、言ってみれば「最後の手段」的な給水ポンプじゃないのか。通常電源がある場合、高圧注水系などを用いるわけだろう?
他人の無知を利用して、さも「何事もなかったかのような顔」をしている、ということだ。確かに、私も何も知らなかった。原発なんて、よく知らないことだった。だが、今回の一件で、冷却系というのにはどういうものがあるか、概略は知ることができたよ。東電が、普通の人々はどうせよく知らないんだろう、という姿勢で、騙そうという説明をしているようなものだということも、知ったんだよ。


東電というのは、緊急事態に陥っても「緊急ではなかった」と強弁するような組織なのだということも、分かったということである。


そんな連中の発表を鵜呑みになんてできるものか。



※※追加(18時頃):

グーグルさんの検索では、14日以前くらいのニュース記事が消えてしまっているようで、トホホです。元記事のリンクを消されるからだろうと思うが、どこの新聞社もアーカイブを保存しておくと「よからぬこと」に使われるから、恐れて(笑)消すのだろうか。後から、いちいち検証なんかされると困るから、ですかね?これは、まあいいか。


以前にも疑惑については書いていたが、この時の記事での補足があった。

福島第一原発~重大事故の連鎖

この中で、12日早朝の通報(多分、15条通報)があったわけだが、これが何だったのかというのを調べたのだが、正確には判らない。政府の資料なども何処かに隠されてしまっているようで、正確な資料が出てこないのだ。

が、12日の
・5:22 1号機
・5:32 2号機
・6:07 4号機

というのは、「原子炉内圧力抑制機能喪失」というものだったのではないか。

これは、弁を開放しろ、と政府から迫られていたのだが、弁が開かないよ、と、そういうことだろう、多分。
残りは人力でやるしかない、ということだったのであろう、と。

ところで、何故4号機の原子炉内の弁が関係あるのか判らないのだが、ひょっとして4号機の燃料棒は原子炉内に存在していたということか?それとも、情報の誤伝達とか?
或いは、調べた情報源がガセだったか?
ちょっとよく判らない。3号機の誤りかもしれないし。


それと、深夜にあったのがポンプのバッテリー切れで注水できなくなった、という報道が確かあったと思うのだが、今となっては、その記事が探せないのだけれども、どうだったか。

いずれにせよ、11日~12日明け方にかけての出来事を正確に掴まないと、今回福島原発の事故が何故ここまで重大になってしまったのか、ということが判らずじまいだろう。


そういえば、東電の清水社長が謝罪に行った、とかいう話だったが、今頃ノコノコと出向いていくのも、腹立たしく感じられるわな。
何というか、空々しいというか。
もうね、謝罪に来るくらいなら、防護服を着て、お前が作業員の列に加われ、とか思うんじゃないだろうか。

安全だ、安全だと喧伝しておった、お前らが、放射能まみれの瓦礫の一つや二つでも運んでこいや、と。それとも、放水ポンプの面倒をみに行け、と。そんな気持ちにさせられるわけである。



Fukushimaは人災か~隠蔽される福島第一原発の疑惑

2011年04月11日 09時52分21秒 | おかしいぞ
東電やNISAの説明を聞いても、どうにも晴れることのない疑惑があるのである。津波の高さを示す動画が公表された、という報道あったが、合成されたりしてないかどうかまでもが気になるわけである。そういった些細なことさえもが、疑わしく思えてくるということである。以下、いくつかの論点について、挙げておきたい。


①会長や社長が不在だった

連絡が容易ではなかった、本社にすぐ戻って来れなかった、などといった要因だか理由だかが紹介されていたようだが、そんなものは理由になるとも思わない。
例えば、元帥と大将が不在の為、意思決定できない、なんていうことがあれば、それは負け戦を招くだけである。現場にいない(連絡できる態勢にない、現に存在してない)人間ならば、戦死してしまって、既に存在してないものと思って扱うよりない。なので、元帥と大将が不在ならば、中将が指揮権を引き継ぎ行使するしかない。

従って、会長と社長がいなくても、次の副社長なり役員会のメンバーなりの幹部が判断し決定するしかない、ということだ。それに、原発のような重要施設については、現場の判断を尊重するよりない、ということは多いだろう。その責任は、東電幹部が負うしかないのである。不在は全く理由にならない。飛行機事故とか車の事故なんかで、同時に死亡した場合に、どうするの?
2人以外は、判断できず意思決定もできない、ということなら、会社の組織としてはヘンじゃないかと思うが。法的に制限があるということ以外、制約はないはずである。

そういうことができずに、判断や意思決定が遅れたのだとすれば、それこそが人災という要因だろう。


②本当にTsunamiで電源喪失だったのか

これまでに、まともな説明というのがなかったのが、この問題である。東電は重要な事実を隠しているとしか思えないのだ。

主な説明というのは、津波で非常用ディーゼル発電機が水没(冠水)した、発電機用の燃料タンク(重油タンク)が流された、というものだった。その為、13基ある発電機のうち、1基しか使えない、という説明だった。それは本当なのか?

1~6号機とその他施設の発電機の配置図と、燃料タンクの設置場所などについて、きちんとした公式の説明などは、見たことがない。タービン建屋の地下に設置されている、ということらしいのだが、12基全部がそうなのか?

それと、非常用バッテリーがあったはずだが、それはどうなったのか?
発電機が使えないとしても、バッテリーがあるのであれば、それで給電は可能だったということか?どの号機に、どのようにあったのか、それらは何時間程度持つものだったのか、という説明がないのは何故なのか?
バッテリーが水没位置にないのであれば、発電機が故障したとしても、給電はできていたはずでは?

電気屋さんに向かって言うのが憚られるが、津波のせいだ、ということだとして、それは、電気系統のどのような障害をもたらしたのか?配線などのケーブル関係がダメになって、送電できない状態になったということか?それならば、どの号機で、どの故障が発生したのかについて、個別に説明があるはずである。それができないのは、何故なのか?
外部電源が使えない状態だったのには、何か理由があるはずである。


以下の疑問点に、全て説明があるはずである。

・個々の非常用発電機
・個々のバッテリー
・個々の変圧器、配電盤、ケーブル等


③使用済み核燃料プール

4号機では、このプールの温度が上昇し、火災発生となった。建屋の一部は崩壊した。決死隊が水をかけに行ったわけだ。けれども、5号機と6号機は、プール内の冷却はできていた、ということであろう?
給電ができないのに、冷却ポンプが使えていたわけではないだろう。きっと電源があったということでは。発電機の1つが生きていた、ということの効果なのか、バッテリーが使えたということか、分からないけれども、4号機よりも多い本数を格納していた5号機では問題が発生しなかった、ということである。その違いには、必ず理由があるでしょう、という話だ。

(1号機から6号機までの本数は、順に292、587、514、783、946、876本である)

それと、1号機~3号機の使用済み燃料だが、原子炉建屋が爆発した1号機と3号機にあった燃料棒は、大量に飛び散った、ということでしょうか?
どの程度の損傷があったかは分かりませんが、かなりの量が飛散してしまった、ということなのでしょうか。


④空白の12時間

全交流電源喪失と通報したのが、11日15時45分頃である。外部電源が使えず、非常用ディーゼルで給電していたが、これを失ったというわけである。そこから、16時45分には15条通報(非常用冷却装置注水不能)となった。

さて、この後、事態が悪化するまでには時間があったわけだが、深夜までにバッテリーが切れるということは確定的だったはずだ。実際、政府発表においても、そのように発言されていたからである。

この時期、東電報告によれば放射能漏れはなかった、ということのはずだ。
ならば、作業環境は通常状態とほぼ同じはずであり、電源復旧作業がそれほど困難だったとも思われないのである。

まず、外部電源が使えないという理由は何だったのか?
水に浸かり、ケーブル類が全滅したからか?
それとも、外の発電が停電していて、給電できなかったからか?

外部電源が確保できないなら、いつまで持つか分からないバッテリーを当てにすることなどできないはずでは?
ならば、死に物狂いで電源車を現地に送るべきだったのでは?

15条通報があった時点で、兎に角ヘリでもいいから、電源車を空輸しろ、ということで、給電再開をすべきだったのではないのか?どうして、それをしなかったのか?
夜中過ぎには到着するだろう、みたいな、甘い取り組みは何故なのか?

電力供給ができなければ、冷却ポンプも動かせないとか、常識的な話だったのでしょう?
それなのに、どうして電力を確保しなかったのでしょう?
原子炉にとって、給電はまさに死活問題であり、その他のことは置いといて、何が何でも最優先で行うべきだったのでは?

その間に、運良く外部電源が復旧できたなら、それはそれでいいじゃないですか。

確か2号機は11日夜~12日未明にかけて仮設電源で給電が可能となり、水位が保たれているというのが判明したとか発表されていたように思うが、どうだったか。東電の言う、注水不能というのが、どの装置が不能なのか、それは電源が落ちているからなのか、ポンプ自体に起因するのか、ポンプへの配電が断線でうまく行ってないのか、配管が潰れて不通過となってるのか、パイプ接続が破断して漏れているのか、といったことがまるで判らないということである。


低圧注水系及び高圧注水系がどれもダウンしてしまったとして、隔離時冷却系が機能していなかったとすれば、それはどうしてなのだろうか?
2号機や3号機はそれで保たれていたのなら、1号機がダメになってしまったのは何故なのだろう?

そういった説明がないわけである。
東電にしてみれば、判りません、調査中です、ということで終わらせるつもりなのかもしれないが、判らないのなら復旧などできるはずもなかったであろう。要するに、「誰も診断できない」という状況だったのだから。


15条通報のあった、地震発生から約2時間後の16時45分頃からの12時間は、何ができたのか、何をやっていたのか、未だに秘密のベールに包まれたままなのである。


(続く)


産経が愚かな社説を書ける不思議~エイプリルフールだから?(笑)

2011年04月10日 19時40分35秒 | おかしいぞ
こういうことを書けるという、その思考力は本当に驚かされる。
読む価値のない社説なので気付かなかったが、はてブとかからリンクを辿ってゆくと紹介されていたので、チラッと読んでみた。
あまりの無謀な主張には、驚愕のあまり顎が外れそう(笑)になった。


【主張】東電会長会見 復興に発電力は不可欠だ - MSN産経ニュース

(一部引用)

だが、廃炉に関する枝野幸男官房長官の決めつけ方には賛成できない。枝野氏は第1原発の5、6号機も廃炉にすべきだとの見解を示しているが、2基は十分に復旧可能なはずだ。合わせて約200万キロワットの発電力である。

 これから東北地方は、大津波による大災害の痛手から、復興を目指して立ち上がる。そのときに必要となるのが電力エネルギーであることを忘れてはならない。



世の中には、本当に稀有な方々というのがいらっしゃる。
できもしないことを、できる、と豪語する連中である。
いかに東電からの効き薬?とかがあるかもしれないとしても、ここまであからさまに無謀なご意見では、何の役にも立ちませんでしょうな。


これに類する愚か者たちがいるのも、もっと驚いた。

安全委、福島第1の5、6号機「『廃炉』議論は乱暴」  :日本経済新聞

原子力安全委員会の代谷誠治委員は31日午後に記者会見を開き、枝野幸男官房長官が福島第1原子力発電所の5、6号機について廃炉は避けられないとの見通しを示していることについて「廃炉にするかしないかは、原子炉の状況や今回のような災害への対応が(今後)どう取られるかによっても違う。1つ1つきっちり見ていくことが必要であり、横で事故が起こっているから廃炉にした方が良いという議論はあまりにも乱暴だ」と指摘した。


どうだ?
見たか?
これが、日本の原子力行政を担う、「原子力安全委員会」という大事なお役目の人間が言うことですか。


こちとら、早々に福島第一原発の「オワ」を予想していたというのに、この期に及んでまだ「福島原発、十分イケるぜ!!」宣言ですか。勇ましいですな。産経も、原子力安全委も。


再掲しとくか?(検察の闇と福島第一原発のプルサーマル計画

『今回の事故で、恐らく福島第一原発は終わるんじゃないかな、と誰もが思っているかもしれないが、廃炉になってしまう可能性はあるだろう。これも天罰ということなのか?
ここに来て、ツケが回ってきたということなのかもしれない。』


前日の30日にも、書いたでしょ>”腐海”完成

到底、普通の人たちが寄りつけるような場所ではなくなってしまうんだろうよ。


まあ、愚かな連中に言ってやりたい。
だったら、お前らが電線を接続に行け、ってな。

産経曰く、「十分に復旧可能」だそうだから、今年の夏の電力不足を補う為に、5号機と6号機を稼働しに行けよ。お前らが行くんだろ?
放射線まみれの場所で、誰が、どうやって復旧作業をやるんだよ。
それは、できる、と豪語している人間の役目だろ?(笑)
まあ、産経グループと東電さんなら運転できるんだろうから、やってみろ。

まず運転できる状態なのかどうなのか、どこかに異常や故障がないのかどうか、誰がどうやって確認するんだよ。お前らならできるんだろう?だったら、行ってこいや。すぐさま、「原子炉の灯」を入れに行け。
良かったなあ、220万kWの出力が回復できて。

5号機と6号機は、東北復興の電力源として、産経さんが復旧してくれるんだと。
公式会見でもやってくれや。



ところで、バカって、いいよな。
いつも夢物語みたいなことばかり公言していても、いいんだもの。無責任発言であろうと、デマの類であろうと、お咎めなし。当然責任なんか取るわけない。
ああ、それはウチのブログのことだったか(笑)。


ちょっと追加というか、補足だけど、この記事のタイトルは不適切だったな。
社説子の立場からすると、ごくごく当然のことを書いているだけなのだろうから、不思議でも何でもないんだな。当然、とか、必然、ということですわな(笑)。

産経新聞の社説には正しいことが書いてある、ということが正しいなら、産経は福島第一原発の2基を動かしに行くはずだ。ですよね?
それとも、嘘八百でした、ということですか?

ま、いつものことだわな。
何を書いても許されるってのは、マジ、最強だ。