先週、いつものレンタル屋で借りた映画のDVD、1本目はトヨタ自動車誕生の物語『遥かなる走路』です。 映画大好きな職場の同僚が面白かったと凄く薦めて来たので私も借りて見ました。 実際に見てみるとトヨタ自動車の物語と言うよりは何もかも巻き込んで周囲に迷惑を掛けまくってでも新しいものを創り出そうと情熱を燃やした豊田佐吉と豊田喜一郎親子と、彼らを支えた人達の”熱い”ドラマでした。 物語は明治時代の愛知県、大工の息子だった豊田佐吉は当時手作業が当たり前だった機織りを自動化する機械の発明に没頭する青年だったが、それが元で親と喧嘩して身重の妻を置き去りにして家を飛び出し、とても家に居られない妻は泣く泣く産まれたばかりの息子・喜一郎を置いて実家へ戻り、後に離縁して再婚したらしい。 そんな家族の不幸・犠牲の上に佐吉はついに自動織機を開発して会社を立ち上げ、倒産などの苦労もしながらも自分の会社・豊田自動織機を立ち上げ、実家から息子も引き取って再婚した。 そんな訳で喜一郎には産みの母と育ての母と言う”二人の母”が居る事になった。 ここまでがこの映画のプロローグ部分です...
時は流れ、喜一郎は大学生になっていた。 その大学時代に自動車と言うものが世に出て来て喜一郎も大きな関心を寄せる。 アメリカで開発された自家用車はフォードやGM(ガンダムの量産型...ではありません)と言った今に残る自動車会社によって大量生産されて日本にもやって来る。 この頃に関東大震災が起こり、明治以来東京で整備され始めていた鉄道網が壊滅してしまい、政府は自動車の輸入を進める一方で国内企業にも自動車の製造を求めるのだが、高度な工業技術の集合体である自動車の国産化はなかなか進まず、三井や三菱など財閥系企業も自動車を手作りで作るだけならまだしも、量産するのは事実上不可能だと言う状況になっていた。 大学を卒業して親の会社に入った喜一郎だが、自動織機の技術を生かした国産自動車の製造と事業化を生涯の目標としたいと密かに決心していた。 息子は経営者より自分同様に発明家の部分が強いと見抜いていた父の佐吉は娘の愛子(喜一郎からみて母違いの妹)に婿を迎え、彼に豊田自動織機の社長職を継がせ、喜一郎は常務として社内の片隅で基礎研究から自動車開発に取り掛かる...
昭和55年(1980年)の作品ですから”豪華出演陣”の顔ぶれも若いなぁと思いながら見ていましたが、相当に金を掛けて作られているらしく明治から昭和にかけての時代や風俗、社会などをしっかりと再現されていて今見ても古さを感じさせない作品でした。 それにしても思ったのは豊田喜一郎の情熱と、それ以上に印象に残ったのはハッキリ言ってビジネスとして成立出来るのかも怪しい、雲を掴む様な自動車開発を支え続けた喜一郎の妹婿ですね。 下手をすれば”本業”の豊田自動織機自体が潰れてもおかしくない程の金と時間、労力(身分上は豊田自動織機の社員...)を注ぎ込んだ為に社員や株主から突き上げられ、喜一郎にいい加減にしろと文句を言い続けながらも耐え続け、ついに夢を実現させてしまいました。 クライマックスのトヨタ自動車1号車完成の場面、喜一郎の運転する一号車の助手席に座る時の万感の表情が印象的でした。 私もこの作品はお奨めですね。 DVDになって見やすくなっていますし、今の時代に自動車業界創世記の物語を見るのも悪くないと思いますよ...
ところで、劇中に喜一郎がアメリカで車を買い付け、これを日本に持ち帰って研究しようとするのだけどその際、性能チェックも兼ねて西海岸・サンフランシスコ港まで大陸横断してみようかと言って本当に喜一郎自身が乗ってアメリカ大陸を横断する場面があるのですが、あれを見ていて私自身が20歳の頃にアメリカに旅行した時の事を思い出しました。 当時留学中で今でもアメリカで働いている妹を頼っての旅行だったのですが、サンフランシスコ観光に行こうよとロスアンゼルス近郊からフリーウェイをぶっ飛ばして8時間掛けて着きました。 道中、妹から「バカ兄貴は免許くらい取りなさいよ、私一人で8時間(往復16時間...)も運転しないといけないじゃん。」と散々嫌味を言われたものですが、8時間も高速道路を走ってガソリン代しか掛からず、これが”本当の車社会”だと思ったものですが、一方でそのアメリカではカリフォルニア州が州内の主要都市を結んで南北に伸びる高速鉄道を造ると発表して日本の企業も新幹線システムの売り込みをしているそうです。 かつては8時間も掛かってでも車で行くのが当たり前だった”車社会”のアメリカは変わろうとしています。 一方の日本では高速道路をタダにして北海道から九州まで車で行く様な”大気汚染社会”になろうとしていますが...
現在、世界的な大不況と国内では深刻な少子高齢化で日本の自動車業界は苦しんでいます。 もちろんトヨタ自動車もそうです。 でもこんな時こそ会社創業時の精神を取り戻して革新的な商品を生み出してもらいたいものですね。 かつて豊田自動織機の社内で後のトヨタ自動車が生み出された様に、今のトヨタ自動車の社内ではトヨタのロボット事業の胎動が起こっているのではと現時点で事業家の目途も立たないロボットの開発に巨費と人員を投入している事からそんな風に想像してしまいますけど、前から書いています通りロボット事業は独立したビジネスにもなりますけど”本業”の自動車にも役に立つ、ロボット技術を研究開発中の(完全)電気自動車に組み込んで自動で走れる”車型ロボット”を開発すれば社会が大きく変わります。 免許だって要らなくなるし飲酒運転の問題も無くなります。 駐車場だって車だけ近くの空いている駐車場を自分で探して停車し、用事が済んでから携帯で呼び出せる様になるだろうし、免許が要らないのだから子供が親不在のまま車に迎えに来てもらう事も...なんて”近未来社会”を想像してしまいます。 創業の精神を思い出して社会に新しい夢を提供してもらいたいですね...
遼Vがシャッター音に消えた/男子ゴルフ(日刊スポーツ) - goo ニュース
ゴルフのスター選手が登場すると、いつもこのトラブルが起こりますね。 選手は精神を集中させて大事な一打を打とうとするも、心無いギャラリーは選手がスイングした”決定的瞬間”こそシャッターチャンスだと思っているから選手の集中力を乱す事など全く考えずにシャッターを押すのでしょうね、携帯が普及する前からこの問題はありましたからね。 カメラだけで無く、しゃべり声や声援(ここではむしろ選手の妨害になる)の問題もありますしね。 本当にゴルフが好きで選手を応援しているのならプレーに集中してもらおうとするでしょう。 要するにこう言うトラブルが起こる原因はそれまでゴルフに興味が無かった人もブームで興味を持って入り込んでいるからでしょう。 スターにはファン層を大きく広げてくれると言う面もありますが、たちの悪いファン(タダのミーハー)まで引き込んでしまう側面もあるんですよね... でも石川選手の活躍でゴルフに興味を持つ人が増え、ゴルフ選手になりたいと言う男の子が増えるのはいい事だと思いますよ。 宮里選手や横峯選手らの活躍で女子も前から盛り上がっていますし、ゴルフショップでも子供にゴルフ入門させる様な売り方をやっていますからね...
燕インフルショックで負けた!2失策3併殺(サンケイスポーツ) - goo ニュース
...スワローズ、力尽きましたね。 今季は中盤に掛けてチームが投打ともにかみ合って一時は首位争いをする程でしたがジャイアンツの圧倒的な強さの前に屈し、その後は故障者の続出などで一気に失速して夏場までは10ゲーム以上の大差を付けていたはずのカープとタイガースに追い付かれて終盤は稀に見る大激戦の3位争いに巻き込まれて苦しみましたが、最後は底力でタイガースを退けてプレーオフに進出出来ました。 プレーオフでも初戦に見事な逆転勝利を決めて「もしかしたら...」と思いましたけど最後はドラゴンズの前に力尽きました。 でも今季は本当に健闘したと思いますよ。 最後の最後に主力選手がインフルエンザに感染すると言う、ツキに見放された格好にはなりましたけど。 優勝争いにはまだ戦力が足りないのでオフの補強が鍵になりますね。 ドラフトも注目ですけどトライアウトで今季活躍したユウキ投手みたいな”戦力”を発掘出来ればいいですね。 カープもこの秋は在籍選手の底上げと、ドラフトやトライアウトでの新戦力の発掘、それと二軍に競争意識を強める為に育成選手をもうちょっと増やしたいものですね。 そして来シーズンは140試合過ぎまで6球団全てがプレーオフ争いに絡む様な”大激戦”のペナントレースを期待しています...
にほんブログ村
...以上です。
時は流れ、喜一郎は大学生になっていた。 その大学時代に自動車と言うものが世に出て来て喜一郎も大きな関心を寄せる。 アメリカで開発された自家用車はフォードやGM(ガンダムの量産型...ではありません)と言った今に残る自動車会社によって大量生産されて日本にもやって来る。 この頃に関東大震災が起こり、明治以来東京で整備され始めていた鉄道網が壊滅してしまい、政府は自動車の輸入を進める一方で国内企業にも自動車の製造を求めるのだが、高度な工業技術の集合体である自動車の国産化はなかなか進まず、三井や三菱など財閥系企業も自動車を手作りで作るだけならまだしも、量産するのは事実上不可能だと言う状況になっていた。 大学を卒業して親の会社に入った喜一郎だが、自動織機の技術を生かした国産自動車の製造と事業化を生涯の目標としたいと密かに決心していた。 息子は経営者より自分同様に発明家の部分が強いと見抜いていた父の佐吉は娘の愛子(喜一郎からみて母違いの妹)に婿を迎え、彼に豊田自動織機の社長職を継がせ、喜一郎は常務として社内の片隅で基礎研究から自動車開発に取り掛かる...
昭和55年(1980年)の作品ですから”豪華出演陣”の顔ぶれも若いなぁと思いながら見ていましたが、相当に金を掛けて作られているらしく明治から昭和にかけての時代や風俗、社会などをしっかりと再現されていて今見ても古さを感じさせない作品でした。 それにしても思ったのは豊田喜一郎の情熱と、それ以上に印象に残ったのはハッキリ言ってビジネスとして成立出来るのかも怪しい、雲を掴む様な自動車開発を支え続けた喜一郎の妹婿ですね。 下手をすれば”本業”の豊田自動織機自体が潰れてもおかしくない程の金と時間、労力(身分上は豊田自動織機の社員...)を注ぎ込んだ為に社員や株主から突き上げられ、喜一郎にいい加減にしろと文句を言い続けながらも耐え続け、ついに夢を実現させてしまいました。 クライマックスのトヨタ自動車1号車完成の場面、喜一郎の運転する一号車の助手席に座る時の万感の表情が印象的でした。 私もこの作品はお奨めですね。 DVDになって見やすくなっていますし、今の時代に自動車業界創世記の物語を見るのも悪くないと思いますよ...
ところで、劇中に喜一郎がアメリカで車を買い付け、これを日本に持ち帰って研究しようとするのだけどその際、性能チェックも兼ねて西海岸・サンフランシスコ港まで大陸横断してみようかと言って本当に喜一郎自身が乗ってアメリカ大陸を横断する場面があるのですが、あれを見ていて私自身が20歳の頃にアメリカに旅行した時の事を思い出しました。 当時留学中で今でもアメリカで働いている妹を頼っての旅行だったのですが、サンフランシスコ観光に行こうよとロスアンゼルス近郊からフリーウェイをぶっ飛ばして8時間掛けて着きました。 道中、妹から「バカ兄貴は免許くらい取りなさいよ、私一人で8時間(往復16時間...)も運転しないといけないじゃん。」と散々嫌味を言われたものですが、8時間も高速道路を走ってガソリン代しか掛からず、これが”本当の車社会”だと思ったものですが、一方でそのアメリカではカリフォルニア州が州内の主要都市を結んで南北に伸びる高速鉄道を造ると発表して日本の企業も新幹線システムの売り込みをしているそうです。 かつては8時間も掛かってでも車で行くのが当たり前だった”車社会”のアメリカは変わろうとしています。 一方の日本では高速道路をタダにして北海道から九州まで車で行く様な”大気汚染社会”になろうとしていますが...
現在、世界的な大不況と国内では深刻な少子高齢化で日本の自動車業界は苦しんでいます。 もちろんトヨタ自動車もそうです。 でもこんな時こそ会社創業時の精神を取り戻して革新的な商品を生み出してもらいたいものですね。 かつて豊田自動織機の社内で後のトヨタ自動車が生み出された様に、今のトヨタ自動車の社内ではトヨタのロボット事業の胎動が起こっているのではと現時点で事業家の目途も立たないロボットの開発に巨費と人員を投入している事からそんな風に想像してしまいますけど、前から書いています通りロボット事業は独立したビジネスにもなりますけど”本業”の自動車にも役に立つ、ロボット技術を研究開発中の(完全)電気自動車に組み込んで自動で走れる”車型ロボット”を開発すれば社会が大きく変わります。 免許だって要らなくなるし飲酒運転の問題も無くなります。 駐車場だって車だけ近くの空いている駐車場を自分で探して停車し、用事が済んでから携帯で呼び出せる様になるだろうし、免許が要らないのだから子供が親不在のまま車に迎えに来てもらう事も...なんて”近未来社会”を想像してしまいます。 創業の精神を思い出して社会に新しい夢を提供してもらいたいですね...
遼Vがシャッター音に消えた/男子ゴルフ(日刊スポーツ) - goo ニュース
ゴルフのスター選手が登場すると、いつもこのトラブルが起こりますね。 選手は精神を集中させて大事な一打を打とうとするも、心無いギャラリーは選手がスイングした”決定的瞬間”こそシャッターチャンスだと思っているから選手の集中力を乱す事など全く考えずにシャッターを押すのでしょうね、携帯が普及する前からこの問題はありましたからね。 カメラだけで無く、しゃべり声や声援(ここではむしろ選手の妨害になる)の問題もありますしね。 本当にゴルフが好きで選手を応援しているのならプレーに集中してもらおうとするでしょう。 要するにこう言うトラブルが起こる原因はそれまでゴルフに興味が無かった人もブームで興味を持って入り込んでいるからでしょう。 スターにはファン層を大きく広げてくれると言う面もありますが、たちの悪いファン(タダのミーハー)まで引き込んでしまう側面もあるんですよね... でも石川選手の活躍でゴルフに興味を持つ人が増え、ゴルフ選手になりたいと言う男の子が増えるのはいい事だと思いますよ。 宮里選手や横峯選手らの活躍で女子も前から盛り上がっていますし、ゴルフショップでも子供にゴルフ入門させる様な売り方をやっていますからね...
燕インフルショックで負けた!2失策3併殺(サンケイスポーツ) - goo ニュース
...スワローズ、力尽きましたね。 今季は中盤に掛けてチームが投打ともにかみ合って一時は首位争いをする程でしたがジャイアンツの圧倒的な強さの前に屈し、その後は故障者の続出などで一気に失速して夏場までは10ゲーム以上の大差を付けていたはずのカープとタイガースに追い付かれて終盤は稀に見る大激戦の3位争いに巻き込まれて苦しみましたが、最後は底力でタイガースを退けてプレーオフに進出出来ました。 プレーオフでも初戦に見事な逆転勝利を決めて「もしかしたら...」と思いましたけど最後はドラゴンズの前に力尽きました。 でも今季は本当に健闘したと思いますよ。 最後の最後に主力選手がインフルエンザに感染すると言う、ツキに見放された格好にはなりましたけど。 優勝争いにはまだ戦力が足りないのでオフの補強が鍵になりますね。 ドラフトも注目ですけどトライアウトで今季活躍したユウキ投手みたいな”戦力”を発掘出来ればいいですね。 カープもこの秋は在籍選手の底上げと、ドラフトやトライアウトでの新戦力の発掘、それと二軍に競争意識を強める為に育成選手をもうちょっと増やしたいものですね。 そして来シーズンは140試合過ぎまで6球団全てがプレーオフ争いに絡む様な”大激戦”のペナントレースを期待しています...
にほんブログ村
...以上です。