廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

アニメの中のヒーロー

2010-01-19 22:22:22 | Weblog
 先週、いつものレンタル屋に行って借りた映画のDVD、もう一本は『劇場版メジャー 友情の一球』です。 ご存知の通り私はこのアニメのファンで、第1シリーズの小学生編から第5シリーズのWBC日本代表編まで欠かさずずっと見ています。 しかし劇場版はメンズデーをやっていない劇場に掛かったので今まで見ていなかったと言う訳です。 この映画は原作でもテレビアニメ版でも描かれていない”空白の時期”をオリジナル脚本で描いています。 原作者・満田拓也さんによる原案くらいはあったかも知れませんけど基本的にアニメスタッフによるオリジナルでしょう...にも関わらず何の違和感も無かった。 劇中に描かれる主人公・吾郎の生き方と言うかスタイルが原作のそれと全く変わらないからでしょうね...

 一応ストーリーはと言うと、主人公の本田吾郎は野球好きの小学生。 彼の父は本田茂治と言うプロ野球の左腕投手だった。 泣かず飛ばずだった茂治は同僚で親友の投手・茂野英樹に打者転向を勧められてやっと才能が開花、一軍に上がったもののデッドボールが頭に当たってしまい亡くなってしまう。 両親を失った吾郎は父と結婚を考えて付き合っていた保育園の担任・星野桃子に引き取られ、後に彼女が吾郎が気になって世話を焼いていた英樹と惹かれ合って結婚、吾郎もまた英樹の養子となって茂野の姓を名乗る。 小学校高学年になった吾郎はリトルリーグに入り、非凡な才能を発揮するものの、妥協せずとことん戦う生き方ゆえに強豪チームとの死闘で無理をして肩を壊してしまった。 そんな時、英樹は福岡の球団にトレードで移籍して吾郎も共に福岡に去って行った...

                              

 映画版はこの博多での出来事が描かれており、肩を痛めたけどやっぱり野球がやりたい吾郎は父・英樹から投球禁止、野手としてならOKと許可を得て地元の強豪リトルに入団。 事情を話して送球の少ない一塁手として打力を生かす事になる。 チームメイトと対立したり競争したりしながらやがて理解し合ってチームは一つになって行く。 そんな時、アメリカからの留学生を投打の中心とする強豪リトルリームが全国大会の道に立ち塞がる。 あと一歩でみんなの夢が叶うと思い、強敵を相手に吾郎は禁止されていた投球を再開してしまうのだが...と言うお話です。

 原作とテレビアニメでは吾郎が博多に旅立ったところで第1シリーズが終了し、第2シリーズは中学生になった吾郎がサウスポーとして横浜のかつてのリトルリーグ仲間の元へ現れると言う展開であり、劇中でも博多時代に試合で肩に致命的な故障をする場面が一瞬描かれていましたが、今回はそれを膨らませて作ったオリジナルですね。 関係無い部分として気になったのが映画版では父・英樹の所属チームが実在のホークスになっていてユニフォームなどのデザインや本拠地・福岡ヤフードームもそのまま描かれていました。 漫画とテレビ放送、映画では色々と”制約”が違うみたいで興味深いですね。



 本編の後のエンディング、声優さんの名前と製作スタッフの名前が流れる中で合間に現役プロ野球選手や日本人大リーガーがこの漫画『メジャー』を読んでの感想が流れ、架空の人物である主人公・吾郎や彼を取り巻く人達の物語に勇気を与えられている事がメッセージを通じて伝わって来て、変な話ですけど映画本編以上に感動してしまいました。 野球が好き、もっと上手くなりたい、強い相手と戦いたい、新しい事に挑戦したい...と言う吾郎の生き方や考え方、チャレンジ精神に影響されるのか吾郎が在籍したリトルリーグ、中学、高校(名門野球部と素人の新設野球部)、万年下位だったアメリカのマイナーリーグ球団...常に周囲の選手まで影響を与えて変えて来ましたから。 将来はこの作品に子供時代に触れて影響を受けた子供たちがプロ野球に入って来るのでしょうね...

 劇中の吾郎は激闘の中で肩を壊す危険性も忘れて投げ続けて結局投げられなくなってしまい、利き腕とは逆の左投げに転向して復活したり、高校時代編では足を負傷して投球を控えていながらも目標だった古巣の強豪野球部との対戦を目指して結局は激痛に耐えながらも燃え尽き、倒れるまで投げ続けてしまいました。 何とか野球生命を失わずには済みましたけど。 後先を考えない無茶で、例え負けても長い野球人生の方を優先するべきだと思うのですけど、例え命を賭けても目の前の勝負に勝ちたいと思う”気持ちだけ”は現実の選手達もフィクションの世界から見習って欲しいなと思っています。

 野球だけで無くサッカー漫画でも『キャプテン翼』の中学生編ではやはり主人公の大空翼が故障を抱えて主治医やコーチらが止めるのも聞かずに痛み止めの注射を打って大事な試合に出場します。 その時の台詞「俺はこの試合で死んだって構わない! 大空翼がこんな事でくたばってしまう様なやつならブラジルに渡ってプロになる(当時Jリーグはまだ無い)夢も、日本をワールドカップで優勝させる夢も叶いはしないんだ!」だったか、それが漫画連載で初めて読んだ時から20年以上経った今でも記憶に残っています。 この『キャプテン翼』は現実のJリーガーにも影響を与えていますけど、例え命を賭けても目の前の勝負に勝ちたいと思う”気持ちだけ”は現実の選手達もフィクションの世界から見習って欲しいなと思っています...



自殺か?ロビンマスクの声優・郷里さん死亡(スポーツニッポン) - goo ニュース

 声優の郷里大輔さんが亡くなられたそうですね、私も子供時代からアニメを見て来て当時から馴染みのある声優さんもみんなそれなりの年齢になり、何人も亡くなられているので今回の死亡報道自体には驚きませんでしたが、自殺の可能性もあると言う事で真相がどうなのか気になるところですね。 昔は同じ人が主役・脇役含めていくつものアニメ作品に出ているのが普通で、郷里大輔さんもかなり多くの作品に出演されているので「ロビンマスク役の...」と言われても私は何かピンと来ないものがありますね。 本当に覚え切れない程に色々な役を演じてられました。 とにかく今はご冥福をお祈りしていますとしか...

                               

栗山千明がガンダム主題歌で歌手デビュー(日刊スポーツ) - goo ニュース

 以前見た映画『GSワンダーランド』の劇中で栗山千明さんが劇中で歌う場面がありましたけど、こうやって歌手デビューすると言う事はあの場面は吹き替えでは無くご自身で歌ってられたと言う事でしょうか。 女優として多くの映画に出演していながら、”プロ”の歌手として歌も歌えるとは大したものです。 最近はこう言う活動をされている方が増えている気がしますね。 昔のアイドルみたいに映画やドラマに出演して歌も歌っているけどどっちも下手...なのでは無くて今の人はどっちも見事にこなしているのが凄いなと思います。 これからも色々な事に挑戦して勉強し、自分を磨いて行ってもらいたいです...

                                     

 大野練習場で自主トレをやっているドラフト2位・堂林選手を一軍の浅井樹打撃コーチが視察して高い評価をしていたと新聞に書かれていました。 まだ金属から木製バットに変わった戸惑いが残っているそうですけど打撃面では早く一軍レベルに達するかも知れませんね。 後は守備を二軍でしっかりと磨いて多分三塁手をやらせると思いますが、高校では投手だっただけに三塁の守備を出来るだけ早く一軍レベルにしてマツダスタジアムのファンの前に登場してもらいたいところです。 四番打者の栗原選手を一年で三塁から一塁に戻してしまう程の選手に育つ事を期待しています。 まずは二軍のレギュラーが目標ですね。

 それと新聞にはカープの”翼くん”こと会澤捕手と、期待の若手である鈴木将光外野手が自主トレをやっていたアメリカから帰国したと書かれていました。 去年のドラフトで実力とネームバリューのある有望な選手が二軍に入って来ただけに他の若手選手たちも負けていられないところですね。 去年までどうも活気が無かった二軍が激しい競争で活性化されて一軍に新戦力をどんどん送り込んでくれる事を期待しています。 球団側もウエスタン・リーグの公式戦だけでは実戦経験が足りないですし、独立リーグや社会人野球との練習試合を増やすなどして若手育成を強化してもらいたいです...

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 ...以上です。
コメント
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