▸実は昨晩からソウルに来てます。出国までに記事公開が間に合わず、丸1日遅くなってしまいました。そして今日の午後、デジタルメディアシティにある韓国映像資料院B1のシネマテクで昨年9月公開の「罪多き少女(죄 많은 소녀)」を観てきました。無料だったのはラッキーとして、わたしヌルボが痛感したのは自らの韓国語聴き取り能力の低さでした(トホホ)。これ、日本で公開してくれないかな・・・。※この作品については→コチラの過去記事で簡単に説明しました。
▸国連の常任理事国をめざす日本・ドイツ・インド・ブラジルに対して強く反対するのが韓国・イタリア・パキスタン・アルゼンチンといったそれぞれの隣国。中でもインドとパキスタンは宗教も違うし、過去何度も武力衝突もしてきました。だから「パキスタン人」と聞いただけでアタマに血が上るインド人は多く、パキスタン側でも同じようです。ところが、それぞれに争いを好まぬ人、心優しい人がたくさんいることはいうまでもありません。
何の話かというと、22日(金)キネカ大森で観た「バジュランギおじさんと、小さな迷子」なんですけどね。今年17本目にして初めて◎の最高評価! お母さんとインドの寺院にお詣りに行ったパキスタンの6歳の(口の利けない)女の子が迷子になってしまって、なぜかその女の子に頼られてしまったオジサンがすごい苦労して彼女を親元に届けるという話です。オジサンの名はパワンで、バジュランギというのは彼が信仰する猿の武将ハヌマーンのことです。観た人のレビューの大半に書かれているように女の子がカワイイ!・・・という点だけでもこの作品の魅力の3割はいってます。しかしヒンドゥー教とイスラム教という宗教の違いは大きく、食生活のタブー等々もあって、その点は日韓間のミゾどころじゃないですね。それでも、主人公が寛容なイスラム導師の保護を受けたりして、ラスト近くではハワンも相手方の言葉で「サラーム」と挨拶するのです。両国のそんな政治的宗教的対立を乗り越えて、人間として通じ合うものがある・・・というのが魅力の5割以上。そしてお約束の歌と踊り。基本はエンタメですが、いろんな要素がてんこ盛り。やっぱりインド映画はハズレなしです。
この作品は韓国では2015年釜山国際映画祭のオープン・シネマ部門で「카쉬미르의 소녀(カシミールの少女)」のタイトルで上映され、大きな拍手を受けたそうですが、その後なぜか一般公開されていません。パキスタンや中国を含むアジア諸国や欧米等世界各国で公開されヒットしているのに・・・。
私ヌルボ、この作品はとくに日韓両国の嫌韓・反日で凝り固まっている人たちにぜひオススメしたいと思います。ただ、韓国の場合、「そうそう。北韓と仲良くしなければ」と考える人が多いかも。
・・・とここまで書いてから半日後、なんと<インド政府、パキスタンで武装勢力を空爆と発表 300人死亡>というニュース(→コチラ)を読むことになるとは・・・。
▸これも地域対立と言えば地域対立? とくに埼玉では観客多数という「翔んで埼玉」を24日観てきました。いろいろベンキョーになったというか・・・(笑)。コメントしづらいです(笑)。白鵬堂学院のA組に属する赤坂や青山には及ばないものの、ヌルボが住む横浜はB組で、大多数の都下の各市より格上だし、心穏やかに観ました(笑)。東京都知事の腰巾着のような神奈川県知事(竹中直人)が都知事の好きな崎陽軒のシウマイを献上する場面では観客席から笑い声が。そのシウマイの醤油入れ<ひょうちゃん>が還暦祝いということで金色のモノが出てきました。2015年に<ひょうちゃん>の還暦記念として実際に発売されたとか。知らなかったなー。これ、ヤフオクで5万円の値がついてるとか・・・。
▸昨年は「キネマ旬報」の2月下旬ベスト・テン発表特別号に載っていた年間の上映予定作のリストは今年は3月上旬号にもなかったですね。
★★★ NAVERの人気順位(2月26日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) 詩人おばあちゃん(韓国) 9.76(120)
②(2) グリーンブック 9.63(3,070)
③(3) 大人になれば(韓国) 9.61(135)
④(4) カペナウム 9.60(1,772)
⑤(5) バブル・ファミリー(韓国) 9.48(60)
⑥(6) ボヘミアン・ラプソディ 9.43(38,767)
⑦(7) アンダードッグ(韓国) 9.41(1,277)
⑧(8) ポーランドに行った子供たち(韓国) 9.40(499)
⑨(-) ハービー・ハンコック ポシビリティーズ 9.27(11)
⑩(-) ヒックとドラゴン3 9.26(3,363)
⑨「ハービー・ハンコック ポシビリティーズ」が今回の新登場です。ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコック(懐かしいな)がいろんなミュージシャンと行ったスタジオセッションを収めた2006年のアメリカのドキュメンタリー。その顔ぶれをみると、カルロス・サンタナ、ポール・サイモン、スティング、ポール・サイモン等々。(みんな懐かしいな・・・。) 韓国題は「허비 행콕 : 무한한 가능성(ハービー・ハンコック:無限の可能性)」。日本では2017年にDVDが発売されています。
【記者・評論家による順位】
①(1) ROMA/ローマ 8.80(5)
②(2) スパイダーマン:スパイダーバース 8.25(8)
③(-) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
④(3) 万引き家族(日本) 8.13(8)
⑤(4) 天堂の夜と霧(韓国) 8.00(2)
⑥(-) コールド・パシュート 7.50(2)
⑦(6) アリー/ スター誕生 7.43(7)
⑧(7) 顔たち(韓国) 7.40(5)
⑨(8) カペナウム 7.33(9)
⑩(9) グリーンブック 7.29(7)
③と⑥の2作品が初登場です。
③「女王陛下のお気に入り」は、日本でも韓国より6日早く2月15日公開。説明は略します。韓国題は「더 페이버릿: 여왕의 여자」です。
⑥「コールド・パシュート」(仮)については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月15日(金)~2月17日(日) ★★★
カルト教団を扱ったミステリー「サバハ(娑婆訶)」が「極限職業」に替わって1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・サバハ[娑婆訶.そわか](韓国)・・2/20・・・・・・・・・・839,504・・・・・・1,176,180 ・・・・・・・9,996・・・・・・・1,174
2(1)・・極限職業(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・1/23・・・・・・・・・・478,264・・・・・15,417,308 ・・・・・132,701 ・・・・・・・・905
3(2)・・証人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・454,033・・・・・・1,560,262 ・・・・・・12,751・・・・・・・1,046
4(新)・・シンデレラと魔法の王子 ・・・・・2/20・・・・・・・・・・・99,041 ・・・・・・・133,151 ・・・・・・・1,000・・・・・・・・575
5(3)・・アリータ:バトル・エンジェル・・2/05 ・・・・・・・・・・78,920・・・・・・1,885,348 ・・・・・・18,035・・・・・・・・412
6(新)・・ハリー・ポッターと秘密の部屋・・2002/12/13・・2/14・・46,327・・・・・79,305・・・・・・・・・696・・・・・・・・・33
7(新)・・コールド・パシュート・・・・・・・・2/20・・・・・・・・・・・45,080・・・・・・・・・78,303・・・・・・・・・645・・・・・・・・470
8(7)・・ヒックとドラゴン3 ・・・・・・・・・・・1/30・・・・・・・・・・・43,620・・・・・・1,430,717 ・・・・・・11,774・・・・・・・・306
9(4)・・ハッピー・デス・デイ2U・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・・29,151 ・・・・・・・392,397 ・・・・・・・3,277・・・・・・・・305
10(6)・・メリー・ポピンズ リターンズ・・2/14・・・・・・・・・・・26,726 ・・・・・・・199,521 ・・・・・・・1,627・・・・・・・・266
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「極限職業」は2位に落ちましたが、「神と共に 罪と罰」に約100万人の差をつけました。しかし歴代1位の「バトル・オーシャン 海上決戦」(原題:鳴梁)の1761万人にはまだ200万人あまり。1600万人には届くでしょうが、その先はちょっとむずかしい?
今回の新登場は1・4・6・7位の4作品です。
1位「サバハ[娑婆訶.そわか]」は、韓国のミステリー。韓国題「사바하」をそのまま音読して「サバハ」としか書いていない記事が多いですが、漢字だと「娑婆訶」で、日本では「そわか」と読んでいます。他の漢字表記もありますが、般若心経の最後の方にも「菩提薩婆訶(ぼ-じ-そわか-)」とありますね。「成就あれ」という意味だそうです。で、この作品はというと、宗教の精神性等とは真逆の由々しい事件の話。あるいなか町で双子の姉妹が生まれます。不自由な足で生まれたクムファ(イ・ジェイン)と2人とも長くは生きられないだろうと言われていた姉の<それ>。しかし、2人は今年で16歳になりました。・・・と、これが伏線。パク牧師(イ・ジョンジェ)は宗教問題研究所を設立してカルト的な新興宗教の批判に取り組んでいる人物。彼が<鹿の園>という新しい宗教団体を調査中、寧越(ヨンウォル)トンネルで女子中学生が死体で発見される事件が発生します。そしてこれを追っていた警察と偶然<鹿の園>で出会ったパク牧師は、この件が尋常でないことを直感します。しかし真実が明らかになる前にトンネル事件の容疑者は自殺。容疑者が死ぬ前最後に会った正体不明の整備工ナハン(パク・ジョンミン)や、16年前に生まれた双子の妹クムファの存在まで<鹿の園>を調べていったパク牧師は、さらに多くの謎と向き合うことになります・・・。さて、このパク牧師のモデルとされているのが卓明煥という人物。新宗教やキリスト教の異端を告発し続けてきた彼が1994年何者かに殺されて今年が25周忌。→ウィキペディアを見ると何か「いろいろ」裏がありそうです。この映画の予告編に対して、2月14日「<新天地教会>が抗議した」という韓国記事を読みました。正式名称は<新天地イエス教証しの幕屋聖殿>(→ウィキペディア)というそうで、近年日本でも信徒が増えている(韓国以上とか・・・)とのこと。知らんかったなー。
4位「シンデレラと魔法の王子」(仮)は、アメリカのアニメ。シンデレラといっても、よく知られている話そのままではありません。継母と姉たちの虐待にもめげないシンデレラは、友人のハツカネズミの願いを聞き入れて王宮舞踏会への出席を決めましたが、心配はオンボロ服。魔法使いのクリスタルを訪ねて助けを求めると、クリスタルはシンデレラを美しく装い、友人のハツカネズミを華麗な黄金の馬車を駆るな馬に変身させます。舞踏会の場で、優雅で美しい女性に変身したシンデレラは王子と踊って注目の的に。ところが、シンデレラが休憩のため舞踏会場から離れると、偶然魔女の呪文にかかった本物の王子がいるではありませんか! なんとかして王子を救わなければ、とシンデレラ。・・・ということで新たなシンデレラの物語が展開されていきます・・・。韓国題は「신데렐라:마법 반지의 비밀」。です。
6位「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は、2002年の旧作再上映。韓国題は「해리포터와 비밀의 방」です。
7位「コールド・パシュート」(仮)は、ノルウェー・スウェーデン・デンマーク合作の「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(2015)を、リーアム・ニーソン主演でリメイクしたイギリスのアクション。ネルス・コックスマン(リーアム・ニーソン)は平凡な除雪車運転手で、<今年の模範市民>にも選ばれたりした男。ところが、麻薬組織のバイキング(トム・ベイトマン)が仕組んだ息子の凄惨な死に直面して怒りの審判者に生まれ変わります。ネルスはマフィア連中を次々に<処断>していきますが、彼らの巣窟に近づいていくと、戦いは2つのマフィアや警察を巻き込んで複雑な展開になっていきます・・・。韓国題は「콜드 체이싱」。日本公開は6月です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24・・・・・・・・・・5,506 ・・・・・・・122,362 ・・・・・・・・・1,027 ・・・・・・・・・58
2(2)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・5,176 ・・・・・・・305,500 ・・・・・・・・・2,668 ・・・・・・・・・43
3(3)・・COLD WAR あの歌、2つの心・・・・・2/07・・・・・・・・・・1,461 ・・・・・・・・22,589・・・・・・・・・・・188 ・・・・・・・・・31
4(4)・・映画 夜空はいつでも・・・・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・1,211 ・・・・・・・・・6,316・・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・21
最高密度の青色だ(日本)
5(-)・・シェーン・・・・・・・・・・・・・・・・・1956/11/02・・・・・・・・・・・・652 ・・・・・・・・12,619・・・・・・・・・・・・26 ・・・・・・・・・・1
5位「シェーン」が新登場ですが、もちろんあのアラン・ラッド主演の名作の再上映。韓国題は「셰인」です。
▸国連の常任理事国をめざす日本・ドイツ・インド・ブラジルに対して強く反対するのが韓国・イタリア・パキスタン・アルゼンチンといったそれぞれの隣国。中でもインドとパキスタンは宗教も違うし、過去何度も武力衝突もしてきました。だから「パキスタン人」と聞いただけでアタマに血が上るインド人は多く、パキスタン側でも同じようです。ところが、それぞれに争いを好まぬ人、心優しい人がたくさんいることはいうまでもありません。
この作品は韓国では2015年釜山国際映画祭のオープン・シネマ部門で「카쉬미르의 소녀(カシミールの少女)」のタイトルで上映され、大きな拍手を受けたそうですが、その後なぜか一般公開されていません。パキスタンや中国を含むアジア諸国や欧米等世界各国で公開されヒットしているのに・・・。
私ヌルボ、この作品はとくに日韓両国の嫌韓・反日で凝り固まっている人たちにぜひオススメしたいと思います。ただ、韓国の場合、「そうそう。北韓と仲良くしなければ」と考える人が多いかも。
・・・とここまで書いてから半日後、なんと<インド政府、パキスタンで武装勢力を空爆と発表 300人死亡>というニュース(→コチラ)を読むことになるとは・・・。
▸昨年は「キネマ旬報」の2月下旬ベスト・テン発表特別号に載っていた年間の上映予定作のリストは今年は3月上旬号にもなかったですね。
★★★ NAVERの人気順位(2月26日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) 詩人おばあちゃん(韓国) 9.76(120)
②(2) グリーンブック 9.63(3,070)
③(3) 大人になれば(韓国) 9.61(135)
④(4) カペナウム 9.60(1,772)
⑤(5) バブル・ファミリー(韓国) 9.48(60)
⑥(6) ボヘミアン・ラプソディ 9.43(38,767)
⑦(7) アンダードッグ(韓国) 9.41(1,277)
⑧(8) ポーランドに行った子供たち(韓国) 9.40(499)
⑨(-) ハービー・ハンコック ポシビリティーズ 9.27(11)
⑩(-) ヒックとドラゴン3 9.26(3,363)
⑨「ハービー・ハンコック ポシビリティーズ」が今回の新登場です。ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコック(懐かしいな)がいろんなミュージシャンと行ったスタジオセッションを収めた2006年のアメリカのドキュメンタリー。その顔ぶれをみると、カルロス・サンタナ、ポール・サイモン、スティング、ポール・サイモン等々。(みんな懐かしいな・・・。) 韓国題は「허비 행콕 : 무한한 가능성(ハービー・ハンコック:無限の可能性)」。日本では2017年にDVDが発売されています。
【記者・評論家による順位】
①(1) ROMA/ローマ 8.80(5)
②(2) スパイダーマン:スパイダーバース 8.25(8)
③(-) 女王陛下のお気に入り 8.20(10)
④(3) 万引き家族(日本) 8.13(8)
⑤(4) 天堂の夜と霧(韓国) 8.00(2)
⑥(-) コールド・パシュート 7.50(2)
⑦(6) アリー/ スター誕生 7.43(7)
⑧(7) 顔たち(韓国) 7.40(5)
⑨(8) カペナウム 7.33(9)
⑩(9) グリーンブック 7.29(7)
③と⑥の2作品が初登場です。
③「女王陛下のお気に入り」は、日本でも韓国より6日早く2月15日公開。説明は略します。韓国題は「더 페이버릿: 여왕의 여자」です。
⑥「コールド・パシュート」(仮)については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月15日(金)~2月17日(日) ★★★
カルト教団を扱ったミステリー「サバハ(娑婆訶)」が「極限職業」に替わって1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・サバハ[娑婆訶.そわか](韓国)・・2/20・・・・・・・・・・839,504・・・・・・1,176,180 ・・・・・・・9,996・・・・・・・1,174
2(1)・・極限職業(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・1/23・・・・・・・・・・478,264・・・・・15,417,308 ・・・・・132,701 ・・・・・・・・905
3(2)・・証人(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/13・・・・・・・・・・454,033・・・・・・1,560,262 ・・・・・・12,751・・・・・・・1,046
4(新)・・シンデレラと魔法の王子 ・・・・・2/20・・・・・・・・・・・99,041 ・・・・・・・133,151 ・・・・・・・1,000・・・・・・・・575
5(3)・・アリータ:バトル・エンジェル・・2/05 ・・・・・・・・・・78,920・・・・・・1,885,348 ・・・・・・18,035・・・・・・・・412
6(新)・・ハリー・ポッターと秘密の部屋・・2002/12/13・・2/14・・46,327・・・・・79,305・・・・・・・・・696・・・・・・・・・33
7(新)・・コールド・パシュート・・・・・・・・2/20・・・・・・・・・・・45,080・・・・・・・・・78,303・・・・・・・・・645・・・・・・・・470
8(7)・・ヒックとドラゴン3 ・・・・・・・・・・・1/30・・・・・・・・・・・43,620・・・・・・1,430,717 ・・・・・・11,774・・・・・・・・306
9(4)・・ハッピー・デス・デイ2U・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・・29,151 ・・・・・・・392,397 ・・・・・・・3,277・・・・・・・・305
10(6)・・メリー・ポピンズ リターンズ・・2/14・・・・・・・・・・・26,726 ・・・・・・・199,521 ・・・・・・・1,627・・・・・・・・266
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「極限職業」は2位に落ちましたが、「神と共に 罪と罰」に約100万人の差をつけました。しかし歴代1位の「バトル・オーシャン 海上決戦」(原題:鳴梁)の1761万人にはまだ200万人あまり。1600万人には届くでしょうが、その先はちょっとむずかしい?
今回の新登場は1・4・6・7位の4作品です。
1位「サバハ[娑婆訶.そわか]」は、韓国のミステリー。韓国題「사바하」をそのまま音読して「サバハ」としか書いていない記事が多いですが、漢字だと「娑婆訶」で、日本では「そわか」と読んでいます。他の漢字表記もありますが、般若心経の最後の方にも「菩提薩婆訶(ぼ-じ-そわか-)」とありますね。「成就あれ」という意味だそうです。で、この作品はというと、宗教の精神性等とは真逆の由々しい事件の話。あるいなか町で双子の姉妹が生まれます。不自由な足で生まれたクムファ(イ・ジェイン)と2人とも長くは生きられないだろうと言われていた姉の<それ>。しかし、2人は今年で16歳になりました。・・・と、これが伏線。パク牧師(イ・ジョンジェ)は宗教問題研究所を設立してカルト的な新興宗教の批判に取り組んでいる人物。彼が<鹿の園>という新しい宗教団体を調査中、寧越(ヨンウォル)トンネルで女子中学生が死体で発見される事件が発生します。そしてこれを追っていた警察と偶然<鹿の園>で出会ったパク牧師は、この件が尋常でないことを直感します。しかし真実が明らかになる前にトンネル事件の容疑者は自殺。容疑者が死ぬ前最後に会った正体不明の整備工ナハン(パク・ジョンミン)や、16年前に生まれた双子の妹クムファの存在まで<鹿の園>を調べていったパク牧師は、さらに多くの謎と向き合うことになります・・・。さて、このパク牧師のモデルとされているのが卓明煥という人物。新宗教やキリスト教の異端を告発し続けてきた彼が1994年何者かに殺されて今年が25周忌。→ウィキペディアを見ると何か「いろいろ」裏がありそうです。この映画の予告編に対して、2月14日「<新天地教会>が抗議した」という韓国記事を読みました。正式名称は<新天地イエス教証しの幕屋聖殿>(→ウィキペディア)というそうで、近年日本でも信徒が増えている(韓国以上とか・・・)とのこと。知らんかったなー。
4位「シンデレラと魔法の王子」(仮)は、アメリカのアニメ。シンデレラといっても、よく知られている話そのままではありません。継母と姉たちの虐待にもめげないシンデレラは、友人のハツカネズミの願いを聞き入れて王宮舞踏会への出席を決めましたが、心配はオンボロ服。魔法使いのクリスタルを訪ねて助けを求めると、クリスタルはシンデレラを美しく装い、友人のハツカネズミを華麗な黄金の馬車を駆るな馬に変身させます。舞踏会の場で、優雅で美しい女性に変身したシンデレラは王子と踊って注目の的に。ところが、シンデレラが休憩のため舞踏会場から離れると、偶然魔女の呪文にかかった本物の王子がいるではありませんか! なんとかして王子を救わなければ、とシンデレラ。・・・ということで新たなシンデレラの物語が展開されていきます・・・。韓国題は「신데렐라:마법 반지의 비밀」。です。
6位「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は、2002年の旧作再上映。韓国題は「해리포터와 비밀의 방」です。
7位「コールド・パシュート」(仮)は、ノルウェー・スウェーデン・デンマーク合作の「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(2015)を、リーアム・ニーソン主演でリメイクしたイギリスのアクション。ネルス・コックスマン(リーアム・ニーソン)は平凡な除雪車運転手で、<今年の模範市民>にも選ばれたりした男。ところが、麻薬組織のバイキング(トム・ベイトマン)が仕組んだ息子の凄惨な死に直面して怒りの審判者に生まれ変わります。ネルスはマフィア連中を次々に<処断>していきますが、彼らの巣窟に近づいていくと、戦いは2つのマフィアや警察を巻き込んで複雑な展開になっていきます・・・。韓国題は「콜드 체이싱」。日本公開は6月です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・カペナウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/24・・・・・・・・・・5,506 ・・・・・・・122,362 ・・・・・・・・・1,027 ・・・・・・・・・58
2(2)・・グリーンブック・・・・・・・・・・・・・・・・・1/09・・・・・・・・・・5,176 ・・・・・・・305,500 ・・・・・・・・・2,668 ・・・・・・・・・43
3(3)・・COLD WAR あの歌、2つの心・・・・・2/07・・・・・・・・・・1,461 ・・・・・・・・22,589・・・・・・・・・・・188 ・・・・・・・・・31
4(4)・・映画 夜空はいつでも・・・・・・・・・・・2/14・・・・・・・・・・1,211 ・・・・・・・・・6,316・・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・21
最高密度の青色だ(日本)
5(-)・・シェーン・・・・・・・・・・・・・・・・・1956/11/02・・・・・・・・・・・・652 ・・・・・・・・12,619・・・・・・・・・・・・26 ・・・・・・・・・・1
5位「シェーン」が新登場ですが、もちろんあのアラン・ラッド主演の名作の再上映。韓国題は「셰인」です。