※いつもより更新の曜日が遅くなりました。月日をご確認下さい。
▶今回の記事で新登場の作品中注目は「劇場版 呪術廻戦 0」。日本では12月24日の公開後3日間の観客動員は190万人、興行収入は26億円を超え、「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」に次いで歴代2位とか。その後も快調に数字を伸ばし、先週末の2月19日・20日まで動員数&興行収入は5週連続1位、累計すると動員834万人、興収116億円を突破したとのことです。ただ、韓国の動員数ランキングでは日本より2日早く公開された「アンチャーテッド」の後塵を拝して2位に止まっていますが・・・。
もしかして韓国でも話題になってるのでは?と思ったのは朴性厚[パク・ソンフ]監督のことなんですが、皆さんは本作がこの韓国人監督ということをご存知でしたか? →ウィキペディアによると小学生の頃に「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を観て衝撃を受け、アニメーション業界で働くことを決める」とありますが、これは82~83年日本で放映されたTVアニメの海賊版のことか? 監督は1980年生まれとのことだし・・・。そして中・高は芸術コース、大学ではアニメーション学部で学び、その後渡日してアニメ専門学校で学んだ後アニメ制作会社スタジオコメットに入社と、まさにこの道一筋でキャリアを積んできたのですね。
韓国人監督の作品ということで、韓国メディアでは<ノーカットニュース>が「韓国人監督、アニメ強国の日本までも捕らえた魔法」との見出しのインタビュー記事を公表、監督は「夢を叶えたような気分」と語っています。(→自動翻訳。) また最大手紙「朝鮮日報」も監督によるイラスト入りメッセージと共に本作を紹介しています。(→自動翻訳。)
なお、彼とほぼ同時期の2003年来日してアニメ専門学校で学んだ後アニメ制作会社サンライズに入社、ガンダムシリーズで作画監督等を担当している金世俊[キム・セジュン]も韓国人アニメーターとして朴性厚監督と共に注目を集めているとのことです。彼も印象に残っている作品として「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を挙げていますが、今映画関係サイトを見ると「1980年代を飾る傑作と呼ぶにふさわしい」「高密度でハイクオリティな作画を含め、アニメ史に名を刻む一作」「いわずと知れたSFアニメの金字塔」等の高評価や「(21年4月の)国立映画アーカイブで終映後は拍手が起こった」等々のカキコがあり、ふうんといった感じ。これは観てみるかなと思いました。
▶韓国映画では、《独立・芸術映画》部門で2位にランク・インしたドキュメンタリー「戦闘王」に注目。イ・サンホ監督の5つ目の作品ですが、彼は本来は映画監督ではなく記者です。1987年の6月抗争の時延世大1年で、あの大学正門前で催涙弾の直撃を受けて翌月死亡した李韓烈[イ・ハニョル]烈士(←映画「1987、ある闘いの真実」でカン・ドンウォンが演じた)の1学年下でした。その李韓烈は経営学科2年の(学生組織の?)学科代表でイ・サンホは同学科1年の学科代表。催涙弾事件の前日に李韓烈に声をかけられてデモに参加し、当日はその現場近くにいたそうです。
大学卒業後1995年MBC(文化放送)に入社、報道局探査専門記者として主に時事番組を担当しますが、2016年に退社するまで進歩系左派の立場が鮮明な記者として支持を集める一方いろいろ裁判沙汰とか停職処分がらみの<お騒がせ>の事例も重ねてきました。現在は<告発ニュース>(gobalnews)というインターネットニュースを→YouTubeで発信しています。
彼が監督として制作したドキュメンタリーを順を追って上げると、「ダイビング・ベル セウォル号の真実」(2014)(=アン・ヘリョン監督と共同監督)、「キム・グァンソク[金光石]」(2017)、「ダイビング・ベル その後」(2018)、「大統領の7時間」(2019))、そして今作です。「ダイビング・ベル」は釜山国際映画祭での上映を巡って論議があり(→コチラと→コチラ参照)、自殺とされた人気フォーク歌手の死に対して「他殺ではないか?」と疑問を投げかけた「キム・グァンソク」もその後彼の妻から訴えられ、今年1月無罪が確定しました。(→コチラと→コチラ参照)。
私ヌルボが彼の監督作品中観たのは「ダイビング・ベル」だけですが、イ・サンホ監督は自身のアタマにひらめいた予断に固執する傾向があり、十分な裏を取らないままで公表してしまって問題化することが多いように思われます。また記者としても客観的な取材・報道に徹することから足を踏み外して事件自体に直接介入してしまうことも→<ナム・ウィキ>で指摘されています。
本作についてですが、下に記した作品紹介からもわかるようにハッキリした現在の与党側つまり李在明支持の立場に立ったドキュメンタリーです。→予告編には全斗煥と共に、彼の独裁政権を称揚する候補として尹錫烈候補の映像を入れています。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月18日(金)~2月20日(日) ★★★
「アンチャーテッド」が1位、「劇場版 呪術廻戦 0」が続く
【全体】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(新)・・アンチャーテッド ・・・・・・・・・2/16 ・・・・252,333・・・・・・・・365,099・・・・・・・3,596・・・・1,519
2(11)・・劇場版 呪術廻戦 0(日本) ・・2/17・・・・・・90,394・・・・・・・・149,837・・・・・・・1,541・・・・・・560
3(2)・・海賊:鬼の旗(韓国) ・・・・・・・・1/26 ・・・・・32,779 ・・・・・・1,275,111 ・・・・・12,178・・・・・・580
4(1)・・ナイル殺人事件 ・・・・・・・・・・・・2/09 ・・・・・29,869・・・・・・・・204,767・・・・・・・1,986・・・・・・648
5(3)・・キングメーカー(韓国) ・・・・・・1/26 ・・・・・21,403 ・・・・・・・・750,196 ・・・・・・7,178・・・・・・531
6(4)・・スパイダーマン ・・・・・・・・・・・12/15 ・・・・・12,629・・・・・・7,513,604 ・・・・・74,861・・・・・・362
:ノー・ウェイ・ホーム
7(9)・・SING/シング・・・・・・・・・・・・・・1/05 ・・・・・・9,117・・・・・・・・867,302 ・・・・・・・8,031 ・・・・・233
:ネクストステージ
8(42)・・オクトノーツと水中のどうくつ・・2/17 ・・7,995・・・・・・・・・・9,427・・・・・・・・・・・79 ・・・・・236
9(22)・・リコリス・ピザ ・・・・・・・・・・・・2/09・・・・・・・5,716・・・・・・・・・11,427 ・・・・・・・・・118・・・・・・212
10(6)・・私のローソク革命(韓国) ・・・2/10・・・・・・・5,503・・・・・・・・・36,119 ・・・・・・・・・363・・・・・・195
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
1・2・8・9位の4作品が新登場です。
1位「アンチャーテッド」はアメリカの冒険ロマン。日本でも2月18日から公開されているので説明は省略します。韓国題は「언차티드」です。
2位「劇場版 呪術廻戦 0」は12月24日の公開から観客動員&興行収入とも快調のようですね。冒頭でいろいろ書きましたが、私ヌルボは未見です。去年の「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」は観たんですけどね。ただ<都立呪術高等専門学校>という設定にちょっと抵抗があって、これからもはたして観るかどうか・・・? (なぬっ? 教師が呪術師もやってるのか!? ちょっと考え直してみるか?) 韓国題は「극장판 주술회전 0」です。
8位「オクトノーツと水中のどうくつ」は、韓国でもTV放映されているイギリスBBCの子供向きTVアニメシリーズで、本作はその劇場版の最新作。今回も動物たちのエージェント集団オクトノーツがタコ状の乗り物に乗って出動します。
赤ちゃんタコのコバを仲間たちのいる所に連れて行くため、バーナクルズ隊長とペソ。カリブ海のサンゴ礁に向かいます。ところが、突然通信が切れた? 危機に陥った隊長一行を救うために、オクトポッドに残っていたオクトーノーツ隊員たちが総出動して捜索作戦を繰り広げます。鬱蒼としたジャングルを過ぎて迷路のように続く水中洞窟に至るまで、オクトーナツ隊員たちの爽快な大脱出作戦が始まります・・・! 韓国題は「극장판 바다 탐험대 옥토넛 : 해저동굴 대탈출」。日本ではNetflixで配信されています。
9位「リコリス・ピザ」はアメリカの青春ラブロマンス。この作品ついては→1つ前の記事でいろいろ書いたので説明は省略します。韓国題は「리코리쉬 피자」です。
【独立・芸術映画】
順位 ・・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・私のローソク革命(韓国)・・・・・・・2/10・・・・・・・・・5,503・・・・・・・・36,199・・・・・・・・・・363・・・・・・195
2(新)・・戦闘王(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・2/17・・・・・・・・・2,694・・・・・・・・・3,811・・・・・・・・・・・40・・・・・・・41
3(4)・・ドライブ・マイ・カー(日本)・・・・12/23 ・・・・・・・・1,697・・・・・・・・61,069・・・・・・・・・・577・・・・・・・36
4(5)・・アナザーラウンド・・・・・・・・・・・・・1/19・・・・・・・・・1,024・・・・・・・・34,282・・・・・・・・・・316 ・ ・・・・・37
5(9)・・リフレッシュ(韓国) ・・・・・・・・・・・2/16 ・・・・・・・・・・862・・・・・・・・・1,983・・・・・・・・・・・14・・・・・・・34
2・5位の2作品が新登場です。
2位「戦闘王」が新登場です。1980年光州5.18民主化運動で平和的なデモ参加者の市民たちを虐殺し、クーデターで政権を握った全斗煥の政権。社会各界でそれぞれの方法でその軍部独裁との戦いを続けてきた人物たちの中で、30年以上取材してきたイ・サンホ記者の話が始まります。当初2021年12月に公開予定でしたが、突然の全斗煥の死去により公開が遅れました。しかしその分完成度が高まり、大統領選挙を目前にした今<クーデター勢力>(=全斗煥政権)に対する評価が話題に浮かび、時宜にもかなっているという声も聞かれます。特に映画開始からミャンマーの軍部独裁と80年の光州虐殺を正面から比較し、軍部独裁のクーデターこそ人類が共に対抗すべき敵であることを終始一貫して明らかにています。・・・と、ここまではほぼ本作の公式宣伝文。冒頭では、イ・サンホ記者の過去の監督作品について私ヌルボが抱いた疑問について書きました。原題は「전투왕」です。観客の8割が40代というのは「やっぱりね」。
5位「リフレッシュ」についてはこれも→1つ前の記事で記したので省略します。原題は「리프레쉬」です。
もしかして韓国でも話題になってるのでは?と思ったのは朴性厚[パク・ソンフ]監督のことなんですが、皆さんは本作がこの韓国人監督ということをご存知でしたか? →ウィキペディアによると小学生の頃に「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を観て衝撃を受け、アニメーション業界で働くことを決める」とありますが、これは82~83年日本で放映されたTVアニメの海賊版のことか? 監督は1980年生まれとのことだし・・・。そして中・高は芸術コース、大学ではアニメーション学部で学び、その後渡日してアニメ専門学校で学んだ後アニメ制作会社スタジオコメットに入社と、まさにこの道一筋でキャリアを積んできたのですね。
韓国人監督の作品ということで、韓国メディアでは<ノーカットニュース>が「韓国人監督、アニメ強国の日本までも捕らえた魔法」との見出しのインタビュー記事を公表、監督は「夢を叶えたような気分」と語っています。(→自動翻訳。) また最大手紙「朝鮮日報」も監督によるイラスト入りメッセージと共に本作を紹介しています。(→自動翻訳。)
なお、彼とほぼ同時期の2003年来日してアニメ専門学校で学んだ後アニメ制作会社サンライズに入社、ガンダムシリーズで作画監督等を担当している金世俊[キム・セジュン]も韓国人アニメーターとして朴性厚監督と共に注目を集めているとのことです。彼も印象に残っている作品として「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を挙げていますが、今映画関係サイトを見ると「1980年代を飾る傑作と呼ぶにふさわしい」「高密度でハイクオリティな作画を含め、アニメ史に名を刻む一作」「いわずと知れたSFアニメの金字塔」等の高評価や「(21年4月の)国立映画アーカイブで終映後は拍手が起こった」等々のカキコがあり、ふうんといった感じ。これは観てみるかなと思いました。
大学卒業後1995年MBC(文化放送)に入社、報道局探査専門記者として主に時事番組を担当しますが、2016年に退社するまで進歩系左派の立場が鮮明な記者として支持を集める一方いろいろ裁判沙汰とか停職処分がらみの<お騒がせ>の事例も重ねてきました。現在は<告発ニュース>(gobalnews)というインターネットニュースを→YouTubeで発信しています。
彼が監督として制作したドキュメンタリーを順を追って上げると、「ダイビング・ベル セウォル号の真実」(2014)(=アン・ヘリョン監督と共同監督)、「キム・グァンソク[金光石]」(2017)、「ダイビング・ベル その後」(2018)、「大統領の7時間」(2019))、そして今作です。「ダイビング・ベル」は釜山国際映画祭での上映を巡って論議があり(→コチラと→コチラ参照)、自殺とされた人気フォーク歌手の死に対して「他殺ではないか?」と疑問を投げかけた「キム・グァンソク」もその後彼の妻から訴えられ、今年1月無罪が確定しました。(→コチラと→コチラ参照)。
私ヌルボが彼の監督作品中観たのは「ダイビング・ベル」だけですが、イ・サンホ監督は自身のアタマにひらめいた予断に固執する傾向があり、十分な裏を取らないままで公表してしまって問題化することが多いように思われます。また記者としても客観的な取材・報道に徹することから足を踏み外して事件自体に直接介入してしまうことも→<ナム・ウィキ>で指摘されています。
本作についてですが、下に記した作品紹介からもわかるようにハッキリした現在の与党側つまり李在明支持の立場に立ったドキュメンタリーです。→予告編には全斗煥と共に、彼の独裁政権を称揚する候補として尹錫烈候補の映像を入れています。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績2月18日(金)~2月20日(日) ★★★
「アンチャーテッド」が1位、「劇場版 呪術廻戦 0」が続く
【全体】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(新)・・アンチャーテッド ・・・・・・・・・2/16 ・・・・252,333・・・・・・・・365,099・・・・・・・3,596・・・・1,519
2(11)・・劇場版 呪術廻戦 0(日本) ・・2/17・・・・・・90,394・・・・・・・・149,837・・・・・・・1,541・・・・・・560
3(2)・・海賊:鬼の旗(韓国) ・・・・・・・・1/26 ・・・・・32,779 ・・・・・・1,275,111 ・・・・・12,178・・・・・・580
4(1)・・ナイル殺人事件 ・・・・・・・・・・・・2/09 ・・・・・29,869・・・・・・・・204,767・・・・・・・1,986・・・・・・648
5(3)・・キングメーカー(韓国) ・・・・・・1/26 ・・・・・21,403 ・・・・・・・・750,196 ・・・・・・7,178・・・・・・531
6(4)・・スパイダーマン ・・・・・・・・・・・12/15 ・・・・・12,629・・・・・・7,513,604 ・・・・・74,861・・・・・・362
:ノー・ウェイ・ホーム
7(9)・・SING/シング・・・・・・・・・・・・・・1/05 ・・・・・・9,117・・・・・・・・867,302 ・・・・・・・8,031 ・・・・・233
:ネクストステージ
8(42)・・オクトノーツと水中のどうくつ・・2/17 ・・7,995・・・・・・・・・・9,427・・・・・・・・・・・79 ・・・・・236
9(22)・・リコリス・ピザ ・・・・・・・・・・・・2/09・・・・・・・5,716・・・・・・・・・11,427 ・・・・・・・・・118・・・・・・212
10(6)・・私のローソク革命(韓国) ・・・2/10・・・・・・・5,503・・・・・・・・・36,119 ・・・・・・・・・363・・・・・・195
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
1・2・8・9位の4作品が新登場です。
1位「アンチャーテッド」はアメリカの冒険ロマン。日本でも2月18日から公開されているので説明は省略します。韓国題は「언차티드」です。
2位「劇場版 呪術廻戦 0」は12月24日の公開から観客動員&興行収入とも快調のようですね。冒頭でいろいろ書きましたが、私ヌルボは未見です。去年の「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」は観たんですけどね。ただ<都立呪術高等専門学校>という設定にちょっと抵抗があって、これからもはたして観るかどうか・・・? (なぬっ? 教師が呪術師もやってるのか!? ちょっと考え直してみるか?) 韓国題は「극장판 주술회전 0」です。
8位「オクトノーツと水中のどうくつ」は、韓国でもTV放映されているイギリスBBCの子供向きTVアニメシリーズで、本作はその劇場版の最新作。今回も動物たちのエージェント集団オクトノーツがタコ状の乗り物に乗って出動します。
赤ちゃんタコのコバを仲間たちのいる所に連れて行くため、バーナクルズ隊長とペソ。カリブ海のサンゴ礁に向かいます。ところが、突然通信が切れた? 危機に陥った隊長一行を救うために、オクトポッドに残っていたオクトーノーツ隊員たちが総出動して捜索作戦を繰り広げます。鬱蒼としたジャングルを過ぎて迷路のように続く水中洞窟に至るまで、オクトーナツ隊員たちの爽快な大脱出作戦が始まります・・・! 韓国題は「극장판 바다 탐험대 옥토넛 : 해저동굴 대탈출」。日本ではNetflixで配信されています。
9位「リコリス・ピザ」はアメリカの青春ラブロマンス。この作品ついては→1つ前の記事でいろいろ書いたので説明は省略します。韓国題は「리코리쉬 피자」です。
【独立・芸術映画】
順位 ・・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・上映館数
1(1)・・私のローソク革命(韓国)・・・・・・・2/10・・・・・・・・・5,503・・・・・・・・36,199・・・・・・・・・・363・・・・・・195
2(新)・・戦闘王(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・2/17・・・・・・・・・2,694・・・・・・・・・3,811・・・・・・・・・・・40・・・・・・・41
3(4)・・ドライブ・マイ・カー(日本)・・・・12/23 ・・・・・・・・1,697・・・・・・・・61,069・・・・・・・・・・577・・・・・・・36
4(5)・・アナザーラウンド・・・・・・・・・・・・・1/19・・・・・・・・・1,024・・・・・・・・34,282・・・・・・・・・・316 ・ ・・・・・37
5(9)・・リフレッシュ(韓国) ・・・・・・・・・・・2/16 ・・・・・・・・・・862・・・・・・・・・1,983・・・・・・・・・・・14・・・・・・・34
2・5位の2作品が新登場です。
2位「戦闘王」が新登場です。1980年光州5.18民主化運動で平和的なデモ参加者の市民たちを虐殺し、クーデターで政権を握った全斗煥の政権。社会各界でそれぞれの方法でその軍部独裁との戦いを続けてきた人物たちの中で、30年以上取材してきたイ・サンホ記者の話が始まります。当初2021年12月に公開予定でしたが、突然の全斗煥の死去により公開が遅れました。しかしその分完成度が高まり、大統領選挙を目前にした今<クーデター勢力>(=全斗煥政権)に対する評価が話題に浮かび、時宜にもかなっているという声も聞かれます。特に映画開始からミャンマーの軍部独裁と80年の光州虐殺を正面から比較し、軍部独裁のクーデターこそ人類が共に対抗すべき敵であることを終始一貫して明らかにています。・・・と、ここまではほぼ本作の公式宣伝文。冒頭では、イ・サンホ記者の過去の監督作品について私ヌルボが抱いた疑問について書きました。原題は「전투왕」です。観客の8割が40代というのは「やっぱりね」。
5位「リフレッシュ」についてはこれも→1つ前の記事で記したので省略します。原題は「리프레쉬」です。