▶今回の記事で新登場の韓国映画はありません。外国映画では「エッフェル」、「ベルファスト」、「8月のエバ」の3作品です。
うち日本で未公開「エッフェル」だけ。あのエッフェル塔を造ったギュスターヴ・エッフェルの伝記的映画で、フランス革命100周年記念のエッフェル塔完成の年1889年のパリが舞台。なぜ伝記「的」映画かというと、彼が28歳の頃、18歳だった恋人アドリアンヌとの予定されていた結婚が彼女の両親の反対で破談となったのですが、本作ではその2人が1889年再会して・・・という話になているとか。とすると彼は57歳で彼女は47歳。ポスター(右画像)を見るとなんだかなー、ですね。実のところはエッフェルの息子がアドリアンヌの姪と結婚して、その後1886年エッフェルと彼女が再会したと推定されるとのことです。まあエンタメとして作られる作品について史実と違うなどと目くじらを立てるのも筋違いなんですけどね。※エッフェル塔完成の少し前にフランスからアメリカに贈られた「自由の女神像>の設計にもエッフェルが関わっていたんですね。
「ベルファスト」は私ヌルボ、一昨日3月26日観てきました。アカデミー賞で作品賞等7部門にノミネートされていて、個人的には本命の「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が作品賞でいいだろうと思っていましたが「ベルファスト」でもいいなーと考え直しました。ところが「コーダ あいのうた」とは肩すかしをくらった感じ。「ベルファスト」は私ヌルボ(と多くの全共闘世代)にとって忘れがたい1969年が舞台だし、北アイルランド内でのプロテスタントとカトリックの対立・抗争という出来事は現在の世界各地の地域紛争にも関わる問題だし、良いと思うんだけどなー。作品としての<深さ>という点では「ドライブ・マイ・カー」がもちろん一番。しかしアカデミー賞くらいはヴェネツィア、ベルリン、カンヌ等の映画賞と比べてエンタメ性も重視してほしいし、すると「コーダ あいのうた」でいいか、という気持ちもあるし、・・・って私ヌルボが考えることでもないか(笑)。
★★★ NAVERの人気順位(3月23日(水)現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも①等の右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) 蝉の声(韓国) 9.80(176)
②(4) SING/シング:ネクストステージ 9.41(2,605)
③(5) 劇場版 呪術廻戦 0(日本) 9.31(1,190)
④(3) 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE
ワールド ヒーローズ ミッション(日本) 9.30(149)
⑤(7) クルエラ 9.21(7,857)
⑥(6) 幸せの答え合わせ 9.19(84)
⑦(新) エッフェル 9.10(10)
⑧(新) ベルファスト 8.95(20)
⑨(9) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 8.84(19,682)
⑩(10) tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン! 8.84(358)
⑦⑧の2作品が新登場です。
⑦「エッフェル」はフランスのラブロマンス&ドラマ。<鉄の魔術師>と呼ばれた男ギュスターヴ・エッフェル(1832~1923)、つまりあのエッフェル塔を建てた人物の伝記「的」映画です。
自由の女神像を完成させ、フランスに戻って最高の全盛期を味わう天才建築家エッフェル(ロマン・デュリス)は、フランス革命100周年を期して開催される1889年パリ世界万国博覧会のシンボルとなる建造物として世界で初めて高さ300mの塔を設計し提案します。これには安全を憂慮した住民の反発や芸術家たちの批判等にさらされますが、彼は20年前に去って行った昔の恋人アドリアンヌ(エマ・マッキー)を取り戻すたに渾身の力を尽くして塔の完成をめざします・・・。韓国題は「에펠」。日本公開は23年3月、でいいのかな?
⑧「ベルファスト」はイギリスのケネス・ブラナー監督の自伝的作品。第94回アカデミー賞で作品賞、監督賞など7部門にノミネートされ、結局脚本賞を受賞しました。日本でも3月25日公開されたので内容等の紹介は省略します。
【記者・評論家による順位】
①(1) ドライブ・マイ・カー(日本) 8.44(9)
②(2) パワー・オブ・ザ・ドッグ 7.75(4)
③(新) 8月のエバ 7.67(3)
④(3) ドント・ルック・アップ 7.60(5)
⑤(4) DUNE/デューン 砂の惑星 7.56(9)
⑥(5) リコリス・ピザ 7.43(7)
⑦(10) スペンサー ダイアナの決意 7.38(8)
⑧(新) ベルファスト 7.33(3)
⑨(6) THE BATMAN-ザ・バットマン- 7.30(10)
⑩(7) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 7.09(11)
③と⑧の2作品が新登場です。
③「8月のエバ」はスペインのドラマ。原題は「La virgen de agosto」、英題も「The August Virgin」で韓国題もそのまま「어거스트 버진(オーガスト・ヴァージン)」ですが、2019年<第16回ラテンビート映画祭>、21年の<第3回映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~>で上映された時の邦題「8月のエバ」を仮題としました。
8月のマドリード。市民のほとんどがバカンスに行く中、33歳の女性エバ(イタソ・アラナ)は1人気ままに都会の休日を過ごすことに。何かを変えたいのに自分のしたいことも分からない彼女ですが、ある野外イベントに参加して今まで縁がなかった人々との出会いを経験したり久しぶりに友人に会ったりしているうちに新しい自分を見つけていき、少しずつ変わっていきます・・・。
⑧「ベルファスト」については上述しました。
うち日本で未公開「エッフェル」だけ。あのエッフェル塔を造ったギュスターヴ・エッフェルの伝記的映画で、フランス革命100周年記念のエッフェル塔完成の年1889年のパリが舞台。なぜ伝記「的」映画かというと、彼が28歳の頃、18歳だった恋人アドリアンヌとの予定されていた結婚が彼女の両親の反対で破談となったのですが、本作ではその2人が1889年再会して・・・という話になているとか。とすると彼は57歳で彼女は47歳。ポスター(右画像)を見るとなんだかなー、ですね。実のところはエッフェルの息子がアドリアンヌの姪と結婚して、その後1886年エッフェルと彼女が再会したと推定されるとのことです。まあエンタメとして作られる作品について史実と違うなどと目くじらを立てるのも筋違いなんですけどね。※エッフェル塔完成の少し前にフランスからアメリカに贈られた「自由の女神像>の設計にもエッフェルが関わっていたんですね。
「ベルファスト」は私ヌルボ、一昨日3月26日観てきました。アカデミー賞で作品賞等7部門にノミネートされていて、個人的には本命の「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が作品賞でいいだろうと思っていましたが「ベルファスト」でもいいなーと考え直しました。ところが「コーダ あいのうた」とは肩すかしをくらった感じ。「ベルファスト」は私ヌルボ(と多くの全共闘世代)にとって忘れがたい1969年が舞台だし、北アイルランド内でのプロテスタントとカトリックの対立・抗争という出来事は現在の世界各地の地域紛争にも関わる問題だし、良いと思うんだけどなー。作品としての<深さ>という点では「ドライブ・マイ・カー」がもちろん一番。しかしアカデミー賞くらいはヴェネツィア、ベルリン、カンヌ等の映画賞と比べてエンタメ性も重視してほしいし、すると「コーダ あいのうた」でいいか、という気持ちもあるし、・・・って私ヌルボが考えることでもないか(笑)。
★★★ NAVERの人気順位(3月23日(水)現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも①等の右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) 蝉の声(韓国) 9.80(176)
②(4) SING/シング:ネクストステージ 9.41(2,605)
③(5) 劇場版 呪術廻戦 0(日本) 9.31(1,190)
④(3) 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE
ワールド ヒーローズ ミッション(日本) 9.30(149)
⑤(7) クルエラ 9.21(7,857)
⑥(6) 幸せの答え合わせ 9.19(84)
⑦(新) エッフェル 9.10(10)
⑧(新) ベルファスト 8.95(20)
⑨(9) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 8.84(19,682)
⑩(10) tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン! 8.84(358)
⑦⑧の2作品が新登場です。
⑦「エッフェル」はフランスのラブロマンス&ドラマ。<鉄の魔術師>と呼ばれた男ギュスターヴ・エッフェル(1832~1923)、つまりあのエッフェル塔を建てた人物の伝記「的」映画です。
自由の女神像を完成させ、フランスに戻って最高の全盛期を味わう天才建築家エッフェル(ロマン・デュリス)は、フランス革命100周年を期して開催される1889年パリ世界万国博覧会のシンボルとなる建造物として世界で初めて高さ300mの塔を設計し提案します。これには安全を憂慮した住民の反発や芸術家たちの批判等にさらされますが、彼は20年前に去って行った昔の恋人アドリアンヌ(エマ・マッキー)を取り戻すたに渾身の力を尽くして塔の完成をめざします・・・。韓国題は「에펠」。日本公開は23年3月、でいいのかな?
⑧「ベルファスト」はイギリスのケネス・ブラナー監督の自伝的作品。第94回アカデミー賞で作品賞、監督賞など7部門にノミネートされ、結局脚本賞を受賞しました。日本でも3月25日公開されたので内容等の紹介は省略します。
【記者・評論家による順位】
①(1) ドライブ・マイ・カー(日本) 8.44(9)
②(2) パワー・オブ・ザ・ドッグ 7.75(4)
③(新) 8月のエバ 7.67(3)
④(3) ドント・ルック・アップ 7.60(5)
⑤(4) DUNE/デューン 砂の惑星 7.56(9)
⑥(5) リコリス・ピザ 7.43(7)
⑦(10) スペンサー ダイアナの決意 7.38(8)
⑧(新) ベルファスト 7.33(3)
⑨(6) THE BATMAN-ザ・バットマン- 7.30(10)
⑩(7) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 7.09(11)
③と⑧の2作品が新登場です。
③「8月のエバ」はスペインのドラマ。原題は「La virgen de agosto」、英題も「The August Virgin」で韓国題もそのまま「어거스트 버진(オーガスト・ヴァージン)」ですが、2019年<第16回ラテンビート映画祭>、21年の<第3回映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~>で上映された時の邦題「8月のエバ」を仮題としました。
8月のマドリード。市民のほとんどがバカンスに行く中、33歳の女性エバ(イタソ・アラナ)は1人気ままに都会の休日を過ごすことに。何かを変えたいのに自分のしたいことも分からない彼女ですが、ある野外イベントに参加して今まで縁がなかった人々との出会いを経験したり久しぶりに友人に会ったりしているうちに新しい自分を見つけていき、少しずつ変わっていきます・・・。
⑧「ベルファスト」については上述しました。