▸今日(10月24日)までの1週間もその前の1週間に続いて映画鑑賞はナシ。まあ26日から来週にかけて<コリアン・シネマ・ウィーク2017>と<東京国際映画祭>で計7本と、その他いくつか観るから、まあ嵐の前の静けさといったところ。
▸そんなわけで、図書館でネット・サーフィンとかブック・サーフィン。映画関係でおもしろかった本が香川照之「日本魅録 1~3」(キネマ旬報社)です。「キネマ旬報」2003年1月上旬号~2012年2月上旬号の連載記事の途中までです。とくに興味深かったのが第3巻のポン・ジュノ監督とのもろもろ。「DETAIL」をもじって「ポン・テール(BON-TAIL.봉테일)」とよばれるほど細かい所まで凝るポン・ジュノらしいエピソードがいろいろ書かれていました。・・・という記事を、1つ前に書くつもりが間に合わず。とりあえず2007年12月7日、香川照之の42回目の誕生日にソウルでポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ(!)と肩を組んだ写真の写真を載せておきます。
▸10月21日、と聞いて国際反戦デーとか1968年の新宿騒乱を思い浮かべる人は今どれだけいるのでしょうか? ・・・と、前にも書いたことがあったなー。先週土曜の10月21日は釜山国際映画祭が終わった日でした。その情報はまたいずれ。
▸興味を持った中央日報の記事<韓国の歴史を映画化した『隊長キム・チャンス』『南漢山城』、なぜ不振なのだろうか>は→コチラ。なお、ハングルのスペルは隊長・大将・台帳・大腸は皆同じ<대장>。私ヌルボは<ソウルナビ>と同じく<大将>と訳したんですけどね。どちらがいいのか、確証はありません。
★★★ NAVERの人気順位(10月24日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(-) ルター 9.72(116)
②(1) 再び生まれ変わっても、私たち(韓国) 9.37(424)
③(10) 聖フランシスコ 9.36(14)
④(3) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.34(228)
⑤(2) アイ・キャン・スピーク(韓国) 9.33(10,844)
⑥(4) 貯水池ゲーム(韓国) 9.32(2,647)
⑦(5) テンポガールズ(韓国) 9.31(179)
⑧(6) 犯罪都市(韓国) 9.26(17,965)
⑨(8) gifted/ギフテッド 9.23(339)
⑩(7) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.20(664)
今回の新登場は①「ルター」だけです。1617年マルティン・ルターにより始められた宗教改革500周年記念のドイツ映画。16世紀ローマ教会は復興のために免罪符を販売し、民衆に神は恐怖と畏敬の存在ということを強要します。父の反対を押し切って神父になったドイツの青年マルティくされてルターは物質化されて堕落した教会の素顔に直面します。彼は信仰の道を正すために95ヵ条の意見書を提出しますが、ローマ教皇とドイツ政府から撤回することを余儀なくされ、命まで脅威にさらされます。多くの人々の助けにより命を救われたルターは、その後聖書をすべての信者が読めるようにするためにドイツ語に翻訳し始めます。一方、ルターが死んだものと思った民衆の中には、彼の思想を受け継ぐという理由で宗教反乱を起こし、それによって多くの死傷者が発生すると、ルターは、深い悩みに陥りますが・・・。先週公開のカトリック映画「聖フランシスコ」に対してコチラは今の韓国では多数派のプロテスタント側。いずれにせよ、キリスト教関係の映画がランキングに入るのは韓国ではふつうのことです。韓国題は「루터」です。
【記者・評論家による順位】
①(-) ダンケルク 8.55(11)
②(1) ラ・ラ・ランド 8.34(14)
③(2) ブレードランナー 2049 8.22(9)
④(3) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
⑤(6) 南漢山城(韓国) 7.50(6)
⑥(7) ウインド・リバー 7.33(6)
⑦(8) アイ・キャン・スピーク(韓国) 7.25(8)
⑧(9) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑨(10) 夢のジェーン(韓国) 7.00(8)
⑨(10) ザ・ビガイルド 7.00(8)
今回新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月20日(金)~10月22日(日) ★★★
2週連続1位「犯罪都市」が500万人の大台に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・犯罪都市(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・787,231 ・・・・・・・4,967,202 ・・・・・・・41,034・・・・・・・・・994
2(新)・・ジオストーム ・・・・・・・・・・・・・・10/19 ・・・・・・・・・・605,520 ・・・・・・・・・694,781・・・・・・・・5,967 ・・・・・・・・・854
3(16)・・大将 キム・チャンス(韓国) ・・・10/19 ・・・・・・・・・・201,268 ・・・・・・・・・260,178 ・・・・・・・・2,041 ・・・・・・・・・747
4(2)・・南漢山城(韓国)・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・64,477・・・・・・・・3,774,426 ・・・・・・・30,691 ・・・・・・・・・476
5(5)・・キングスマン・・・・・・・・・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・・44,468・・・・・・・・4,921,422 ・・・・・・・40,803 ・・・・・・・・・311
6(7)・・ぼくは明日、昨日の君とデートする(日本)・・10/12・・40,207・・・・・・・・120,564・・・・・・・・・・987 ・・・・・・・・・163
7(新)・・ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(日本)・・10/19・・・・・33,557 ・・・・・・・・・・42,070・・・・・・・・・・351 ・・・・・・・・・121
8(6)・・アイ・キャン・スピーク(韓国)・・・9/21 ・・・・・・・・・・・30,282 ・・・・・・・・3,223,038・・・・・・・25,197 ・・・・・・・・・258
9(4)・・ブレードランナー 2049・・・・・・・10/12 ・・・・・・・・・・・24,826 ・・・・・・・・・301,276 ・・・・・・・・2,605 ・・・・・・・・・267
:ゴールデン・サークル
10(8)・・ナッツジョブ 2・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・23,601 ・・・・・・・・・384,397 ・・・・・・・・2,880 ・・・・・・・・・265
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「犯罪都市」が累積動員数で「キングスマン」を抜いて500万人を超えました。この勢いだと600万人まで届きそうです。
今回の新登場は2・3・7位の3作品です。
2位「ジオストーム」は、アメリカのSF&アクション。タイトルの意味は<地球嵐>といったところか。2019年、気候変動に起因する自然災害が世界各地で発生します。世界政府連合はこれ以上の災害を防ぐために、18の国の共同によるダッチボーイという名称のシステムを構築します。これは衛星組織網を介して天気をコントロールするというものです。ところが、そのシステムの総責任者ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)は、ある日アメリカ合衆国上院の査問会に呼び出されて管理者としての資質を問われ、激怒した結果責任者の地位をおろされ、弟のマックス(ジム・スタージェス)その後任にはが起用されます。ところが2022年、アフガニスタンで一つの村が村人ごと凍り付いてしまうという事態が発生。事態を重く見たアメリカ大統領アンドリュー・パルマ(アンディ・ガルシア)は内閣の緊急会合を開催します。この後もドバイの津波、香港の溶岩噴出、リオの酷寒、モスクワの猛暑等々が続き、それらとなにやら政治がからんでややこしい展開になっていくようで・・・。韓国題は「지오스톰」。日本公開は来年1月19日です。
3位「大将 キム・チャンス」は、上海の韓国臨時政府の主席金九の若き日を描いた歴史ドラマ。キム・チャンス(金昌洙)とは彼の本名で、後に改名して金九となりました。1896年黄海道朝鮮半島北西部の鴟河浦(チハポ)で青年キム・チャンス(チョ・ジヌン)は日本人を殺して逮捕されます。彼は裁判長に王妃(閔妃)の国の敵(かたき)を討ったのだと叫びますが、結局死刑宣告を受けて仁川監獄に収監されます。日本の側に立つ刑務所所長カン・ヒョンシク(ソン・スンホン)は自分に屈しないキム・チャンスを拷問で苦しめ、他の囚人までもキム・チャンスに背を向けます。しかし、貧しく、無学だという理由で裁判さえも受けられず投獄されている朝鮮人たちを見て、彼は少しずつ現実に目を開かされ、平凡な青年から大将キム・チャンスに生まれ変わっていく、その625日の物語。ただ、この鴟河浦事件は→ウィキペディアの説明にもあるように、殺された人物は閔妃殺害事件と全く無関係な日本人という説が大勢だし、韓国でもそう考える人が多いんですけどねー。原題は「대장 김창수」です。
7位「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」は、著者の榎宮祐自身がイラストも手がけている人気ライトノベルのアニメ映画化作品、とのことですが、私ヌルボ、知らなかったなー。概して日本アニメは韓国での評価がけっこう高いのに、これはネチズンの平均が4.84止まりとは何でだろ? 韓国題は「노 게임 노 라이프 -제로-」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ぼくは明日、昨日の君とデートする(日本)・・10/12・・40,207 ・・・・・・・・・・120,564 ・・・・・・・・・・987・・・・・・・・・163
2(7)・・ちょっと今から仕事やめてくる(日本)・・10/19・・・・・17,964 ・・・・・・・・・・・22,856 ・・・・・・・・・・184・・・・・・・・・263
3(2)・・ディープ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・6,449 ・・・・・・・・・・226,821・・・・・・・・・1,752・・・・・・・・・・95
4(新)・・アイ・アム・ヒース・レジャー・・・・10/19 ・・・・・・・・・・・5,875 ・・・・・・・・・・・10,563 ・・・・・・・・・・・86・・・・・・・・・134
5(新)・・イット・カムズ・アット・ナイト・・10/19 ・・・・・・・・・・・5,397 ・・・・・・・・・・・・7,618 ・・・・・・・・・・・62 ・・・・・・・・・225
今回の新登場は、2・4・5位の3作品です。
2位「ちょっと今から仕事やめてくる」は、私ヌルボ観てませんが、韓国のネチズンの平均評点が8.22と高いのは、若者の置かれている困難な社会状況が共通しているということでしょうか。韓国題は「잠깐만 회사 좀 관두고 올게」。<仕事>じゃなくて<会社>になってます。
4位「アイ・アム・ヒース・レジャー」(仮)は、あの「ダークナイト」(2008)でバットマンの宿敵ジョーカーを演じて(私ヌルボも含む)世界の映画ファンに強烈な印象を残しながらも、その時にはすでに急性薬物中毒により28歳の若さでこの世を去っていた俳優のドキュメンタリーです。韓国題は「아이 앰 히스 레저」。日本公開は未定のようです。
5位「イット・カムズ・アット・ナイト」(仮)は、アメリカのホラー。未知の病原体が世界を震撼させる中、ポール(ジョエル・エドガートン)は人里離れた森の中に家を建てて、妻と息子に災厄が及ばないようにしていました。ある日、そこにある家族が避難場所の提供を求めてきたので、ポールはやむなくその願いを聞き入れることにしました。当初、2家族の関係は良好なものでしたが、いつ終わるとも知れない恐怖に耐え続けるうちに、いつの間にか家の中で相互不信と狂気が渦巻くようになっていきます。外部の脅威がさらに強まると、ポールの内面にも深刻な変化が生じ、彼が内に秘めていた怪物性が目を覚ましていきます・・・。韓国題は「잇 컴스 앳 나잇」。日本公開は年内のようですが・・・。
▸そんなわけで、図書館でネット・サーフィンとかブック・サーフィン。映画関係でおもしろかった本が香川照之「日本魅録 1~3」(キネマ旬報社)です。「キネマ旬報」2003年1月上旬号~2012年2月上旬号の連載記事の途中までです。とくに興味深かったのが第3巻のポン・ジュノ監督とのもろもろ。「DETAIL」をもじって「ポン・テール(BON-TAIL.봉테일)」とよばれるほど細かい所まで凝るポン・ジュノらしいエピソードがいろいろ書かれていました。・・・という記事を、1つ前に書くつもりが間に合わず。とりあえず2007年12月7日、香川照之の42回目の誕生日にソウルでポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ(!)と肩を組んだ写真の写真を載せておきます。
▸10月21日、と聞いて国際反戦デーとか1968年の新宿騒乱を思い浮かべる人は今どれだけいるのでしょうか? ・・・と、前にも書いたことがあったなー。先週土曜の10月21日は釜山国際映画祭が終わった日でした。その情報はまたいずれ。
▸興味を持った中央日報の記事<韓国の歴史を映画化した『隊長キム・チャンス』『南漢山城』、なぜ不振なのだろうか>は→コチラ。なお、ハングルのスペルは隊長・大将・台帳・大腸は皆同じ<대장>。私ヌルボは<ソウルナビ>と同じく<大将>と訳したんですけどね。どちらがいいのか、確証はありません。
「朝鮮日報」10月21日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
---|---|---|
「すばらしき映画音楽たち」 映画が感動をくれる訳 ★★★☆ 「アイ・アム・ヒース・レジャー」 短くとも輝く名前、青春 ★★★ 「大将 キム・チャンス」 ドラマより教訓が先行 ★★☆ 「ジオストーム」 災難を扱う映画が災難 ★★ | ||
「すばらしき映画音楽たち」は日本では8月5日公開で、今も各地で上映中。他の3作品は以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(10月24日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(-) ルター 9.72(116)
②(1) 再び生まれ変わっても、私たち(韓国) 9.37(424)
③(10) 聖フランシスコ 9.36(14)
④(3) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.34(228)
⑤(2) アイ・キャン・スピーク(韓国) 9.33(10,844)
⑥(4) 貯水池ゲーム(韓国) 9.32(2,647)
⑦(5) テンポガールズ(韓国) 9.31(179)
⑧(6) 犯罪都市(韓国) 9.26(17,965)
⑨(8) gifted/ギフテッド 9.23(339)
⑩(7) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.20(664)
今回の新登場は①「ルター」だけです。1617年マルティン・ルターにより始められた宗教改革500周年記念のドイツ映画。16世紀ローマ教会は復興のために免罪符を販売し、民衆に神は恐怖と畏敬の存在ということを強要します。父の反対を押し切って神父になったドイツの青年マルティくされてルターは物質化されて堕落した教会の素顔に直面します。彼は信仰の道を正すために95ヵ条の意見書を提出しますが、ローマ教皇とドイツ政府から撤回することを余儀なくされ、命まで脅威にさらされます。多くの人々の助けにより命を救われたルターは、その後聖書をすべての信者が読めるようにするためにドイツ語に翻訳し始めます。一方、ルターが死んだものと思った民衆の中には、彼の思想を受け継ぐという理由で宗教反乱を起こし、それによって多くの死傷者が発生すると、ルターは、深い悩みに陥りますが・・・。先週公開のカトリック映画「聖フランシスコ」に対してコチラは今の韓国では多数派のプロテスタント側。いずれにせよ、キリスト教関係の映画がランキングに入るのは韓国ではふつうのことです。韓国題は「루터」です。
【記者・評論家による順位】
①(-) ダンケルク 8.55(11)
②(1) ラ・ラ・ランド 8.34(14)
③(2) ブレードランナー 2049 8.22(9)
④(3) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
⑤(6) 南漢山城(韓国) 7.50(6)
⑥(7) ウインド・リバー 7.33(6)
⑦(8) アイ・キャン・スピーク(韓国) 7.25(8)
⑧(9) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑨(10) 夢のジェーン(韓国) 7.00(8)
⑨(10) ザ・ビガイルド 7.00(8)
今回新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月20日(金)~10月22日(日) ★★★
2週連続1位「犯罪都市」が500万人の大台に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・犯罪都市(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・787,231 ・・・・・・・4,967,202 ・・・・・・・41,034・・・・・・・・・994
2(新)・・ジオストーム ・・・・・・・・・・・・・・10/19 ・・・・・・・・・・605,520 ・・・・・・・・・694,781・・・・・・・・5,967 ・・・・・・・・・854
3(16)・・大将 キム・チャンス(韓国) ・・・10/19 ・・・・・・・・・・201,268 ・・・・・・・・・260,178 ・・・・・・・・2,041 ・・・・・・・・・747
4(2)・・南漢山城(韓国)・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・64,477・・・・・・・・3,774,426 ・・・・・・・30,691 ・・・・・・・・・476
5(5)・・キングスマン・・・・・・・・・・・・・・・・9/27・・・・・・・・・・・・44,468・・・・・・・・4,921,422 ・・・・・・・40,803 ・・・・・・・・・311
6(7)・・ぼくは明日、昨日の君とデートする(日本)・・10/12・・40,207・・・・・・・・120,564・・・・・・・・・・987 ・・・・・・・・・163
7(新)・・ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(日本)・・10/19・・・・・33,557 ・・・・・・・・・・42,070・・・・・・・・・・351 ・・・・・・・・・121
8(6)・・アイ・キャン・スピーク(韓国)・・・9/21 ・・・・・・・・・・・30,282 ・・・・・・・・3,223,038・・・・・・・25,197 ・・・・・・・・・258
9(4)・・ブレードランナー 2049・・・・・・・10/12 ・・・・・・・・・・・24,826 ・・・・・・・・・301,276 ・・・・・・・・2,605 ・・・・・・・・・267
:ゴールデン・サークル
10(8)・・ナッツジョブ 2・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・23,601 ・・・・・・・・・384,397 ・・・・・・・・2,880 ・・・・・・・・・265
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「犯罪都市」が累積動員数で「キングスマン」を抜いて500万人を超えました。この勢いだと600万人まで届きそうです。
今回の新登場は2・3・7位の3作品です。
2位「ジオストーム」は、アメリカのSF&アクション。タイトルの意味は<地球嵐>といったところか。2019年、気候変動に起因する自然災害が世界各地で発生します。世界政府連合はこれ以上の災害を防ぐために、18の国の共同によるダッチボーイという名称のシステムを構築します。これは衛星組織網を介して天気をコントロールするというものです。ところが、そのシステムの総責任者ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)は、ある日アメリカ合衆国上院の査問会に呼び出されて管理者としての資質を問われ、激怒した結果責任者の地位をおろされ、弟のマックス(ジム・スタージェス)その後任にはが起用されます。ところが2022年、アフガニスタンで一つの村が村人ごと凍り付いてしまうという事態が発生。事態を重く見たアメリカ大統領アンドリュー・パルマ(アンディ・ガルシア)は内閣の緊急会合を開催します。この後もドバイの津波、香港の溶岩噴出、リオの酷寒、モスクワの猛暑等々が続き、それらとなにやら政治がからんでややこしい展開になっていくようで・・・。韓国題は「지오스톰」。日本公開は来年1月19日です。
3位「大将 キム・チャンス」は、上海の韓国臨時政府の主席金九の若き日を描いた歴史ドラマ。キム・チャンス(金昌洙)とは彼の本名で、後に改名して金九となりました。1896年黄海道朝鮮半島北西部の鴟河浦(チハポ)で青年キム・チャンス(チョ・ジヌン)は日本人を殺して逮捕されます。彼は裁判長に王妃(閔妃)の国の敵(かたき)を討ったのだと叫びますが、結局死刑宣告を受けて仁川監獄に収監されます。日本の側に立つ刑務所所長カン・ヒョンシク(ソン・スンホン)は自分に屈しないキム・チャンスを拷問で苦しめ、他の囚人までもキム・チャンスに背を向けます。しかし、貧しく、無学だという理由で裁判さえも受けられず投獄されている朝鮮人たちを見て、彼は少しずつ現実に目を開かされ、平凡な青年から大将キム・チャンスに生まれ変わっていく、その625日の物語。ただ、この鴟河浦事件は→ウィキペディアの説明にもあるように、殺された人物は閔妃殺害事件と全く無関係な日本人という説が大勢だし、韓国でもそう考える人が多いんですけどねー。原題は「대장 김창수」です。
7位「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」は、著者の榎宮祐自身がイラストも手がけている人気ライトノベルのアニメ映画化作品、とのことですが、私ヌルボ、知らなかったなー。概して日本アニメは韓国での評価がけっこう高いのに、これはネチズンの平均が4.84止まりとは何でだろ? 韓国題は「노 게임 노 라이프 -제로-」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・ぼくは明日、昨日の君とデートする(日本)・・10/12・・40,207 ・・・・・・・・・・120,564 ・・・・・・・・・・987・・・・・・・・・163
2(7)・・ちょっと今から仕事やめてくる(日本)・・10/19・・・・・17,964 ・・・・・・・・・・・22,856 ・・・・・・・・・・184・・・・・・・・・263
3(2)・・ディープ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/03 ・・・・・・・・・・・6,449 ・・・・・・・・・・226,821・・・・・・・・・1,752・・・・・・・・・・95
4(新)・・アイ・アム・ヒース・レジャー・・・・10/19 ・・・・・・・・・・・5,875 ・・・・・・・・・・・10,563 ・・・・・・・・・・・86・・・・・・・・・134
5(新)・・イット・カムズ・アット・ナイト・・10/19 ・・・・・・・・・・・5,397 ・・・・・・・・・・・・7,618 ・・・・・・・・・・・62 ・・・・・・・・・225
今回の新登場は、2・4・5位の3作品です。
2位「ちょっと今から仕事やめてくる」は、私ヌルボ観てませんが、韓国のネチズンの平均評点が8.22と高いのは、若者の置かれている困難な社会状況が共通しているということでしょうか。韓国題は「잠깐만 회사 좀 관두고 올게」。<仕事>じゃなくて<会社>になってます。
4位「アイ・アム・ヒース・レジャー」(仮)は、あの「ダークナイト」(2008)でバットマンの宿敵ジョーカーを演じて(私ヌルボも含む)世界の映画ファンに強烈な印象を残しながらも、その時にはすでに急性薬物中毒により28歳の若さでこの世を去っていた俳優のドキュメンタリーです。韓国題は「아이 앰 히스 레저」。日本公開は未定のようです。
5位「イット・カムズ・アット・ナイト」(仮)は、アメリカのホラー。未知の病原体が世界を震撼させる中、ポール(ジョエル・エドガートン)は人里離れた森の中に家を建てて、妻と息子に災厄が及ばないようにしていました。ある日、そこにある家族が避難場所の提供を求めてきたので、ポールはやむなくその願いを聞き入れることにしました。当初、2家族の関係は良好なものでしたが、いつ終わるとも知れない恐怖に耐え続けるうちに、いつの間にか家の中で相互不信と狂気が渦巻くようになっていきます。外部の脅威がさらに強まると、ポールの内面にも深刻な変化が生じ、彼が内に秘めていた怪物性が目を覚ましていきます・・・。韓国題は「잇 컴스 앳 나잇」。日本公開は年内のようですが・・・。