地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

浅間山噴火災害から62年

2009-08-14 | 地震リスク

1947年8月14日、浅間山が噴火し登山客11名が噴石により死亡した。

浅間山は現在、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の噴火警報発令中の火山だ。これまで、1108年の大噴火、1783年の大噴火をはじめ活発な火山活動を続けている。2004年9月に21年ぶりに爆発して活動を再開した。

<気象庁 火山情報>

http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/306_Asamayama/306_history.html


八丈島東方沖地震M6.6 被害状況

2009-08-13 | 地震リスク

八丈島で震度5弱…M6・6、震源は東方沖(読売新聞) - goo ニュース

今朝の通学・通勤時間、突然、電車が急停車。アナウンスが流れ「只今、緊急地震地震速報を受信しました。安全確認が終わるまでしばらくお待ちください。」の内容。乗客は窓の外に見入る。電信柱が揺れている。2分遅れで電車が運転を再開した。

震源地は東京都八丈島の沖。マグニチュード6.6で八丈島で最大震度5弱を記録した。

現在までのところ人的・物的被害はない模様。

一昨日の駿河湾地震との関連性はないというが、ここのところ続く地震。今年は震度5以上の地震が起こらない期間が2番目の長さだったと話題になったが記録はストップ。

地震災害への不断の備えが必要とあらためて感じだ次第だ。

 


駿河湾地震は南海トラフ巨大地震の前兆か?

2009-08-12 | 地震リスク

過去の歴史地震をみると、今回の駿河湾地震の震源近隣でM6クラス程度の地震が発生した後に、東海地震を含む東南海・南海地震の南海トラフ巨大地震が発生していることがわかった。

1589年3月にM6.7の地震が駿河・遠江を襲った。その16年後、1605年2月に慶長地震(M7.9)、いわゆる南海トラフ沿いの巨大地震が発生し大津波を伴い大きな被害になったとされる。

また、1686年10月にM6.5~M7.0の地震が三河・遠江を襲い、その21年後の1707年10月に我が国最大級の地震である南海トラフ沿いの宝永地震(M8.4)が発生した。この宝永地震の4年前には当時の関東大地震とされる元禄地震(M8.2)が発生し、同じ1707年12月には富士山で宝永の大噴火が起こった。この年代は大災害が続いた。

さらに1841年4月には駿河でM6.2の地震があり、その13年後、南海トラフが動いた。1854年12月安政東海地震(M8.4)、その32時間後の1854年12月安政南海地震(M8.4)が発生している。

恐ろしいことに、この法則的な流れを止めることができない。1935年7月の静岡付近でM6.4の地震が発生、その9年後、1944年12月の昭和東南海地震(M7.9)、1946年12月の昭和南海地震(M8.0)が発生している。

これら歴史が証明しているとすれば、予定どおり2000年代前半には次期南海トラフ巨大地震が発生することは間違いなさそうだ。

 

<地震調査研究推進本部 地図情報>

http://www.jishin.go.jp/main/oshirase/2009811suruga-wan_epL.jpg

 


東海駿河湾地震 被害拡大

2009-08-12 | 地震リスク

ライフライン復旧に全力=東名高速、13日開通-死者1人、負傷123人・静岡地震(時事通信) - goo ニュース

駿河湾の地震で人的・物的被害が拡大している。これまで死者1名、負傷者123名、住宅の一部破損は5,192棟、火災3件の被害結果となっている。

<内閣府 地震被害状況>

http://www.bousai.go.jp/090810/090811surugawanhigaizyoukyou002.pdf

<地震調査研究推進本部 地震情報>

http://www.jishin.go.jp/main/oshirase/20090811_suruga-wan.htm


その後・・・東海地震?

2009-08-12 | 地震リスク

東海地震と異なるメカニズム=長期評価見直さず-地震調査委(時事通信) - goo ニュース

今回の地震によって東海地震等の南海トラフ巨大地震が誘発されるのか。政府の地震調査研究推進本部は、現在の長期評価である今後30年以内発生確率に変化がないとの見解を示した。

<地震調査研究推進本部 駿河湾地震活動評価>

http://www.jishin.go.jp/main/chousa/09aug_suruga-wan/index.htm


東海駿河湾地震の被害状況

2009-08-11 | 地震リスク

20時現在の地震被害状況は、人的被害では負傷者103名、建物被害は一部損壊が1,898棟にのぼっている(人的被害は静岡県情報、物的被害は消防庁情報)。

<首相官邸 地震情報>

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/surugawan/090811_9.pdf

<気象庁 東海地震観測情報第3号>

http://www.jma.go.jp/jma/press/0908/11d/200908111120.html

<静岡県 地震情報>

http://blogs.yahoo.co.jp/shizuoka_saigai/49137658.html

 


日本市場反応なし?東海地震観測情報

2009-08-11 | 地震リスク

静岡 震度6弱 東海地震初の観測情報 気象庁、第1段階の警鐘(産経新聞) - goo ニュース

今朝の地震で誰もが「東海地震か!?」と思ったことであろう。今回の震源が東海地震の想定震源域内でもあり、静岡県で震度6弱を観測したことからであるが、地震規模がM6.5と想定M8よりかなり小さく、いわゆる想定東海地震ではなかった。

今回の地震により東海地震に続くのかどうかを調査するための強化地域判定委員会が開催され、観測情報が3回出されたにも関わらず、われわれ国民は鈍感であったといわざるを得ない。それは、東海地震の情報は観測情報から注意情報、さらに予知情報と進んでいく仕組みで、注意情報、予知情報と進んだ場合には、東海地震がほぼ確実に発生する可能性を公式に気象庁が示したことになる。この予知情報をもとに政府は警戒宣言を出すシナリオだ。

午前11時20分の第3号観測情報が出るまで、われわれ国民は通常通り外出し、電車に乗り、今朝の地震談義をした。オープニング後の日本市場も株式、債券、為替は今朝の地震の被害状況だけに注目したようで、東海地震の可能性に憂慮したトリプル安になることもなく、円高、株高と推移していった。東海地震が起きる可能性があったのに・・・、日本市場は東海地震には興味がないようだ。


東海駿河湾地震の12分前

2009-08-11 | 地震リスク

東海地方を襲った最大震度6弱の地震。その地震の12分前にはインドでもマグニチュード7.6の地震が発生した模様だ。なお、USGSの観測情報では東海駿河湾地震はマグニチュード6.4としている。

<USGS 地震情報>

http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/eqinthenews/2009/us2009kdb2/

http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/eqinthenews/2009/us2009kdb4/

駿河湾の地震では原子力発電所が停止し、交通機関は一時停止している。今回の地震の規模から想定される東海地震ではないが、今後の解明状況から東海地震をはじめ南海トラフ沿いの地震が誘発される可能性も考えられる。

今回の地震で緊急地震速報が3.8秒後に発出された。携帯電話のドコモもエリアメールを発出した。

 

 


Mw7.1東海道南方沖地震のその後

2009-08-10 | 地震リスク

昨日の東海道南方沖地震について、東大地震研究所が特集ページで情報を提供している。

この地震は南海トラフ沿いの東海地震との関係はないとのことである。今回の地震は太平洋プレートに関係した深発地震との結果だ。

<東京大学地震研究所 速報>

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/200908_Tokaido/

<消防庁 地震被害情報>

http://www.fdma.go.jp/data/010907101619398986.pdf


東海道南方沖地震M6.9 交通機関一時止まる 

2009-08-09 | 地震リスク

午後7時56分の地震で関東・東北地方の広い範囲で震度4を記録、東北・上越新幹線は運転を見合わせている。

20時13分、東北・上越新幹線は運転を再開した模様だ。

この地震による揺れは北海道から山口県まで感じた。

USGSの観測によるとマグニチュードは7.1を記録。南海トラフ沿いの地震のようだ。

<USGS 地震情報>

http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/recenteqsww/Quakes/us2009kcaz.php

http://neic.usgs.gov/neis/bulletin/neic_kcaz_l.html


南海地震の経済被害額

2009-08-08 | 地震リスク

政府は2003年に南海トラフでの巨大地震による経済被害額を公表している。それによると南海地震と東南海地震が同時に発生した場合、最悪のケースで57兆円の被害が予想され、南海地震、東南海地震、東海地震が同時に発生する最悪のシナリオでは最悪ケースで81兆円にものぼる被害額となる。

南海地震、東南海地震、東海地震が単独で発生する場合もあり得るが、歴史上では時間差をおいて確実に連動して発生しており、1940年代に唯一発生しなかった東海地震が今後単独で発生するとの予想よりは、連動して発生するとの考え方が自然といえる。〔2008年11月30日http://blog.goo.ne.jp/delphis-manta-blue/e/019872c16427dbc2279d8eb4e47f5d4c

文部科学省はこの南海トラフ巨大地震の連動性について2008年から2012年まで研究プロジェクトを立ち上げた。

<中央防災会議 東南海・南海地震に係る被害想定結果>

http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_nankai/pdf/gaiyou/gaiyou.pdf

http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_nankai/pdf/higaisoutei/gaiyou.pdf

<文部科学省研究委託事業 東海、東南海、南海地震連動性評価研究プロジェクト>

http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/maritec/donet/nankaijishin_sympo/pamphlets.pdf

 


1361年南海地震

2009-08-07 | 地震リスク

648年前の8月3日、M8クラスの巨大地震が摂津・阿波・土佐を襲った。これが南海地震である。

南海地震は100年~150年の周期で発生するとされる巨大地震で、直近では1946年12月21日に昭和南海地震が発生した。

1361年、1498年、1605年、1707年、1854年、1946年と続く南海地震の次期発生時期は2040年代から2090年代とされるが、単独で発生するわけではなく、南海トラフ3兄弟(東海地震、東南海地震、南海地震)が一斉に暴れる可能性がある。