敬語とイクこと
正しい敬語を使っていますか?
2008年04月18日14時00分
【独女通信】
有美さん(25歳)が会社の先輩に同行して得意先に出かけたときのことだ。
「わざわざご足労いただきまして恐縮です」相手先の部長の丁寧な応対に「とんでもございません」と平身低頭で答えたのだが、帰路、先輩から「とんでもございません」は日本語としておかしいとの指摘を受けた。「とんでもない」は全体でひとつの形容詞。勝手に「ない」だけを切り離して、丁寧な言い方にすることはできない。「とんでもないことでございます」が正しいと言われても、巷で「とんでもございません」は乱用されているではないか!
昨年(2007年)、文化庁が発表した「敬語の指針」によると、褒められたことに対し、謙遜して否定する場合の言い方として、今まで誤用だった有美さんの「とんでもございません」は、適切な言葉と容認されるようになった。
指針によると敬語の用い方は、話し手が意図するか否かに関わらず、その敬語の表現により人間関係が表現されるとあります。
正しいつもりで使っている敬語が間違っていたり、勘違いで使っていると、とんでもない誤解を生んだり信用を失くすかもしれない。
転ばぬ先の杖。
独女のみなさま、早速、身近な例から敬語のお勉強をいたしましょう。
「だれか凸凹会社に資料を届けてくれないか?」と上司に言われたら、
「私が行かさせていただきます」はNG
「行かせて」が正解。
得意先で「お世話様でございます」はNG。
お世話さまは目上の人が立場の下の人に対して使う。
「いつも大変お世話になっています」が正解。
上司に「ご苦労さまでした」はNG。
ご苦労さまは目上の人が目下の人に使う言葉。
「お疲れさまでございました」が正解。
披露宴やパーティで久しぶりに会った人に駆け寄り、「こんな時でもないと、なかなかお会いできなくて」と話しかけたことはないだろうか?
これは葬儀会場でよく耳にする挨拶です。
喜びにあふれた披露宴会場や華やいだパーティ会場では、「こんな時でも」とはどんな時なんだ?
主催者、出席者の気持ちに水を挿します。
「ご無沙汰しています。このような華やかな会でお会いできて嬉しいです」がベスト。
職場の先輩にちょっとゴマをするつもりで、「先輩がいろいろ教えて下さるので助かっているんですよ」これもNG。
教えて下さるには、頼んでもいないのに相手がしてくれた、ちょっと迷惑というニュアンスが含まれる。
「先輩からいろいろ教えていただいているので、助かっているのですよ」がベスト。
いただくには、頼んだことについて相手がしてくれて本当に有難い感謝が含まれる。
くれぐれも誤用のないように。
職場で電話を受ける時の「いつもお世話になっています」に間違いはない。
けれど付き合いのない会社や、初めて電話をかけてきた人に、この敬語は相手を困惑させる。
ではどう言えばいいのだろう?
心をこめて、「お電話ありがとうございます」がグーグーグー♪
by (オフィスエムツー/佐枝せつこ)
『独女は正しい敬語を使っているだろうか?』より
デンマンさん。。。今日も敬語の使い方ですか?
いや、違いますよ。たまたま敬語を持ち出したけれど、本当に話したいことは敬語のことではないのですよう。うへへへへ。。。
そのヤ~らしい笑い方は、またあたしをエロい女にして晒すような、嫌~な予感がしてきましたわ。
そんなに神経質にならないでくださいよう。
でも、タイトルからして嫌な予感がしますわ。
今日は久しぶりにレンゲさんと清水君のことを話そうと思うのですよ。
でも、今日のテーマは敬語でしょう?
確かに敬語のことも上で引用しましたからね、敬語と全く関係ない、と言う訳ではありません。関係ありますよう。でも、反面教師的に関係あると言うだけですよう。
どう言う事ですか?
敬語は、もちろん大切だと考えている人は日本には多いかもしれません。でも、僕はもう上で引用した、独女が使うような敬語なんて使っていません。そのような敬語をもう30年近く聞いたこともありません。
つまり、デンマンさんは、敬語を気にしない人なのですわね?
英語圏で20年暮らしてみてくださいよう。僕の経験では、敬語は人間関係を豊かにするようには思えないのですよう。僕にとって敬語はわずらわしいだけです。
それで、今日のタイトルは『敬語とイクこと』になっていますが、どうして敬語とイクことが関係あるのですか?
その事を分かりやすく説明するためにレンゲさんと清水君のことを話したいと思っているのですよう。
どのような事ですか?
かつて、レンゲさんと次のように語り合ったのですよう。覚えていますか?
文法の事など気にせずに
メンタルブロックと言うのは、何もレンゲさんが“イケない”事の原因だけではないのですよ。例えば、「あたしは性格的に英語を話せないのではないだろうか?」と思い込んでいる人が居るかもしれませんよ。それもメンタルブロックなんですよ。誰だって話せるようになる。。。考えてみてくださいよう。アメリカやイギリスで生まれた人は誰でも英語を話している。
それは。。。、それは、その人たちがアメリカやイギリスで生まれたからですわ。
しかし、僕は日本で生まれ育ったけれど、もう20年以上も海外で英語を使いながら生活していますよ。
それは、デンマンさんが特別だからですわ。
特別ではありませんよゥ。あのねぇ~、現在、日本国籍を持っている人で海外で生活している人が60万人以上居るのですよゥ。3ヶ月未満の短期滞在を含めれば100万人以上になるでしょう。つまり、その人たちは僕を含めて海外で外国語をしゃべって生活しているのですよ。だから、性格的に外国語が身につかないとか、能力がないから外国語がしゃべれないとか。。。、そう言う理由をこね回して外国語ができないと思い込んでいる人は、正に、メンタルブロックによって無意識にそう思い込んでいるだけですよ。
そうでしょうか?
そうですよう。レンゲさんだって結構、英語をしゃべるでしょう?
それ程ではありしませんわぁ~。
そう謙遜しなくてもいいですよ。レンゲさんはねぇ~、メキシコ人と間違われるくらいにブロークンの英語でもしゃべりまくりますからねぇ~。。。僕は呆れて聞いていたことがあるのですよゥ。。。
そうだったのですか?。。。デンマンさんは。。。デンマンさんは、呆れていたのですか?
だから、語学と言うのは文法を気にしていたらしゃべれないんですよ。レンゲさんのように、ブロークンだろうが何だろうがベラベラしゃべりまくらないと外国語は、なかなか上達しないのですよ。
あたしの英語はそれ程ブロークンですか?
ほら。。。ほらぁ~。。。そうやって、文法のことを気にし始めると、気になってしまい、それがメンタルブロックになるのですよねぇ~。。。僕の言おうとしていることが分かるでしょう?。。。ブロークンだと言われようが、間違っていると言われようが、ちょうど言葉をしゃべり始めた幼児のようにしゃべりまくる必要があるのですよ。幼児は、文法など全く気にせずにべらべらしゃべりまくるでしょう?
ええ。。。言われてみれば、そうですわねぇ。
だから、幼児がしゃべり始めると、あれよあれよと思っているうちに言葉を覚えるのですよ。文法の事など気にせずにしゃべりまくるのがいいのですよ。同じ事がレンゲさんと清水君の関係にも言えるのですよ。
同じ事って、どう言う事ですの?
レンゲさんは清水君に抱かれる時に“淫乱な女”であると思われないようにしている。レンゲさんは清水君に“性的に無軌道で手に負えない女”と思われることがイヤなのですよ。いわば、清水君の前では文法どおりに英語を話そうとしているようなものですよ。
そうでしょうか?
だって、そうでしょう!?。。。レンゲさんは坂田さんに抱かれる時には自由奔放な女になってイキまくるのですよゥ。んもお~~
そうやって。。。そうやって。。。世界のネット市民の皆様の前で、デンマンさんは、またあたしを“エロい女”にして晒そうとなさるのですかア?
やだなあああぁ~、違いますよう!僕はレンゲさんと清水君が幸せになって欲しいと思っているのですよ。だから、そのためには、例え、世界のネット市民の皆様に“エロい女”に思われようが、なんと思われようが気にする事は無いのですよ。要は、メンタルブロックを打ち破って清水君の前でも自由奔放な女になればいいのですよ。ちょうど、レンゲさんが坂田さんに抱かれる時のように。。。
でも。。。でも。。。そんなに簡単に割り切って洋ちゃんの前で乱れるなんてできしませんわあああぁ~。
分かりますよゥ。誰だって、そう言うことってあるのですよ。先生の前では言えない事でも友達の前では言える。先生には話せても両親には話せない事もある。ちょうどそれと同じように清水君に抱かれる時には、坂田さんに抱かれる時のように自由奔放に乱れられない。そう言うレンゲさんの気持ちも僕には分かりますよ。でもねぇ、それがメンタルブロックですよゥ。僕の言おうとしていることが分かりますか?
ちょこっとだけ分かりますわぁ。
だったら。。。清水君の前でも自由奔放な女になったらどうですか?
急に手のひらを返したように変われませんわア。
だから、とこしえの愛を持ち続けるためにも、清水君に宣言するのですよう。
どのようにですのォ。。。?
だから、“今日から自由奔放な女になりますのでよろしくお願いしま~♪~す”。。。そう言うのですよう。
アホくさあああぁ~。。。あたしには。。。あたしには。。。卑弥子さんが言うような事を、よう言えしませんわあああぁ~
『とこしえの愛 (2008年2月3日)』より
何でもそうだけれど、規則のようなものを気にし過ぎてしまうとダメなものですよ。例えば、外国語を話す場合、文法を気にして、このようなことを話すと笑われてしまうのでは。。。?オツムが足りないと思われてしまうのでは。。。?恥をかくことになってしまうのではないだろうか?。。。こういう事をいろいろ考え始めると、外国語を話す勇気がなくなってしまうのですよ。
つまり、文法などあまり気にする事は無いのですか?
そうですよ。実際、レンゲさんが英語を話すときには、文法の事など気にしないでブロークンながら、べらべらしゃべっていますよ。
つまり、敬語も文法のようにあまり気にしすぎると、かえって滑らかに会話が進まないとおっしゃるのですか?
そうですよ。それは寝室での“愛のエチケット”にも当てはまる事ですよ。レンゲさんは坂田さんと愛し合うときには、坂田さんからどう思われるかをほとんど気にしていないのですよう。だから自由奔放に坂田さんとは愛し合える。でも、清水君とは、そのように自由奔放になれない。
どうしてでしょうか?
だから、清水君に“下つき”と言われたからですよう。“下つき”の女は“淫乱な女”で“性的に無軌道で手に負えない女”だという「性の俗説」がある。レンゲさんはその事が気になって、清水君の前では自由奔放に振る舞えないのですよう。つまり、レンゲさんは自由奔放になる前にブレーキをかけてしまう。
それで、あたしは洋ちゃんと愛し合う時にはイケない、とデンマンさんはおっしゃるのですか?